開発と生産部門の“すり合わせ”を効率化し、開発期間の短縮とコスト削減に貢献
設計から量産前の試作を3Dモデルで行う「3DWorks」の提供を開始
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:新宮 達史、本社:東京都港区、略称:CTC)は、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社(代表取締役社長・CEO:旗生 泰一、本社:東京都江東区)が提供する製造業向けクラウドサービス「3DWorks(スリー・ディー・ワークス)」の取り扱いを2026年4月より開始します。
製品の試作段階で生じる開発部門と生産部門の仕様調整(いわゆる「すり合わせ」)において、判断と情報共有を大幅に効率化し、開発の期間短縮とコスト削減に貢献します。自動車・家電・産業機械など、幅広い製造業を中心に展開します。
製造業では、熟練工の高齢化と人手不足が進む中、設計工程での3D CADの導入が広がる一方で、試作・製造工程では依然として2Dの紙図面が多く使われています。紙図面への書き込み漏れや部門間の認識違い、熟練技術者の暗黙知に依存した作業などが要因となり、金型修正の手戻りや試作のやり直しが発生し、開発期間の延長やコストの増加につながっています。
3DWorksは、部門やツールごとに分散する設計・製造データを、3Dモデルのマスターデータとして統合・共有することで、判断と情報共有を効率化するクラウドサービスです。
高精度な3Dデータ技術により、設計データに含まれる寸法・公差などの製造情報(PMI)を正確に活用し、3Dモデル上の情報を基に、2D図面や検査表を自動生成します。
また、試作品の測定結果を3Dモデルに重ねて可視化することで、修正箇所や程度を関係者が直感的に把握でき、合意形成が迅速に進みます。修正履歴は自動で蓄積されるため、修正のやり直しや調整作業を削減し、不具合の再発防止やノウハウの活用と継承に寄与します。
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の社内実証では、金型トライ回数が約38%削減され、開発期間も約4カ月短縮されました。
CTCは、3DWorksの導入効果を最大化するために、約4カ月間の検証期間で、操作方法の教育や基本機能の活用を現場に寄り添い伴走型で支援し、その後の約1カ月で、関連するCADツールの導入を含めた本番環境を構築します。また、CTCがこれまで培ったクラウドセキュリティ、PLM(製品ライフサイクル管理)、データマネジメントなど幅広い技術領域の知見を活用し、3DWorksが既存のシステムとスムーズに連携するように全体最適を図ります。
今後CTCは、製造業のエンジニアリングや技術領域で培った知見と業務理解をさらに深化させ、製品ライフサイクル全体での新たな価値創出を支援していきます。
■3DWorksによる試作プロセス効率化の概要イメージ

なお、今回の発表にあたり、以下のコメントをいただいています。
製造業のお客様における試作工程の効率化に向け、3DWorksの果たせる役割はますます大きくなっています。今回の協業により、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の技術知見を活かした伴走型の導入・運用支援を通じて、より多くのお客様の現場で意思決定の高度化と生産性向上が実現できるものと期待しています。今後も連携を強化し、製造業の業務変革と競争力強化を支援してまいります。

富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社
常務執行役員
ソリューション&サービス営業、グラフィックコミュニケーション営業 管掌
兼 ソリューション&サービス営業統括部長
菊池 史朗
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