原作:綿矢りさ(芥川賞作家)×新コメディエンヌ松岡茉優 『勝手にふるえてろ』 若手演技派女優・松岡茉優 映画初主演! 恋愛ド素人OLを熱演!暴走する恋をリアルに、イタく、キュートに描く、痛快コメディ
メ~テレ(名古屋テレビ放送)が株式会社ホリプロと共同幹事で製作する、松岡茉優さんが初主演を務める映画『勝手にふるえてろ』(大九明子監督)の情報を解禁いたします。
【イントロダクション】
本作の原作『勝手にふるえてろ』は、01年に『インストール』でデビュー、『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞した作家・綿矢りさによる同名小説。微妙な年頃の女性の行き場のない感情をリアルに描き、高い評価を受けています。そして今回主演を務めるのは、『ちはやふる上の句』、『ちはやふる下の句』で高い演技が評価され、本作で映画初主演となる女優・松岡茉優。役どころは、絶滅した動物が好き過ぎて、アンモナイトの化石についてネットで調べていたら気づくと朝になっていたり、中学時代の初恋の相手との過去を思い出しては、胸をトキめかせる、ちょっと変わった恋愛ド素人OLのヨシカ。理想と現実を行き来しながら、正直で悪意に満ちた本音をとりとめもなく吐き出しながらも、どこか憎めない不器用すぎる女子を、リアルに、時にイタく、キュートに演じ切り、コメディエンヌとしての新たな才能を開花させました。そして、本作のメガホンを取ったのは、『恋するマドリ』(07)、『東京女子無印物語』(12)、『でーれーガールズ』(15)などで、現代の女性のリアルをかつ優しい視線で描いてきた大九明子監督。24歳まで恋愛経験ゼロの遅咲きな主人公・ヨシカが繰り広げる、悩んでは傷つき、暴走する恋の行方を、誰しもが最後まで応援したくなる痛快コメディの誕生です。
【あらすじ】
私には彼氏が2人いる──中学時代からの片思いの相手イチと、突然告白してきた暑苦しい同期のニ。
「人生初告られた!」とテンションがあがるも、イマイチ、ニとの関係に乗り切れないヨシカ。一方で、「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこうと思ったんです」という奇妙な動機から、中学時代からひきずっていた片思いの相手・イチに会ってみようと、ありえない嘘をついて同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが・・・。 “脳内の片思い”と“リアルな恋愛”。同時進行で進むふたつの恋の行方は?
原作:綿矢りさ著『勝手にふるえてろ』文春文庫刊
監督・脚本:大九明子
主演:松岡茉優
製作幹事:メ~テレ ホリプロ
配給:ファントム・フィルム
◆主演:松岡茉優さんコメント
原作を拝読した時、ヨシカの気持ちが暴れ放題のモノローグがあまりにも気持ち良くて、映像になったらどうなるんだろうと色々想像しておりましたが、大九監督の脚本が上がってびっくり。大胆でファニーなアレンジにわくわくしました。たくさんの人の肩を叩けますように。たくさんの人が人を愛おしく見つめてくれますように。
◆原作:綿矢りささんコメント
気取った恋愛は書かないぞと決めて書き出した本作。情けなくも自分の信じるロマンに身も心も没頭する主人公が脚本にも受け継がれていて嬉しかった。映画撮影にもお邪魔したが、リアリティーと遊び心が絶妙に混ざりあった作品作りの雰囲気が伝わってきた。
◆監督・脚本:大九明子さんコメント
原作の切れ味の良い文体に惹かれました。文体の魅力を映像にするのは非常に困難でしたが、自分の見たい映画を作ることができました。ひとりよがりなヨシカには親友がいてはならないと思ったので、ヨシカをどう孤独に描くかを、常に意識しながら撮りました。松岡茉優さんは、彼女が18歳で出会った時から完璧に、『松岡茉優』でした。わたくしすっかり甘えております。松岡さんとは3本目。無茶な脚本を渡しても一緒に闘ってくれるという安心感もありました。ヨシカは自分だ、と、ある特定数の女たちは思ってくれると信じています。40代の私の中にもいつも、遠慮がちにヨシカがいます。ヨシカ的な人たちにとって、大事な映画になってくれたら嬉しいです。
◆撮影期間: 2016年 12/10~12/30
◆公式サイト: http://furuetero-movie.com/
2017年、全国公開
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