ノバルティス バイオメディカル研究所主催の世界的研究支援プログラム日本初の受賞

ノバルティス ファーマ株式会社（代表取締役社長：レオ・リー、本社：東京都）は、NIBR Global Scholars Programにおいて、日本初の受賞者として京都大学医学部附属病院心臓血管外科（湊谷謙司 教授）の升本英利博士が選出されたことをお知らせします。

NIBR Global Scholars Programは、ノバルティスの創薬研究を担うグローバル組織であるノバルティス バイオメディカル研究所（Novartis Institutes for BioMedical Research : NIBR）が主催する世界的研究支援プログラムで、画期的な基礎研究の成果を創薬へとつなげることを目的に2020年に創設されました。本プログラムでは、アンメットニーズがある医学的課題に関して、提携関係のある世界50以上の大学や研究機関*を対象に研究計画を募り、厳選な審査を経て5名の受賞者を選出します。各受賞者は、3年間に最大で100万米ドルの研究支援を受ける資格を得ます。また、創薬に精通しているNIBRの研究者と医薬品開発について知識やノウハウを共有し、協働して研究を推進する機会が得られます。2022年度は、世界から数百件の応募がありました。本プログラムの詳細および過去の受賞者については、NIBRのウェブサイトに掲載されています。なお、研究テーマや計画の詳細等については、非公開です。https://www.novartis.com/research-development/novartis-institutes-biomedical-research/nibr-global-scholars-program

*施設数は2023年1月時点の情報

NIBRにおいてアカデミアとの連携の責任を担うアカデミックパートナーシップ＆エクスターナルイノベーションのグローバルヘッドのWendi Yajnikは以下のように述べています。「2022年度も世界中のたくさんの研究者が応募してくださったことに感謝します。受賞された方々の研究への支援を通じ、世界中の患者さんや医療現場が直面する課題に対するソリューションを当社も共に追及していけることを願っています。イノベーションがますます加速していくなかで、ノバルティスは、世界的な視野を持って研究者とのパートナーシップをより一層強化し、革新的な科学と技術に基づく創薬を推進していきます。」

本プログラムの日本初の受賞者である京都大学の升本博士は、以下のように述べています。「グローバルの土俵において、自身の研究計画が選出されたことを大変光栄に思います。研究費の重要性はさることながら、NIBRが有する知識や経験、事業化に関するノウハウにも触れることができ、NIBRの研究者たちと協働して研究を推進できることに大きな意義を感じます。日本にとどまらない、世界的な医学の発展につながる研究の糧にしたいと考えています。」

ノバルティス ファーマ株式会社代表取締役社長のレオ・リーは以下のように述べています。「ノバルティスが世界的にイノベーションを推進するうえで、日本は貴重な知見やノウハウを有する重要な地域のひとつです。今回、NIBRが主催する本プログラムにおいて、日本から京都大学の升本先生が受賞されたことを心から嬉しく思います。私たちは、このような日本のアカデミアの優れた研究を創薬イノベーションエコシステムの強化へとつなげていきたいと考えます。こうしたプログラムを通じて、企業とアカデミアとの協働が深まることで医学のさらなる発展につながり、患者さんがより充実した毎日を過ごせるようになることを心から願っています。」

NIBRについて
Novartis Institutes for BioMedical Researchは、ノバルティスのイノベーションを牽引する研究部門です。世界中にある研究拠点における研究者が連携し、革新的なテクノロジーに基づく画期的な治療法の創出を目指しています。https://www.novartis.com/research-development/novartis-institutes-biomedical-research

ノバルティス ファーマ株式会社について
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置く医薬品のグローバルリーディングカンパニー、ノバルティスの日本法人です。ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬の未来を描いています。ノバルティスは世界で約11万人の社員を擁しており、8億人以上の患者さんに製品が届けられています。ノバルティスに関する詳細はホームページをご覧ください。
https://www.novartis.co.jp

以上