【国内初】空気清浄機能がある全館空調の実住宅で実証 インフルエンザウイルス感染価の低減効果を確認
~一般財団法人 日本繊維製品品質技術センターと共同実施~
パナソニック ホームズ株式会社は、一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター(QTEC)と共同で、国内で初めて(株式会社未来トレンド研究機構調べ・2024 年 9 月 20 日時点)、実住宅の室内でインフルエンザウイルスの噴霧試験実証※1を実施し、空気清浄機能を有する全館空調システムにおける空気中のウイルス感染価の濃度低減効果を確認しました。
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d22927-214-922264ac8482291f0fb4cd72382d40bd.pdf▶全館空調「エアロハス」の詳細はこちら
https://homes.panasonic.com/sumai/lifestyle/airlohas/
近年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行や国内におけるインフルエンザの感染拡大の影響で、感染対策としての換気の重要性が再認識されています。また、米国疾病対策予防センター(CDC)は、ウイルス粒子の濃度の低減のために5回/hの空気交換を推奨※2(換気と空気清浄システムの等価空気交換の合計)しており、換気・空調設備による家庭内感染リスク低減への貢献が期待されています。
一方、これまでの単室空間でのウイルス噴霧実証では、一つの空間のウイルス感染価の濃度低減効果を実証するに留まり、部屋間相互の気流を考慮した住宅内での拡散影響を評価することが出来ない課題がありました。この課題を踏まえ、今回の実証は、当社がQTECと共同で、当社の湖東工場(滋賀県東近江市)にある住宅試験センターで実施しました。
同センターは、実住宅3棟が並び、さまざまな気象条件を再現して建物の耐久性を試験するほか、住宅室内の温度・湿度分布や空気環境の分析などを行う施設です。実住宅において、実際のインフルエンザウイルスを噴霧する実証を、安全性を確保した上で実施※1したことは国内で初めてとなります。
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今回の実証結果から、空気清浄機能を有する全館空調システムの空気循環が、室内発生ウイルスの低減や隣室への拡散抑制の効果が期待できる可能性について示唆を得ました。※3 当社では、本実証結果を今後の製品開発に役立てながら、健康で快適な住環境の提供に向けた技術革新に取り組んでまいります。
◎「当社フィルターのウイルス捕集率・空間ウイルス低減効果」の詳細はこちら
https://homes.panasonic.com/company/news/release/2023/0825.html
https://homes.panasonic.com/company/news/release/2023/1109.html
※1: 密閉された実験専用の特殊な建屋内に建設された住宅を試験空間として利用しています。なお、防護服等の着用に加え、遠隔での空気捕集、試験終了後の除菌作業など、作業者の安全に配慮した試験プロトコルを策定し、手順に準拠して試験評価を実施しています。
※2: 米国国立労働安全衛生研究所:https://www.cdc.gov/niosh/ventilation/prevention/
※3: 特定条件下で得られた結果であり、実際の住宅環境において同様の効果を保証するものではありません。
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