Craif、マイクロRNA解析における微生物の影響に関する研究成果をAPBJC2024(Asia&Pacific Bioinformatics Joint Conference)にて発表
Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、APBJC2024(Asia&Pacific Bioinformatics Joint Conference)にて、研究成果「ヒトの尿中マイクロRNAのNGSデータ解析における微生物群が及ぼす影響」を発表したことをお知らせいたします。Craifは今後も、がんの予防・早期発見に向けた新しい取り組みを広く届けることで、当社のミッションである“人々が天寿を全うする社会の実現”に挑戦してまいります。
■研究成果のポイント
・ヒト由来マイクロRNAと微生物ゲノムの相同性
マイクロRNAは短い配列であるため、ヒトマイクロRNAの一部は微生物ゲノムと同一の配列を有することがあります。
・尿由来マイクロRNAのミスマッピング
尿で観察されるヒト由来マイクロRNAでは4種類のマイクロRNA(hsa-miR-574-5p, hsa-miR-16-5p, hsa-miR-324-3p, and hsa-miR-6724-5p)が微生物ゲノムと同一の配列を有します。これらマイクロRNAはがんの発生や進行に関連するため、正確な定量は非常に重要です。最適されていないマッピングアルゴリズムでは、これらマイクロRNAが微生物にマッピングされるため、マイクロRNAの存在量が過小評価されます。
・解析プロセスの提案
尿中マイクロRNAが非侵襲的がん診断の有望なバイオマーカーとして注目される中で、我々は微生物のコンタミネーションの有無に関わらず、真のがん由来マイクロRNAを正確に測定するマイクロRNAデータ解析パイプラインを提案しました。
■APBJC2024について
・開催期間:2024年10月22日(火)~2024年10月25日(金)
・開催地:NAHA CULTURAL ARTS THEATER NAHArt (沖縄県)
・公式ホームページ:https://www.apbjc.asia/
■ Craifについて
Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifはNANO IP®︎を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設立:2018年5月
資本金:1億円(2024年3月1日現在)
事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、尿がん検査「マイシグナルシリーズ」の提供
本社:東京都文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F
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- 経営情報
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- 医薬・製薬フィットネス・ヘルスケア
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