「ICT機器を活用した鳥害対策の有効性確認」のトライアルを開始

越谷市（市長　福田　晃）、株式会社CrowLab（代表取締役　塚原　直樹　以下「CrowLab社」）、東京電力パワーグリッド株式会社　川口支社（川口支社長　渡部　恵美　以下「東京電力パワーグリッド」）、東日本電信電話株式会社　埼玉南支店（埼玉南支店長　花石　啓介　以下「NTT東日本」）は、越谷市内のカラスによる被害を減らし、住環境における地域課題を解決していくため、ICT技術等を活用した有効性確認の4者連携トライアルを開始することから、2022年7月14日に、協定を締結いたしました。今後は、本協定に基づき地域課題の改善に向け、取り組みを推進してまいります。

１． 本取り組みの背景と目的
越谷市の北越谷駅周辺はカラスのねぐらのひとつとなっており、糞害等により住環境の悪化が大きな問題となっていたため、昨年度からカラスの専門家であるCrowLab社の支援を受け、鳥害対策を行ってきました。このたび、SDGsのゴールの一つである「住み続けられるまちづくりを」を目的として、更なる効果の向上および対策稼働の削減に向け、ICT技術及び電柱を活用した対策を試験的に取り組むこととなりました。

２． 取り組み内容
カラスが集結・ねぐらとする北越谷駅周辺で、遠隔地からのICT技術を利用した警戒音声により、カラスの飛散（分散）等を目指します。スピーカをはじめとした機器を電柱に設置し、実施エリアの拡大やセキュリティ対策を考慮したICT装置・制御ネットワークを構築します。

３． 役割分担
越谷市：
地域住民対応、発生装置制御・運用モニタリング

CrowLab社：
カラス対策ノウハウ提供（追い払いプラン策定、音声ファイル）運用モニタリング、当該実証実験の有効性検証、レポート

東京電力パワーグリッド：
ICT装置・通信装置設置場所の検討（電柱）設置（変更含む）および撤去対応
ICT装置・通信装置の現地故障対応

NTT東日本：
ICT装置・通信手段等の選定、システム設計・構築
ICT装置・通信装置設置場所の検討（電柱）設置（変更含む）および撤去対応
ICT装置および通信の運転監視・故障対応、監視カメラ制御・対応記録
ICT装置等の運用レポート

４． 実施期間
2022年7月14日　から　2022年11月30日

５． ICT装置・制御ネットワークの構成

《協定式当日の模様》