開発一筋の技術者から「クリエイティブな未来をともに創る」キャリアへ

今年で創設40周年を迎え、会員企業は800社以上いる一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)の会員であるクオリティソフト株式会社に焦点を当て、同社の竹中智彦氏の歩みと挑戦についてご紹介します。
世界に遅れを取っている日本のSTEAM教育をレベルアップさせ、AI活用でよりクリエイティブな社会を実現したい―――。
クオリティソフト株式会社の竹中智彦氏は、取締役として商品創造グループという企画開発部門の責任者を務め、7年ほど前から開始したドローンを用いた新規ビジネスの責任者も兼任しています。長年にわたる技術者としてのキャリアは、故郷へのUターンをきっかけに思わぬ変貌を遂げました。
新経営体制の始動――現場発の挑戦を加速
クオリティソフトは、2025年12月24日(水)の臨時株主総会および取締役会により、役員改選を実施し、新たな経営体制でスタートすることを発表しています。竹中氏は取締役(新任・EP事業GM)として参画し、変化の局面においても現場に根差した価値創造を推進していく立場となりました。
激務の東京から故郷の和歌山へ――技術者人生の転機
竹中氏のキャリアは、東京でのシステム開発から始まりました。国内大手通信キャリアのサービスに使われるサーバー設計に携わり、技術畑で経験を積んできたといいます。
「国内でも大手の通信キャリアのサービスに使われるサーバーの設計などをやっていたんですが、もう昼夜関係なくっていうぐらいの感じで働いていた。ちょっと体力に限界を感じたんです」
その頃、クオリティソフト株式会社(当時:クオリティ株式会社)は、日本国内でトップシェアを持つIT管理アプリを開発・販売しており、開発部門と品質保証部門が故郷の和歌山に設立されるタイミングでもありました。一方で、地元へ戻る選択肢には「刺激ややりがいが減るのではないか」という葛藤もあったといいます。
しかし、竹中氏は同社の環境に可能性を見出します。
「この会社の場合は、職場は地方にあっても、メインは東京での仕事をしながら全国的な販売を行い、お客様、販売パートナーとこうやり取りができる」
地方にいながら全国の顧客と向き合える――この実感が、入社の決め手になりました。
「目の前の誰かを喜ばせたい」――開発者から“伝える人”へ
竹中氏は、20年近く開発者として技術畑一筋でした。しかし転職後、キャリアは劇的に転換します。
「開発者の中では多少、喋れる方でした」
技術の中身を理解した上でわかりやすく説明できる能力が評価され、営業部門への配属が決定。ここで仕事の喜びの源泉が変わったといいます。
「開発だけをやっていた頃は難しい技術にチャレンジをして、それを形にして完成させるということに喜びを感じていました」
一方で営業職では、喜びが「顧客の反応」へと移ります。
「自分たちが提案するものを使ってお客様が満足してくれる。こういう機能があるからすごく使い勝手がいいよみたいな話をしてもらえると、やはりすごく嬉しいですよね」
このキャリアチェンジ以降、竹中氏自身も「ガラっと性格まで変わった」といいます。提案力は商談でも発揮され、お客様から「竹中さんの話を聞き終わったらすぐ判子押しそうになりました」と言われるようになったというエピソードは、その変化を象徴しています。
販路ゼロからの挑戦――ドローン×プログラミング教育を“授業で使える”価値へ
次に竹中氏が挑んだのは、ドローンを用いた新規ビジネス、とりわけプログラミング教育です。参加当初は販路もなく、まさにゼロからの立ち上げでした。
「どういった内容で学んでいけば、わかりやすく、理解しやすくて、楽しいか。」という視点で教材を作り直したものの、教育分野は未知の領域です。
「どうすれば学校で認めてもらえるんだろうか、どういう風に話を持っていけば予算を取ってもらえるのか」
当初は「楽しいね」で終わり、予算化されず、買ってもワンセットだけ・試練の時期が続きました。
この状況を打破したのが、現場での徹底したPR・プロモーションです。夏休み期間に工業高校の先生向け夏期講習を行い、体験してもらう地道な活動を継続。その積み重ねが「授業で使える」理解へとつながり、認知と販売が徐々に伸びていきました。
教育現場で得た新たな喜び――“苦手”が“意欲”に変わる瞬間
