Broadcom、ネットワークコンバージェンスを実現し、接続性を変革するVeloSkyを発表

通信事業者向けに強化された固定無線アクセスソリューションとして、AIに最適化されたパフォーマンス、シームレスな可用性、統合セキュリティを提供

ヴイエムウェア株式会社

*本内容は、2025年3月4日(スペイン時間)にBroadcomが発表した報道資料の抄訳版です。

Broadcom Inc.(NASDAQ: AVGO)は、通信事業者(CSP)向けの統合ネットワーキングソリューションのVeloSkyを発表しました。VeloSkyにより、通信事業者は単一のアプライアンスを通じて、光ファイバー、携帯電話網、衛星の各ネットワークを統合した接続性を提供できます。VeloSkyは、通信事業者による5Gおよび衛星サービスの導入/活用を促進し、新たな収入源の確保、ビジネスモデルの多様化を支援します。また、エンタープライズネットワークでこれまでにない可視化や優先順位付け、自動化を実現するVeloRAIN(Robust AI Networking)のアーキテクチャ上に構築される新たなソリューションであり、運用の効率化と優れたユーザ体験を実現します。

Broadcom Inc. VeloCloud部門 上級副社長兼ゼネラルマネージャ、サンジェイ・ウパール(Sanjay Uppal)コメント:

「VeloSkyは、ネットワークコンバージェンスの劇的な飛躍を象徴するソリューションです。通信事業者は、多様なネットワーク基盤をAIに最適化された単一のプラットフォームに統合し、運用の簡素化や迅速な収益化を実現するだけでなく、顧客企業に差別化されたプレミアムサービスを提供できます」

 

統合ソリューションで市場の課題に対応

企業は低遅延、広帯域幅、堅牢なセキュリティが必要とされるアプリケーションに依存する傾向を強めています。しかし、通信事業者は、企業が求めるシームレスな接続性、セキュリティ、利用体験に応えるうえで、特に5G、光ファイバー、衛星などの多様な基盤を必要とする環境で、大きな課題に直面しています。

VeloSkyは有線と無線のネットワークを統合した単一のソリューションとして、さまざまな課題に対応します。

  • ビジネスクリティカルなトラフィックの優先順位付け:1つの有線接続と1つの無線接続、2種類の無線接続、あるいは無線接続のみなど、顧客がネットワーク環境を問わず重要なトラフィックの優先順位付けを行えるようにし、最適なアプリケーションの利用体験を実現します。また、Dynamic Multipath Optimization(DMPO)の実装により、リアルタイムのパフォーマンス指標に基づいてトラフィックを誘導し、アプリケーションの効率的な実行を支援します。

  • 帯域幅管理:Dynamic Application-Based Slicing(DABS)を活用して帯域幅を動的に割り当て、重要なアプリケーションに優先順位を付けます。また、移動体通信事業者(MNO)の業界標準を利用したネットワークスライシングにより、ネットワーク混雑時も信頼性の高いパフォーマンスを保証します。

  • 包括的なセキュリティ機能:侵入検知/防御、URLフィルタリング、L4-7アプリケーション認識型ステートフルインスペクション、悪意のあるIPのフィルタリング、トラフィックセグメンテーションなどのツールからなる、セキュリティ上の脅威から集中的かつスケーラブルな保護するEnhanced Firewall Service(EFS)を実装しています。これにより外部のレガシーファイアウォールを利用することなく、包括的なセキュリティが実現します。

  • 運用の簡素化:ネットワークおよびセキュリティの可視化と制御を一体化した統合プラットフォームにより、運用の複雑さ、時間、コストを削減できます。

 

VeloSkyは多様なネットワークタイプの統合/管理を簡素化し、通信事業者の価値/運用効率を向上します。

 

