オムロン株式会社によるiCARE全株式の取得に関するお知らせ

株式会社iCARE（本社: 東京都品川区、代表取締役CEO: 山田洋太）は、オムロン株式会社（本社：京都市下京区、代表取締役社長 CEO：辻永順太、以下オムロン社）が、当社の全ての株式を取得する株式譲渡契約を当社の全株主と締結したことをお知らせします。

2024年7月の資本業務提携から一歩進んだ今回のグループインにより、iCAREの経営・事業運営の独立性は維持したまま、オムロン社の持つヘルスケア領域における世界的な技術力やデータソリューションの知見を獲得します。これにより、iCAREがパーパスとして掲げる「働くひとの健康を世界中に創る」の実現をこれまで以上に力強く推進してまいります。

本株式取得の背景・目的

世界では年間約293万人*¹の労働者が、働くことによる事故や疾病で亡くなっています。日本においても例外ではなく、企業が従業員の健康へ関心を高めている一方で、働き方の多様化も相まって仕事が原因で心身の健康を損なう現実は未だに発生しつづけています。

私たちiCAREは、この根深い社会課題を解決するため、2011年の創業以来「働くひとの健康」という一点に集中し、企業による健康課題の解決（カンパニーケア）を支援してまいりました。

しかし、個社ごとの支援だけでは社会全体の課題解決に至るには限界があります。この取り組みを大きなうねりとするため、オムロン社とのより強固なパートナーシップを築くという決断に至りました。iCAREが培ってきた産業保健の専門性やサービス開発力と、オムロン社が持つ世界レベルの事業基盤を掛け合わせることで、働くひとの健康を創る予防インフラを、より広く、より確かなものとして社会に実装できると確信しています。

*¹ILO「A call for safer and healthier working environments（2023）」による集計

今後の取り組み

2024年7月の資本業務提携により、iCAREとオムロン社コーポレートヘルス事業部は、データに基づいた健康課題の特定・改善・見直しを行うことで企業の生産性向上に寄与するサービスを共同開発しています。今回のグループインにより、両社の知見を活用した新サービスの開発を加速させ、2026年度のサービス提供開始を目指します。

また、iCAREの主力サービスである「Carely」は、健康管理クラウドにとどまらずサービス領域を拡大しており、健康データと専門的知見を組み合わせたソリューションサービスとして大手企業への導入が拡大しております。今後、オムロングループの事業基盤を活用することで売上・利益のさらなる成長を目指してまいります。

新役員体制

本株式取得が完了する2025年10月1日（予定）開催の臨時株主総会を以て、以下の役員体制とする予定です。

　　代表取締役CEO : 山田　洋太
　　取締役 : 石原　英貴（オムロン株式会社 執行役員常務 データソリューション事業本部長）
　　取締役 : 酒井　青良（オムロン株式会社 データソリューション事業本部 コーポレートヘルス事業部長）

なお、代表取締役CEOの山田を含む現経営陣は引き続き事業執行の中核を担い、iCAREの継続的な成長を牽引してまいります。

株式会社iCAREについて

「働くひとの健康を世界中に創る」というパーパスを掲げ、現役の産業医である代表山田が2011年に創業。働くひとの健康づくりのプロフェッショナルカンパニーとして、法人向けに産業保健・健康経営*²のソリューションサービス「Carely（ケアリィ）」を提供しています。詳細については https://www.icare-carely.co.jp をご参照ください。

*²「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

オムロン株式会社について

オムロン株式会社は、独自の「センシング＆コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、ヘルスケア、社会システム、電子部品、そしてこれらの事業をつうじて取得した多種多様なデータを活用したデータソリューション事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、現在では全世界で約2.7万人の社員を擁し、130ヶ国以上で商品・サービスを提供し、よりよい社会づくりに貢献しています。詳細については、 https://www.omron.com/jp/ja/ をご参照ください。

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【本件に関する問い合わせ】

株式会社iCARE　広報担当
お問い合わせ窓口: https://www.icare-carely.co.jp/contact