HPE、NVIDIAと共に展開する次世代AIファクトリーおよびスーパーコンピューティングの進化を発表

新しいコンピュートおよびネットワーキング製品、フルスタックのソフトウェアとサービスにより、サービスプロバイダー、ソブリン組織、研究機関、大手企業におけるAI導入を加速

HPE

  • HPEは、NVIDIA Vera CPU コンピュートブレードを他に先駆けて提供するとともに、NVIDIA QuantumX800 InfiniBand ネットワーキングをリーダーシップクラスの HPE Cray スーパーコンピュータに追加

  • HPE AI Factory ポートフォリオはNVIDIA Vera Rubin および NVIDIA Blackwell プラットフォーム対応により、一段と強化された性能をサービスプロバイダーやソブリン組織向けに提供

  • 新規の追加 - NVIDIA Cloud Partner 認定取得、NVIDIA マルチインスタンスGPU によるマルチテナンシー対応、NVIDIA Mission Control のサポート、NVIDIA のソフトウェアと組み合わせた Red Hatのサポートも追加

HPEは本日、大規模なAIファクトリーおよびスーパーコンピュータに特化したNVIDIA AI Computing by HPEポートフォリオにおける重要なイノベーションを発表しました。これにより、お客様はAIのスケールと効率的な導入を実現し、インサイトを得るまでの時間(Time-to-Insight)の短縮が可能になります。NVIDIAとの共同設計による本フルスタックAIソリューションは、大規模環境やソブリン環境向けに設計されており、コンピュート、GPU、ネットワーキング、液冷、ソフトウェア、サービスを緊密に統合しています。HPEのAIインフラストラクチャーおよびNVIDIAを採用したHPE AIファクトリーは、アルゴンヌ国立研究所、HLRS、Hudson River Trading(HRT)、韓国科学技術情報研究院(KISTI)などの企業や研究機関において採用され、イノベーションの加速に貢献しています。

業界最先端のHPEスーパーコンピューティングプラットフォームでNVIDIAのAIソリューションを提供

研究機関、ソブリン組織、大手企業において、従来のHPCワークロードの高度化に向けてAIの導入が急速に進んでいます。科学的発見の飛躍的な加速を目指す組織のニーズに応えるべく、HPEは、AIとHPCが融合する時代を見据えて設計した第2世代エクサスケールスーパーコンピューティングプラットフォームであるHPE Cray Supercomputing GX5000上で、以下のNVIDIA製品を提供します。

  • NVIDIA Vera CPU を搭載したコンピュートブレード

    次世代スーパーコンピューティングソリューションのラインナップに液冷対応のNVIDIAコンピュートブレードオプションを新たに追加します。HPE Cray Supercomputing GX240 コンピュートブレードは、最大16基のNVIDIA Vera CPUを搭載し、高度な要件が求められるAIコンピュートワークロードに対応するよう設計されています。GX240は、NVIDIA Veraプラットフォームにおいて業界最高水準の高密度*1を実現し、1ラックあたり最大40ブレード、640基のNVIDIA Vera CPU、56,320のNVIDIA Olympus Arm互換コアへとスケール可能です。

  • 高性能ネットワーキングオプションの選択肢を拡大

    大規模システム向けに最適化されたネットワーキングオプションにNVIDIA Quantum‑X800 InfiniBandが加わりました。HPE Cray Supercomputing GX5000 に対応する NVIDIA Quantum‑X800 InfiniBand スイッチは、ポートあたり 800 Gb/s の接続を 144 ポートで提供し、低電力リンクステートや電力プロファイリングなどの省電力機能を備えています。

HPEのHPC & AI Infrastructure Solutions担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるトリッシュ・ダムクローガー(Trish Damkroger)は次のように述べています。
「世界有数のエクサスケールスーパーコンピュータ3機を構築してきたHPEは、最先端のAIワークロードと従来のHPCを融合し、科学的ブレークスルーを加速するイノベーションの最前線に立っています。NVIDIAとの継続的な協業により、高性能かつ高密度なコンピューティングを提供し、お客様が医療、ライフサイエンス、エンジニアリング、製造などの分野で新たな可能性の創出を加速できるよう支援します」