VeloSkyで複数のネットワーク管理を簡素化

VeloSkyは完全統合型プラットフォームとして、単一の管理プレーン内で有線ネットワークと無線ネットワークをシームレスに統合します。高度なネットワーキングとセキュリティサービスを組み合わせたアーキテクチャにより、顧客にネットワークを保護しながら、アプリケーションのパフォーマンスを最適化するツールを提供します。VeloSkyは、通信事業者のネットワーク用として設計され、ネットワークと緊密に統合できます。またプラットフォームとして、VeloSkyは有線接続、5G固定無線アクセス、衛星接続をサポートします。有線と無線のネットワークを統合するため、接続タイプに応じたハードウェア機器が不要です。さらに、光ファイバー、固定無線アクセス、衛星を統合した単一のコンソールを使用して、ゼロタッチプロビジョニングや監視、可視化、トラブルシューティングを行えます。これによりネットワーク管理が簡素化され、効率を向上し、コストを削減しながらすべてのユーザにシームレスな接続性を提供できます。

 

通信事業者は業務効率化、接続性向上を支援するツールを備えたVeloSkyの活用により、セキュアでスケーラブルかつ信頼性の高いソリューションを求める企業の要求に対応し、進化し続ける今日のデジタル環境で競争力と革新性を維持できます。VeloSkyは、本日より提供が開始されます。

 

賛同企業からのコメント

MetTel 最高技術責任者(CTO)エディー・フォックス(Eddie Fox)氏のコメント:

「MetTelは、多様な環境にわたるシームレスで高性能な接続性を求める企業の間で、ネットワークコンバージェンスに対する需要が高まっていることを認識しています。多くの企業でAI駆動のアプリや分散型ワークロードが活用されるようになり、光ファイバー、5G、衛星への統合的な接続ニーズがこれまでにないほど高まっています。VeloSkyは、AIに最適化された統合プラットフォームであり、より高い信頼性、セキュリティの強化、業務効率の向上を実現します」

 

Vodafone Business プロダクト/インターナショナル部門 ディレクター ファナン・エンリケス(Fanan Henriques)氏

「Vodafone Businessは、企業がAIを含む高度なアプリを導入できる固定無線アクセスにこそ変革を起こす可能性があると考えています。BroadcomのVeloSkyは、私たちのコンバージドコネクティビティ計画に合致するソリューションであり、私たちがセキュアで高性能かつ復元性に優れた『network as a service(サービスとしてのネットワーク)』ソリューションを提供し、変化し続ける企業のニーズに対応できる可能性をもたらします」

 

STL Partners コンサルティングディレクター 兼 エッジプラクティスリード ティリー・ギルバート(Tilly Gilbert)氏

「通信事業者は、ネットワークスライシングやプライベートネットワークのような技術に投資して企業向けビジネスの拡大を図っていますが、これらのソリューションを活用できない中核的な企業顧客の存在を見過ごしてはなりません。多くの企業は信頼性を重視しており、シームレスなコンバージドコネクティビティは信頼性の強化だけでなく、より魅力的で説得力のある提案を可能にします。通信事業者は、多大なコスト負担を伴うことなくトラフィックの優先順位付けなどの動的なネットワーキング機能を実現できるため、自社のコアコネクティビティを強化しながら、顧客のロイヤルティと価値を高められます」

Broadcomについて

 Broadcom Inc.(NASDAQ: AVGO)は、半導体から企業向けソフトウェア、セキュリティ ソリューションまで幅広く設計、開発、提供するするグローバル テクノロジ リーダーです。Broadcom の製品ポートフォリオは、クラウド、データ センター、ネットワーキング、ブロードバンド、ワイヤレス、ストレージ、産業、企業ソフトウェアなど、重要な市場分野にわたります。またソリューションには、サービス プロバイダーや企業のネットワーキングおよびストレージ、モバイル デバイスおよびブロードバンド接続、メインフレーム、サイバーセキュリティ、プライベートおよびハイブリッド クラウド インフラストラクチャなどが含まれます。Broadcomは、米国デラウェア州に設立され、カリフォルニア州パロアルトに本社を置いています。Broadcomの詳細はwww.broadcom.com をご覧ください。


会社概要

ヴイエムウェア株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝浦3-1-1 田町ステーションタワー N 18階
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代表者名
山内 光
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設立
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