日本・シンガポール共同制作ドラマ『ムーンケーキ』(TBSにて12月24日午後4時~4時56分放送)の制作発表で大塚シノブ、チー・ユーウー、プリシリア・チャンが国境を越えた絆が生まれた本作品をPR!

株式会社TBSテレビ

12月24日土曜午後4:00~4:56放送の日本・シンガポール共同制作ドラマ『ムーンケーキ』の制作発表会見が、12月6日、シンガポール大使館で行われた。

このドラマは、TBSテレビと、シンガポールの総合メディア企業・メディアコープの共同制作による業務提携第一弾の作品となる。
会見には、貴島誠一郎プロデューサー、武藤淳ディレクター、主演の大塚シノブ、チー・ユーウー、そしてプリシリア・チャンが出席した。

このドラマは、貴島誠一郎プロデュースによる、2002年に放送された日韓共同制作ドラマ『フレンズ』に続く、国際共同制作ドラマ第2弾となる。尚、『ムーンケーキ』の中国語のタイトル『朋友(ポンユー)』は、「友人、友達」を意味するという。

貴島プロデューサーは、「サッカーワールドカップが日韓共催された2002年に『フレンズ』を制作し、2003年に、『冬のソナタ』が日本で大ヒットしました。
最近では韓国に押されっぱなしのドラマ界ではありますが、大塚シノブさんという語学が堪能な、チャレンジ精神あふれる女優さんと、シンガポールの俳優さん達と一緒に、2011年にドラマを制作するという新しい試みが実現しました。この作品は、3月11日に起こった東日本大震災に際して、翌3月12日に、シンガポールの災害救助隊「DART」の皆さんが、救助に駆けつけて下さったことへの感謝の意も込めています。日本のTBSと、シンガポールのメディアコープ、手に手をたずさえて、アジアのドラマ界をこのタッグチームで席巻したいと思っています。」と力強くコメントした。

武藤ディレクターは、「このドラマは、シンガポール人と日本人が、心をひとつにして、言葉が通じないときも、魂をぶつけあいながら作った作品です。ドラマの内容的にも、現場的にも、色々な意味で、絆のドラマが生まれたと思っています。この作品で出来た仲間達は、僕の中で宝物だと思っています。異国間で、ドラマを共同制作することの意義を強く感じていますし、これからも、このような作品が増えていき、沢山の人々の間に、絆が生まれていってほしいと思っています。」とコメント。

主演の川久保美月役を演じた大塚シノブは、日本語、中国語、英語を操るトライリンガルで、中国でも活躍している。大塚は、堪能な中国語で挨拶をした後、「今回、日本とシンガポールの初の共同制作ドラマということで、TBSとメディアコープのスタッフの皆さんが、大事にあたためてこられた作品に、このような形で参加することができて、とても嬉しく思います。私が演じる川久保美月と、チー・ユーウーさん演じるタン・ジュンロンの国境を越えたラブストーリーですが、今回、東日本大震災が背景にあるということで、家族の絆についても考えていただける作品になっていると思います。この作品を通じて、クリスマスイヴ、大切な人との絆について考えていただければと思います」とコメント。

主演のタン・ジュンロンを演じた、チー・ユーウーはシンガポールを代表する実力派俳優。「今回の作品は、言葉が全く違う二つの国の人たちが初めて一緒に仕事するということで、最初は心配でしたが、撮影初日に、一番大切なもの、信頼関係を感じることができました。シンガポールと日本の初のドラマのコラボレーションを通じて、ドラマを超えて友達ができたことを嬉しく思います。初めて日本に来た6年前は、一人で街をぶらぶら歩いていましたけれども、今回沢山の友達に囲まれているということをとても幸運に思います。次に日本にまた来ることがありましたら、再会を楽しみにしています。」

同じくシンガポールで活躍中の女優、プリシリア・チャンは、一生懸命練習したという日本語でも挨拶し、「今回は、TBSとメディアコープの共同制作ドラマに参加させていただいて光栄に思っております。『ムーンケーキ』に象徴されている友情は、色々なチャレンジを全て乗り越えて生まれた強い友情だと思います。TBSとメディアコープのみならず、シンガポールと日本のコラボレーションがこれからも続くことを願っています。」とコメント。
尚、今回のドラマで災害救助隊員を演じたチー・ユーウーは、『ムーンケーキ』への出演を通じて東日本大震災の被災地の復興を応援したいという思いが強まったことがきっかけとなり、俳優自らがリポーターとして出演する、シンガポールでは異例のドキュメンタリー番組の制作も決定した。タイトルは『Mooncake - Qi Yu Wu visits Sendai(朋友-玉武探訪仙台)』。この番組は、シンガポール国内で、ドラマの放送と共に12月25日に放送する(日本での放送は未定)。シンガポールのメディアコープと東北放送(TBC)の共同制作で、TBSが番組制作をサポートする。

チー・ユーウーは、津波で住宅の7割が流され甚大な被害を受けた南三陸町などを回り、被災地の現状を伝える。このほか仙台に住むシンガポール出身の英語教師との対談や、ようやく操業が再開されたビール工場、さらに活気が戻り始めている松島など観光地の状況など復興の進捗状況もレポートする。被災地の復興、元気な日本をアピールすることにより、海外からの観光客誘致キャンペーン「VISIT JAPAN」とも連動させる。


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設立
2000年03月