週刊少年マガジンとマンガ原作を募った共同コンテスト#週刊少年マガジン原作大賞 、結果発表!

note株式会社

noteは、週刊少年マガジン編集部と共催した「#週刊少年マガジン原作大賞」の結果を12月22日(金)に発表しました。本コンテストは、文章作品が得意なクリエイターがマンガ原作者として羽ばたく機会を提供し、新たなヒット作を創出することを目的にしています。なお、週刊少年マガジンが外部プラットフォームと連携した作品募集コンテストを実施するのは今回が初めてです。

2,697件の応募作から、和櫛ちか(ワグシ・チカ)さんの「魔女のカバン持ち」が大賞に選ばれました。週刊少年マガジン編集部の担当とともに連載開始をめざします。

#週刊少年マガジン原作大賞 受賞作品

2023年8月1日(火)から9月30日(土)の約2ヶ月間で応募いただいた作品数は、2,697件にのぼりました。中間選考を通過した46作品の中から、週刊少年マガジン編集部が大賞・優秀賞・奨励賞を計20作品選出しています。

大賞(1名)

賞金50万円を贈呈。週刊少年マガジン編集部の担当がついて『週刊少年マガジン』『別冊少年マガジン』『マガジンポケット』いずれかにて連載を検討します。

「魔女のカバン持ち」|和櫛ちかさん

https://note.com/wagushi/n/nb90171529aa8

週刊少年マガジン編集部からの講評

年上魔女との共同生活という王道な設定の中で、それぞれのシーンでしっかりキャラクターの感情を描けている点を高評価しました。

第3話で主人公が魔女の髪を切るシーンなどは「日常の中の特別な幸せ」をとても綺麗に描写できていたと思います。また、「かばん」という身近なアイテムに大きな謎を埋め込んでいるアイデアも、縦軸要素として素晴らしかったです。読者の感情のコントロールを意識できているため、作品が非常に読みやすく、今後にも伸びしろを感じる作者さんだと感じました。

ビジュアル的に映えるシーンがやや不足していたように思うので、より一層「漫画としての面白さ」を追求していただけると嬉しく思います。

優秀賞(2名)

賞金10万円を贈呈。週刊少年マガジン編集部の担当がついて『マガジンポケット』での連載を検討します。

「転生聖女は現世で何を診るか」あらすじ|水水水水水@漫画原作者兼医師さん(連載部門)

https://note.com/minami5haruka/n/n2c8e24b66371

週刊少年マガジン編集部からの講評

「治療魔法を使える聖女が現代の医者に転生する」というアイデアが抜群でした。主人公が元いたファンタジー世界の「戦場」と「救急医療の現場」が自ずと対比され、医療シーンの緊張感の演出が素晴らしかったです。

機器や薬剤を用いた現代医療に主人公が悪戦苦闘する様はリアリティー満点でしたが、第3話までは主人公が状況に振り回されている展開が続いてしまっているため、主人公が活躍して周囲を驚かせたり、主人公の特別な才能が医療界を変えたりといった、「大きな物語」を目指してもよかったかもしれません。

読者が気持ちいいと感じる瞬間をなるべく沢山作ることを念頭に、作者さんの知識が最大限効果的に活用できる形を模索していただきたいです。

『余命ガチャ』この中で最初に死ぬのは誰?最後まで生き残るのは誰?|TOM&BUOYさん(企画書部門)

https://note.com/sushiba/n/n08eb43e2c970 

週刊少年マガジン編集部からの講評

人間心理を的確に突いた、実に見事な企画でした。「単位がわからない」というアイデアがとにかく秀逸で、それぞれのキャラクターに課せられた数字に、想像力が掻き立てられます。

恐怖心から人の本性が引き出され、友人関係に亀裂が入っていくという瞬間的なハラハラ感もありつつ、6人の運命とリンクするつぶやきの存在が、物語全体の大きな謎として非常に効果的です。

今後、主人公が謎を解くために奮闘するミステリー要素を強めていくと、より読者を惹きつけるパワーが上がっていくと思います。


奨励賞の作品一覧は、以下のリンクからご確認ください。

審査員からの総評

週刊少年マガジン編集部

この度は沢山のご応募、誠にありがとうございます。楽しみながら、本気で審査させていただきました。

個性溢れる良作ばかりで非常に難しい選考でしたが、「少年漫画としての面白さがあるか」を重視して拝読しました。「初めて漫画を読む人にも刺さり得る感情」を面白く描くことは簡単ではありませんが、それこそが少年漫画が老若男女を問わず世界中で愛されている理由だと、我々は考えております。