NVIDIAと共同設計したHPE AI Factoryを大規模環境およびソブリン環境向けに強化

高い評価を受けているスーパーコンピューティングプラットフォーム*2の強化に加え、HPEは、NVIDIA Vera Rubin プラットフォームおよび NVIDIA Blackwell アーキテクチャを採用し、サービスプロバイダー、ソブリン組織、大手企業に向けたHPE AI Factory ポートフォリオのさらなる強化を推進しています。

  • neo‑cloud 向け大規模AI導入をサポート

    HPEは、兆パラメータ規模の最先端モデルに対応するよう設計されたフラッグシップAIシステムである、次世代の NVIDIA Vera Rubin NVL72 by HPE ラックスケールシステムを発表しました。本システムは、neo‑cloud 向けに設計されており、36基の NVIDIA Vera CPU、72基の NVIDIA Rubin GPU、第6世代 NVIDIA NVLinkスケールアップネットワーキング、NVIDIA ConnectX‑9 SuperNICNVIDIA BlueField‑4 DPUに加え、HPEの液冷技術、サービス、データセンター設計に関する知見*3を結集し、大規模AIの円滑な導入を後押しします。

  • AIモデルのトレーニングおよび推論向け高密度GPUサーバー

    HPE Compute XD700は、Open Compute Project(OCP)に着想を得て*4設計し、NVIDIA HGX Rubin NVL8 を採用した、新しいAIサーバーです。本システムは、ラックあたりのGPU密度を高めるとともに、省スペース化、省電力、優れた冷却を実現することで、AIのトレーニングおよび推論のスループット向上に寄与するよう設計されています。

    XD700サーバーの各ラックは、最大128基の Rubin GPU をサポートし、前世代と比較*5して2倍のGPU密度を実現します。

  • AIモデルのトレーニングおよび推論向け高密度GPUサーバー

    HPE Compute XD700は、Open Compute Project(OCP)に着想を得て設計されたNVIDIA HGX Rubin NVL8 をベースとする新しいAIサーバーです。本システムは、ラックあたりのGPU密度を高めるとともに、設置スペース、電力、冷却にかかるコストを削減しながら、AIのトレーニングおよび推論のスループットを向上させるよう設計されています。XD700サーバーの各ラックは、最大128基の Rubin GPU をサポートし、前世代と比較して2倍のGPU密度を実現します。

  • NVIDIA Blackwell対応を拡充

    NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPU は、HPEのすべてのAIファクトリーで新たに利用可能になりました。

これらのソリューションは、HPEおよびNVIDIAによる各種ソフトウェアおよびサービスのアップデートにより強化されており、大規模AIプロジェクトを展開するお客様のAI導入加速に寄与します。

  • HPE AI Factory ポートフォリオが NVIDIA Cloud Partner プログラムの認定に対応

    NVIDIAとの継続的なエンジニアリング協業を通じて、HPEのAIファクトリーは NVIDIA Cloud Provider 認証取得に向けた準備が整っており、クラウドサービスプロバイダーによる検証プロセスの効率化を実現します。

  • 大規模AI導入に向けたマルチテナンシー対応を拡充

    HPEは、SUSE Virtualization および SUSE Rancher Prime Suite によって実現される NVIDIAマルチインスタンスGPU(MIG)を通じて、GPUパススルーによる仮想マシン(VM)向けマルチテナンシーモデルおよびセキュアな Kubernetes ネームスペースに対応することで、HPE AI Factory ポートフォリオを強化しています。これにより、サービスプロバイダーは、お客様のニーズに応じてハードテナンシーおよびソフトテナンシーの導入モデルを選択できます。

  • Red Hatとの統合

    HPE AI Factory ポートフォリオは、Red Hat Enterprise Linux および Red Hat OpenShift を基盤とする Red Hat AI Enterprise をサポートしており、エンタープライズ向けLinuxオペレーティングシステムを求めるお客様に向けて、NVIDIA AI Enterprise ソリューションと連携します。

