新型コロナ第7波支援を開始。沖縄・福島・静岡・兵庫の医療・福祉現場へ
国際医療NGOである特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区 理事長:𠮷岡春菜)は、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴い、「第7波支援」として活動を開始しました。
今回の支援先は、福島県会津若松市(4月3日~)、静岡県静岡市(4月7日~)、兵庫県加古郡(4月9日~)の病院および福祉施設です。各施設におけるクラスター発生により、自治体からの要請を受けて医療チームを派遣。現地での陽性者対応や感染対策に従事します。また、沖縄県宜野湾市にあるジャパンハート設立の濃厚接触者隔離施設も稼働を再開しました。
ジャパンハートの緊急救援部隊は、前回の第6波においても、全国的に2月上旬にピークを迎えたなかで、感染拡大を見据えて前年12月25日からいち早く支援活動を開始。ピークアウトまでの約3カ月間で、計64カ所の医療機関・福祉施設への支援を行いました。
今後も、ジャパンハートの強みである機動力と、これまでの全国各地への現場支援により構築した自治体との連携体制を活かし、更なる拡大が予測される第7波にも迅速に対応していきます。
新型コロナウイルス感染症拡大抑制の医療支援
1.医療支援チームの派遣
2020年4月以降、クラスターが発生した全国各地の病院や介護福祉施設約150カ所に、のべ400名以上の医療チームを派遣しています。クラスターが発生した施設は職員の隔離などにより深刻な人手不足に陥り、福祉施設では少ない医療従事者で陽性患者の治療と感染管理が必要となります。そこで、レッドゾーンや夜勤に対応できるスタッフと感染管理を担当するスタッフをチームで派遣し、診療・介護体制の立て直しを支援しています。
2. 医療物資の配布
「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを開始し、クラウドファンディングやチャリティオークションを実施。1万5千人の方から約1億5千万円の資金を募り、マスク200万枚を調達。第一種指定感染症医療機関、三次救急医療機関、特定機能病院を中心とする合計726の機関にマスクを配送しました。
3. 介護福祉施設への感染対策指導
全国の介護福祉現場で働く医療/介護従事者向けに、2020年6月から12月の約半年間にわたり、クラスター発生時に備えた感染症対策を指導。防護具の着用指導、施設内のゾーニングに関する指導を、2020年12月末までに、658法人、計1599名の参加者に対して実施しました。
4. 医療現場と支援を結ぶ「ジャパンハートソーシャルネットワーク」の構築
災害などの有事における日本国内の医療・介護現場の正確な状況把握、医療支援活動に協力してくださる医療従事者同士の繋がりを強固にするための「ジャパンハート ソーシャルネットワーク」を2020年4月28日より開始。登録者数は950名に上っています。
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