2023年ミニシアター界最大の話題作、チリ発の長編アニメーション『オオカミの家』Blu-ray、2024年4月12日(金)発売決定!
全国70館以上で公開、興行収入7,500万円を超える、2023年ミニシアター界の大ヒット作が、世界初Blu-ray化!
極めて独創的かつ悪夢的な映像スタイルを持つ『オオカミの家』は今年8月19日に東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか、わずか全国3館での公開からスタート。そのシアター・イメージフォーラムでは最初の週末3日間・全15回の上映が全て満席になるという驚異的なスタートダッシュを見せ、以後、平日にも満席回が続出。話題が話題を呼び、今日までに全国70館以上での公開にまで拡大、興行収入7,500万円以上を稼ぎ出す、ミニシアター界を揺るがす大ヒットとなりました。シアター・イメージフォーラムでは公開から4ヶ月以上が経った今もロングラン上映が続いています。この話題作がついに世界初Blu-ray化(これまではDVDがアメリカで発売されたのみ)。あの不思議な映像が、自宅で何度でも繰り返し味わえる!
高画質・高音質での本編収録に加え、日本未公開の未使用ショット集、監督たちの過去作やインタビューを含む、約50分の特典映像を収録!
本編映像が高画質で収録されるのはもちろんのこと、劇場で「怖すぎる!」と話題になった、巧みな音響設計による5.1ch音声に加え、2chのステレオ・ミックス音声も、世界的音響エンジニア、オノ セイゲンのマスタリングで収録。そして映像特典として、本編では使われなかった未使用ショット集、本編完成後にレオン&コシーニャ監督が若者たちとのワークショップで作った番外編『犬のお話』(2019/アニメーション)、本編のメイキング映像も含む監督たちのインタビュー、そして監督たちの過去作『風見鶏』(2010/ホアキン・コシーニャ単独監督/アニメーション)、『魔女と恋人』(2011/レオン&コシーニャ監督/実写+アニメーション)、さらに3種類の予告編と、トータル約50分の特典映像を収録!
Blu-rayに『骨』は収録されません。ぜひ映画館で!
劇場公開時に『オオカミの家』と同時上映され、こちらも大変な人気を呼んだ『骨』(2021/レオン&コシーニャ監督/アリ・アスター製作総指揮)は、残念ながらBlu-rayには収録されません。同作品は美術館での収蔵を前提に制作されたもので(実際、ニューヨーク近代美術館=MoMAのパーマネント・コレクションにもなっています)、ディスク等による個人の「所有」を権利者が許可していないためです。
したがって『骨』は映画館でしか観ることが出来ませんので、ぜひ公開中に御覧ください。現在上映中の劇場、今後上映予定のある劇場を下記に記します(終映日の早い順)。
神奈川 川崎市アートセンター(〜12/28)
富山 御旅屋座(〜12/29)
秋田 御成座(〜12/31)
愛知 大須シネマ(〜2024/1/7)
東京 下高井戸シネマ(2024/1/13〜19)
東京 シアター・イメージフォーラム(〜終映未定)
京都 出町座(〜終映未定)
商品情報
『オオカミの家』Blu-ray 2024年4月12日(金)発売
初回生産限定豪華版
品番:TCBD-1560 価格:7,480円(税込)/6,800円(税抜)
発売元:WOWOWプラス 販売元:TCエンタテインメント
2018年/チリ/カラー/本編74分+特典約50分(予定)/1.50:1/2層/1920×1080p/音声:スペイン語+ドイツ語(2ch=96kHz/24bit/5.1ch=48kHz/24bit 共にリニアPCM)/日本語字幕(翻訳:草刈かおり)
【特典映像】
■『オオカミの家』関連
・未使用ショット集(6分20秒)
・ワークショップ短編『犬のお話』(2019/2分)
・レオン&コシーニャ監督インタビュー 前編&後編(10分25秒)
・予告編3種(4分26秒)
■過去作
・アニメーション短編『風見鶏』(2010/3分24秒)*ホアキン・コシーニャ単独監督作品
・実写短編(一部アニメーション)『魔女と恋人』(2011-12/21分)
【封入特典】
●解説ブックレット(執筆:山下泰司)
<初回生産限定>
●豪華BOX仕様
※仕様・内容は変更となる場合がございます。
(以下、『オオカミの家』の作品内容です)
■チリからやってきた、誰も見たことのない技法のアニメーション!
集落から脱走した娘マリアは、逃げ込んだ一軒家で2匹の子ブタと出会う。マリアの恐怖に呼応するように、子ブタと家は恐ろしい姿に形を変え、悪夢のような世界が現れては消える......。クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャの二人組監督によるこの初長編は、壁に直接ペンキで描かれた絵が動き出したり、様々な素材で作られたキャラクターたちが立体物として誕生しては崩壊したりという、極めて独創的な手法で作られたアーティスティックなストップモーション・アニメーション。全編カメラが動きっぱなしで、最後までワンシーン・ワンカットで空間が変容し続けるこの”異形”の作品を、一晩に何度も鑑賞してしまうほど大きな衝撃を受けた『ミッドサマー』のアリ・アスター監督は、彼らの短編『骨』の製作総指揮を買って出たばかりでなく、新年2月に公開される最新作『ボーはおそれている』内のアニメ・パートも彼らに依頼しました。
■題材はチリに実在した恐怖の独裁者による宗教コミューン!
そしてこの作品は、監督たちの単なる妄想から生まれたものではなく、チリの南部に実在した、ドイツ人教祖パウル・シェーファーが設立し、のちに数々の残虐行為が明らかになった実在のコミューン<コロニア・ディグニダ>にインスパイアされたものです。シェーファーは時のピノチェト軍事政権と結託し、このコミューンで秘密裏に拷問や処刑など数々の悪行を請け負っていたほか、自身も長きに渡って男児に性的虐待を行っていました。近年、エマ・ワトソン主演の『コロニア』(2015)や『コロニアの子供たち』(2021)といった劇映画が公開されたり、膨大な記録映像によって作られたドキュメンタリー・シリーズ『コロニア・ディグニダ:チリに隠された洗脳と拷問の楽園』がNETFLIXで公開されたりと、このコミューンの残虐性は大きな注目を集めていますが、『オオカミの家』はここで起こっていたことを芸術的かつ童話的なアプローチで見事に昇華した、”ホラー・フェアリーテール”アニメーションです。
【キャスト】
アマリア・カッサイ(マリア、アナ、ペドロ)
ライナー・クラウゼ(オオカミ)
【スタッフ】
監督:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
脚本:ホアキン・コシーニャ、クリストバル・レオン、アレハンドラ・モファット
撮影:ホアキン・コシーニャ、クリストバル・レオン
アニメーション:ホアキン・コシーニャ、クリストバル・レオン
音響デザイン:クラウディオ・バルガス
■作品クレジット
© Diluvio & Globo Rojo Films, 2018
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