竹中氏の最大のモチベーションは、現場で生徒たちの反応を直接見られることです。得意な生徒もいれば、苦手な生徒もいる。
しかし、苦手意識を持っていた生徒が体験を通じて楽しみ、意欲的に取り組めるようになっていく、その変化を目の当たりにすることが、この仕事のやりがいになっているといいます。
目指す未来は、創造的な活動に注力できる社会の実現
竹中氏が目指すのは、「誰もが想像力を持ってよりクリエイティブな活動に注力できるような社会」です。
その実現に向けて、竹中氏は2つの軸で取り組んでいます。1つはドローン教材を通じたSTEAM教育の底上げ。もう1つは、本業のIT資産管理事業においてAIを活用し、地道な作業を自動化することで、より生産的な仕事に注力できる環境をつくることです。
AIを“代替”ではなく“創造性を引き出すための道具”として位置づけ、人々の創造的な活動を後押ししたい。その考えが、竹中氏の二刀流を支えています。
SAJとのつながりと今後の展望――業界のトレンドが循環する場へ
クオリティソフトはSAJと長く関わりを持ってきた企業であり、SAJ会員企業として業界の発展に貢献してきました。社内には竹中氏をはじめ、専門性の高い技術者や顧客課題に真摯に向き合う人材が多数在籍し、業界内でも高い評価を得ています。
竹中氏自身も、SAJのイベントに自社の役員が参加したことを通じて活動を認識しており、今後は自身が参加する機会も増えてきそうです。SAJについては、「ソフトウェア業界のトレンドをいち早く共有できるプラットフォームであってほしい」と、さらなる役割に期待を寄せています。
人となりを作るもの――探求心と自然体で親しみやすい人柄
竹中氏の根底にあるのは、「興味を持ったことを納得できるまで調べる」「新しいもの好き」という変わらぬ探求心です。小学生の頃から観察や研究が好きで、「興味持ったことは徹底的に情報を集めてより深いところを理解したい」という姿勢は今も変わりません。
20代前半からの長い趣味はスポーツカー。週末には運転のためだけに遠出をしたり、自宅で車のシートを全部はがしてメンテナンスを行うほどの徹底ぶりです。
誰からも信頼される飾らない人柄と、徹底した探求心に裏付けられた技術力が、技術者としてのキャリア、そして教育領域で新たな未来を築いていく原動力となっています。
【プロフィール】
竹中智彦(たけなか ともひこ) 和歌山県出身。クオリティソフト株式会社で取締役(新任・EP事業GM)・西日本支社長を務める。
東京にて通信キャリア向けサーバー設計などのシステム開発に従事した後、地元・和歌山のクオリティソフトに入社。開発部門、品質保証部門を経て営業部門へ転身。その後、ドローンを用いた新規ビジネス(プログラミング教育)の立ち上げを経験し、現職。IT資産管理ソリューションなどの企画開発、ドローンを用いたプログラミング教育事業などに携わる。
【一般社団法人ソフトウェア協会】
一般社団法人ソフトウェア協会(略称:SAJ)は、ソフトウェアに関わるあらゆる企業、団体、個人を繋ぎ、デジタル社会の実現を推進する業界団体で、800社以上にご加入いただき、創立40周年を迎えることができました。これからもソフトウェアの未来を創造し、国内外のデジタル化推進に貢献してまいります。
入会お問い合わせ・詳細は以下ページよりご連絡ください。
一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)事務局 お問い合わせページ:https://www.saj.or.jp/contact/
【関連リンク】
インタビュー記事全文:https://www.saj.or.jp/40th_branding/heroes_qualitysoft
本企画のインタビュー記事一覧: https://www.saj.or.jp/40th_brandin
SAJ 40周年記念サイト: https://40th.saj.or.jp/
一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ):https://www.saj.or.jp/
クオリティソフト株式会社様 公式サイト:https://www.qualitysoft.com/
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