そういったエンタメ性を踏まえ、独自の発想=新規性が上乗せされている作品たちを今回は選ばせていただきました。大賞作「魔女のカバン持ち」は、年上ツンデレ美人との共同生活という普遍的な憧れを描きつつ、謎多き「カバン」を持つヒロインの正体そのものが物語を進めるエンジンになっている点に、作者さんの技術とアイデアが詰まっていると感じております。

ご応募いただいた全ての皆様に重ねて御礼申し上げます。

note運営事務局

2,697件ものすてきな作品をお寄せいただき、まことにありがとうございました。ファンタジーから恋愛、ミステリーに至るまで、さまざまなジャンルの作品が集まりました。 #創作大賞2023 や #ジャンププラス原作大賞 、 #創作ブートキャンプ イベントなどを通じて、noteがクリエイターの才能が集う場所となっていることを大変うれしく思います。

note運営事務局では、以下の3つの点を重視して選考させていただきました。

1. 物語のテーマが新しく、読者の関心を引きつけるテーマになっているか。

2. 次の話が気になる展開になっているか。

3. 主人公のキャラクターや行動が魅力的であるか。

大賞および優秀賞作品は、これらの要素のいずれかが突出していると感じます。もし、まだ読んでいない方はぜひご覧いただければと思います。

noteは、クリエイターのみなさんの活躍を後押しするために、今後もイベントやコンテストを企画していきます。最後になりますが、参加いただいたクリエイターの方々にあらためて感謝を申し上げます。

コンテストの実施背景

本コンテストは、小説や脚本、エッセイなどの文章作品を投稿するクリエイターにマンガ原作者としてのデビューの機会を提供して、活躍の後押しをする取り組みです。noteに投稿された作品を週刊少年マガジン編集部とともに世に送り出し、世界でも高い人気をほこる日本マンガ業界の盛り上げへの貢献を目指します。

サブスクリプションサービスの普及にともない、作品を配信・販売する場所が広がり、異業種もコンテンツ産業へ参入しています。また、世界のコンテンツ市場は2020年の約1.1兆ドル(約149兆円)から2025年までに約1.3兆ドル(約183兆円)に拡大することが見込まれています(※)。出版社やメディアは、競争力の高いヒットコンテンツを生むために、より魅力的なストーリーを書ける人材を探しています。

noteはさまざまな分野で活躍するクリエイター、メディア双方とのネットワークを活かして、今後もコンテンツ市場を盛り上げる取り組みを行ってまいります。

※出所:経団連「Entertainment Contents ∞ 2023 【参考資料集】」

クリエイター発掘のための取り組み

「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに掲げるnoteでは、次世代のクリエイターの才能を発掘するための取り組みを積極的に行っています。さまざまな施策を通して、noteがクリエイターの本拠地になることを目指します。

#創作大賞2023(2023年第2回開催)

#ジャンププラス原作大賞(2023年開催)

noteで活躍するクリエイターへのインタビュー記事

note

noteはクリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。個人も法人も混ざり合って、好きなものを見つけたり、おもしろい人に出会えたりするチャンスが広がっています。2014年4月にサービスを開始し、約3,740万件の作品が誕生。会員数は700万人(2023年8月時点)に達しています。

●URL:https://note.com/

●iOSアプリ:https://itunes.apple.com/jp/app/note-noto/id906581110

●Androidアプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=mu.note

note株式会社

わたしたちは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに、表現と創作の仕組みづくりをしています。メディアプラットフォームnoteは、クリエイターのあらゆる創作活動を支援しています。クリエイターが思い思いのコンテンツを発表したり、メンバーシップでファンや仲間からの支援をうけたり、ストアでお店やブランドオーナーが商品を紹介したり、note proを活用して法人や団体が情報発信をしたりしています。

所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町6-6-2

設立日:2011年12月8日 代表取締役CEO:加藤貞顕 コーポレートサイト:https://note.jp

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会社概要

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区麹町6-6-2
電話番号
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代表者名
加藤貞顕
上場
東証グロース
資本金
1億7635万円
設立
2011年12月