ローデ・シュワルツ製レーダーターゲットシミュレータがJARI向けAD/ADAS評価試験システムに採用
自動運転/ADAS評価試験における車載レーダー評価環境の高度化に対応

ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:齋藤 直士)は、ローデ・シュワルツ製レーダーターゲットシミュレータが、一般財団法人日本自動車研究所(JARI:Japan Automobile Research Institute、茨城県つくば市、代表理事 研究所長:鎌田 実、以下JARI)向けのAD(自動運転)/ADAS(先進運転支援システム)評価試験システムに採用され、JARIに納品されたことをお知らせいたします。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「グリーンイノベーション基金事業」の「電動車等省エネ化のための車載コンピューティング・シミュレーション技術の開発」プロジェクト※1のテーマの一つである「電動車両シミュレーション基盤」の研究開発をJARIで推進しており、2023年より株式会社東陽テクニカ(東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:高野 俊也、以下、東陽テクニカ)が開発・販売するVILS※2統合システム「ドライビング&モーションテストシステム(「DMTS®」)」がAD/ADAS評価試験用のHILS※3試験向けに採用されています。今回、同システムのインテグレーションを担う東陽テクニカの協力のもと、「DMTS®」における車載レーダー評価機能の拡張として、ローデ・シュワルツ製レーダーターゲットシミュレータが組み込まれ、2026年7月24日より稼働を開始いたしました。
「電動車両シミュレーション基盤」の研究開発におけるAD/ADAS評価において、JARIからレーダーセンサに対する複数ターゲットの再現性、角度方向を含むシミュレーション能力、さまざまな評価環境に対応できる柔軟性が求められていました。ローデ・シュワルツ製レーダーターゲットシミュレータは、これらの要件に対応できる点が評価され、今回の採用に至りました。ローデ・シュワルツは、自動車サプライチェーンにおける電動化・自動化の開発体制の高度化に、今後さらに貢献してまいります。
<ローデ・シュワルツ製レーダーターゲットシミュレータの特長>
本レーダーターゲットシミュレータは、車載用レーダーエコー発生器「R&S®AREG800A」とアドバンスドアンテナアレイ「R&S®QAT100」を組み合わせたシステムです。
「R&S®AREG800A」は、車載レーダーセンサをテストするために、疑似的にターゲットを生成します。各種シミュレータと連携しシナリオに連動したターゲットを生成することで、AD/ADAS評価におけるHiL(Hardware-in-the-Loop)やViL(Vehicle-in-the-Loop)などのシナリオベース評価環境で利用することができます。
この車載用レーダーエコー発生器のフロントエンドとして「R&S®QAT100」を組み合わせることで、車載レーダーに対して、距離、速度、RCS(レーダークロスセクション)に加え、方位角・仰角を持つ複数の仮想ターゲットを再現できるようになります。これにより、カットイン、先行車追従、複数ターゲットの同時検知、自動緊急ブレーキなど、実環境では条件の再現が難しいシナリオを、制御された環境で繰り返し評価することが可能になります。
※1「グリーンイノベーション基金事業」の「電動車等省エネ化のための車載コンピューティング・シミュレーション技術の開発」プロジェクト https://green-innovation.nedo.go.jp/project/in-vehicle-computing-simulation-technology/
※2 Vehicle In the Loop Simulation: 実車両とシミュレーション環境を連携し、より現実的な条件で性能の評価・試験ができる技術
※3 Hardware In the Loop Simulation:実際のハードウェアも用いたシミュレーション
■製品ページ
・R&S®AREG800A 車載用レーダーエコー発生器
・R&S®QAT100 アドバンスドアンテナアレイ
【一般財団法人日本自動車研究所について】
一般財団法人日本自動車研究所(JARI: Japan Automobile Research Institute)は、自動車分野の研究・試験評価を担う中立的な研究機関です。近年、地球環境問題への対応、自動車のAI・IoT化の進展など、自動車に対するニーズの多様化を背景に、自動車産業およびモビリティ社会は大きな転換期を迎えています。こうした中、JARIは「環境」「安全」「新モビリティ」の3つを主な研究分野とし、5年先、10年先の社会ニーズを先読みした先進的な研究に取り組むことで、持続可能で安全・安心なモビリティ社会の実現に貢献していきます。
一般財団法人日本自動車研究所 Webサイト:https://www.jari.or.jp/
【株式会社東陽テクニカについて】
東陽テクニカは、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新を推進しています。その事業分野は、脱炭素/エネルギー、先進モビリティ、情報通信、EMC、ソフトウェア開発、防衛、情報セキュリティ、ライ フサイエンス、量子ソリューションなど多岐にわたり、クリーンエネルギーや自動運転の開発などトレンド分野への最新 計測ソリューションの提供や、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力しています。新規事業投資や M&A による成長戦略のもと国内外事業を拡大し、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Web サイト:https://www.toyo.co.jp/
【ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社について】
Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.(以下ローデ・シュワルツ社)は、1933年、ドイツ・ミュンヘンでDr. Lothar RohdeとDr. Hermann Schwarzによって設立されました。電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各分野で事業を展開するテクノロジー企業として、より安全に“つながる”社会の実現を目指しています。ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社は、2003年にローデ・シュワルツ社の完全な独立会社として発足し、自動車、ワイヤレスコミュニケーション、エレクトロニクス、航空防衛など多岐にわたる分野で、日本国内の製品販売およびサービス・サポートを行っています。
※R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。
※すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.com からインターネットでご提供しています。
■本件に関するお問い合わせ■
〒141-0033
東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー20階
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
マーケティング部 関野 敏正(Toshimasa Sekino)
電話番号:+81 3 5925 1270/1290
Eメール:Toshimasa.Sekino@rohde-schwarz.com
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