宮崎県、庁内専用のオンプレミス型生成AIによる行政業務の高度化に向けてHPEを選定
庁内の様々な業務で、情報セキュリティと業務の効率化を両立するオンプレミス環境をプライベート版GBaseが稼働するHPE ProLiantサーバーで推進
HPE(日本ヒューレット・パッカード合同会社 本社:東京都江東区、代表執行役員社長:望月 弘一)は、宮崎県が庁内専用のプライベート生成AI基盤として、Sparticle株式会社が提供するプライベート版GBaseが稼働するHPE ProLiantサーバーによるオンプレミス環境を構築し、行政業務への活用を開始したことを発表しました。
宮崎県は、約106万人の人口を擁する26の市町村で構成されており、農業・畜産業を基幹に、食品加工や製造業、観光・サービス業が地域経済を支える産業構造を有し、行政・医療・福祉サービスが地域運営を支えています。同県は「宮崎県デジタル化推進計画-みやざきDXプラン(2024–2027年)」のもと、行政サービスの基盤として求められる安全性と信頼性を最優先に位置付け、デジタル技術を活用した行政運営の高度化を進めており、オンプレミス型生成AIを給与、旅費、会計事務等の自治体業務に活用する取り組みを進めています。
自治体業務は、極めて機密性の高い情報を日常的に扱うため、生成AIの活用に際しても、外部へのデータ流出を伴わない設計と厳格な情報管理を前提とした運用が求められます。宮崎県は庁内専用のオンプレミス型の生成AIを導入し、安全性や運用面を十分に検証しながら、対象業務や活用範囲を段階的に拡大していく方針を採っています。県が策定した生成AIポリシーを順守した運用のもと、情報セキュリティを堅持することで住民の信頼を確保し、行政業務の効率化と高度化を着実に進める基盤として、本環境を採用しました。
宮崎県総合政策部 デジタル推進課 デジタル戦略推進担当 主幹 中西博仁 氏は次のように述べています。
「宮崎県は、行政知識を安全に共有し、職員の業務を支える基盤としてローカルLLM環境を整備しています。本システムは、オープンな生成AI技術に対応した柔軟な構成とすることで、将来的な技術進化にも対応できる基盤として位置付けています。書類点数が多く、判断難度の高い申請内容のチェック業務においても、担当者の専門的判断を下支えする本システムは、対応の迅速化と負荷の軽減に寄与し、行政サービスの向上を実現します。今後の取り組みとして、医師等からの医薬品使用に関する問い合わせを支援する「AI薬剤師」や、「災害対応職員向け災害対応AIチャットボット」による災害対策本部における問い合わせ対応の自動化などに向けたシステムの拡張および強化を進めています」
宮崎県の本システムの保守および管理は、株式会社南日本ネットワークが担い、NVIDIAの高性能アクセラレータを搭載したHPE ProLiant DL385 Gen11を基盤に、Sparticle株式会社が提供するプライベート版GBaseを活用したローカルLLM環境として構築されています。行政知識を安全に共有するための知識基盤であるローカルLLMは、RAG(検索拡張生成)とAgentの仕組みにより、申請手続きや行政制度に関する公式文書、業務マニュアルなどをその都度参照し、チャットボットを通じて職員の業務を支援します。これにより、AIが独自に判断や学習を行うことなく、根拠となる行政情報に基づいた回答を提供できる設計としています。なお、個人を特定できる情報はAIの処理対象とならないよう、厳格に管理されています。
Sparticle株式会社 代表取締役社長 金田達也 氏は次のように述べています。
「宮崎県様にプライベート版GBaseを採用いただいたことを嬉しく思います。同県の取り組みは、生成AIを単なる効率化ツールとしてではなく、行政知識を安全に共有し、職員の業務を支える基盤として位置付けている点に、大きな意義があると考えています。とりわけ、情報セキュリティを最優先に、オンプレミス環境での運用を前提としながら、実務に即した形で生成AIを活用されている点は、他の自治体にとっても重要な示唆を与える取り組みです。今後もSparticleは、HPE様をはじめとするパートナー企業の皆様と連携しながら、自治体や規制分野において、現場で実際に役立つ、信頼性と実効性を備えた生成AI活用を支援してまいります」
日本ヒューレット・パッカード合同会社 執行役員 デジタルセールス・コンピュート事業統括本部長 加藤知子 は次のように述べています。
「宮崎県様が取り組まれている、情報セキュリティと信頼性を最優先にした生成AI活用において、HPEのサーバー基盤をご採用いただいたことを大変光栄に思います。AIの活用が日本全国で本格化する中、今後の自治体DXのモデルケースとなる本システムの構築に携われたことを、大変意義深く受け止めています。HPEは今後も、Sparticle様をはじめとするパートナー企業の皆様と連携しながら、自治体や規制分野において、信頼性の高いAI基盤の構築とデジタル変革を支援してまいります」
宮崎県が導入したHPE ProLiant DL385 Gen11は、アクセラレータの搭載に最適化されており、AIやデータ集約型ワークロードの実行において性能を発揮するエンタープライズ向けプラットフォームです。セキュリティをシリコンの設計段階から組み込んでおり、高度なセキュリティを備えたリモート管理機能やハードウェアを信頼の起点とするファームウェア保護により、システムの完全性を確保し、ミッションクリティカルな環境においても、信頼できるオンプレミス基盤を実現します。
■宮崎県について
宮崎県は九州の南東部に位置し、温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれた地域です。「日本のひなた」と称されるように、年間を通じて日照時間が長く、太平洋に面した美しい海岸線や山間部の豊かな自然が広がっています。神話や歴史に根ざした文化資源が県内各地に残されており、高千穂をはじめとする地域が観光の魅力を形づくっています。食の面でも、農業・畜産業を基盤とする強みを生かし、宮崎牛や地鶏、完熟マンゴーなど、地域ブランドとして確立された特産品が観光の魅力を支えています。県土は広く、中山間地域や沿岸部を多く抱えるため、行政・医療・観光サービスを含む地域インフラの役割が大きいという特性があります。
詳細はhttps://www.pref.miyazaki.lg.jp/をご覧ください。
■HPEについて
HPE (NYSE: HPE)は、AI、クラウド、ネットワーキングの力を結集し、組織が持つ可能性を最大化できるよう支援する、エンタープライズテクノロジーのリーディングカンパニーです。新たな可能性を切り拓く先駆者として、HPEは、イノベーションと高度な知識と経験を通じて、人々の生活そして働き方の向上に貢献しています。HPEは、あらゆる業界のお客様が運用効率を最適化し、データから価値ある示唆を導き出し、その効果を最大化できるよう支援しています。Unlock your boldest ambitions with HPE - HPEはお客様と共に、大きな志の実現に寄与します。詳細はwww.hpe.comをご覧ください。
■ プレスルーム
https://www.hpe.com/jp/ja/newsroom/press-hub.html
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【お客様からのお問い合わせ先】
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TEL:0120-268-186 または03-6743-6370
ホームページ: www.hpe.com/jp/
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