  • Mission Control を備えた HPE AI Factory
    大規模環境向け HPE AI Factory at scale およびソブリン環境向け HPE AI Factory sovereign では、NVIDIA Mission Controlソフトウェアを提供します。これにより、NVIDIA Run:ai によるワークロードオーケストレーションから、監視および自律的な復旧に対応するNVIDIA Dynamoに至るまで、AIファクトリー全体の運用を効率化し、プラットフォームチームは高い運用効率を維持しながら、安心してスケール拡張を行うことが可能になります。

これらの各ソリューションは、HPEが世界最大規模かつ優れたエネルギー効率を誇るスーパーコンピュータの構築*6において数十年にわたって培ってきた、データセンター設計および液冷技術*7に関する知見とサービスを活用して構築されています。

NVIDIAのEnterprise Platforms担当バイスプレジデントであるクリス・マリオット(Chris Marriott)氏は次のように述べています。
「AIの可能性を実現するには、企業や国家において、大規模なモデルのトレーニングやHPCワークロードに対応できるインフラストラクチャーが求められます。HPEとNVIDIAは共同で、アクセラレーテッドコンピューティング、高度なネットワーキング、液冷技術を統合したフルスタックAIインフラストラクチャーを開発し、大規模環境およびソブリン環境におけるインサイトを得るまでの時間(Time-to-Insight)の短縮を実現します」

提供開始時期

  • 最大16基の NVIDIA Vera CPU を搭載可能な HPE Cray Supercomputing GX240 コンピュートブレードは、2027年に提供開始予定

  • NVIDIA Quantum‑X800 InfiniBand ネットワーキングは、HPE Cray Supercomputing GX5000 において2027年に提供開始予定

  • NVIDIA Vera Rubin NVL72 by HPE ラックスケールシステムは、2026年12月に提供開始予定

  • HPE Compute XD700 は、2027年初頭に提供開始予定

  • NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPU は、現在、HPE AI Factory ポートフォリオで提供中

  • マルチスケールテナンシーおよびGPUパススルーに対応した HPE AI Factory ポートフォリオは、2026年春に提供開始予定

  • NVIDIA と連携した Red Hat Enterprise Linux および Red Hat OpenShift の統合は、現在、HPE AI Factory ポートフォリオで利用可能

  • NVIDIA Mission Control ソフトウェアをサポートする大規模環境およびソブリン環境向け HPE AI Factory は、2026年に提供開始予定

※本リリースは、HPE(本社:米国テキサス州ヒューストン)が、2026年3月16日(現地時間)米カリフォルニア州サンノゼで開催されたNVIDIA GTC2026で発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。原文(全文)はこちらをご参照ください。

注記

*1 HPEが独自に実施した市場調査の結果(2026年3月)

*2 HPEは、TOP500により検証された結果として、2025年11月時点で世界最速のエクサスケールスーパーコンピュータ上位3機を構築・納入しています

*3 Top 80 Data Center Engineering Firms for 2025(BDE、2025年10月)

*4 Open Compute Project(OCP)では、承認されたOCP仕様またはコントリビューションに準拠する製品を「OCPinspired products」と定義しています

*5 HPE ProLiant Compute XD685との比較

*6 HPEは、世界最速のスーパーコンピュータ上位10機のうち6機、ならびに世界で最も電力効率の高いスーパーコンピュータ上位20機のうち10機を構築・納入しており、その実績は2025年11月のTOP500およびGreen500リストに反映されています

*7 HPEは、300件を超える特許と50年以上にわたる直接液冷技術の実績を有しています

■ HPEについて

HPE(NYSE: HPE)は、AI、クラウド、ネットワーキングの力を結集し、組織が持つ可能性を最大化できるよう支援する、エンタープライズテクノロジーのリーディングカンパニーです。新たな可能性を切り拓く先駆者として、HPEは、イノベーションと高度な知識と経験を通じて、人々の生活そして働き方の向上に貢献しています。HPEは、あらゆる業界のお客様が運用効率を最適化し、データから価値ある示唆を導き出し、その効果を最大化できるよう支援しています。Unlock your boldest ambitions with HPE - HPEはお客様と共に、大きな志の実現に寄与します。詳細は www.hpe.com をご覧ください。

■ プレスルーム

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会社概要

URL
https://www.hpe.com/jp/ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都江東区大島2丁目2番1号
電話番号
-
代表者名
望月 弘一
上場
未上場
資本金
10億円
設立
1999年07月