「台湾映画上映&トーク〜台湾映画の"いま"2023」第4回『キン・フー 武俠映画の王 後編』宇田川幸洋氏のアフタートーク公開!

2000年以降の台湾映画の新しい流れがどのように"いま"に繋がってきたのか、そして"いま"何が起きているのかをお届けする台湾文化センターとアジアンパラダイス共催の台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"」。2020年から2022年までコロナ禍によりオンラインで実施してきましたが、ようやく状況が落ち着いて来たことにより、今年は会場+オンラインのハイブリッド形式で開催しております。


7月29日(土)に上映したのは、武侠映画の王 キン・フー監督の作品と映画人生を記録したドキュメンタリー『キン・フー 武俠映画の王(原題:大俠胡金銓)後編』。キン・フーから影響を受けたクリエイターたちの証言で構成された後編です。


前編ではキン・フー監督をよく知る様々な映画人の証言で、作品の魅力やその製作過程についてつづられていますが、後編ではキン・フー監督の素顔に迫り、これまで語られることのなかったアメリカでの生活と創造への焦燥、孤独感なども明かされます。

 

前回同様武侠映画の根強いコアなファンだけでなく、キン・フー監督や武侠映画にあまり親しみのない方もかなりご覧いただき、前編と雰囲気の異なるキン・フー監督の新作製作途中での急死や周りの人々の思いに、多くの方が胸を揺さぶられたようでした。

 

(以下、アンケート回答からの抜粋)

「面白かった。よく知らなかったキン・フー晩年の様子が丁寧に説明されていた。『華工血涙史』は残念だった」「万全な状態で復活を賭けた映画を撮りたいって思いが仇になったのは…。周囲の人達にとっても何とも言えない哀しみを誘う最期、どんな映画になったんだろう?見てみたかった」

「後半は涙をこらえることができなかったが、キン・フー監督に関わった人たちが懐かしく時には悲しく思い出を語る姿、またこのドキュメンタリーの監督の"キン・フー監督は純粋な人でした"という言葉が心に残った」

「関係者の声だけで、こんなに監督の輪郭が浮き上がってくるのかと驚き、感動した」

「面白かった。どう終わるのかドキドキした。この終わりを受けて、もう一度前編を観たい」

「前編があまりに素晴らしい内容だったので、後編も期待していたが、ここまで胸を揺さぶられるとは思わなかった」

「非常に胸打たれた。映画は見ていても晩年の孤独は存じ上げなかったので…最後の作品が完成できていたらと悲しい気持ちになる」

「彼について語る友人や後輩たちが、涙ながらに彼の後半生を語る様子を見ると、皆、無念や後悔を感じているのだなと思うと同時に、皆が彼を愛して慕っていたのだと感じた。キン・フーは真のアーティストだ」

 

★林靖傑(リン・チンジエ)監督からのメッセージ

「『キン・フー 武俠映画の王』をご覧いただきありがとうございます。

後編を見て頂いた皆様の心は揺り動かされ感動や悲しみを感じられたかもしれません。

重要なことはこの作品を通してとても純粋な創作者キン・フー監督を見ていただけることです。

監督は満足している時も失意の際にも、一生この純粋さを保持していました。

どんなお仕事をされている方でも、たぶんこのような瞬間があったと思います。ある種の非常に非常に純粋な状態で、自分がしたいことをするという瞬間です。

また、その時には"生命"はこういうものだろうとこのような純粋さは素晴らしいと感じたと思います。

キン・フー監督に感謝します。

私にこのドキュメンタリーを制作する機会をくださり、キン・フー監督の生命を通して

"生命"はこういうものだと気づきを与えてくれました。

監督の純粋な"生命"に感謝しています。ありがとうございます」


そして、会場のアフタートークではキン・フー監督のインタビューと資料が満載の本「キン・フー武侠電影作法」の著者で映画評論家の宇田川幸洋さんに登壇していただき、お話しを伺いました。


監督に初めてお会いした時の印象や、監督の晩年に寄り添った女性に葬儀で会った時のエピソードなど、貴重なお話しを語っていただきました。

このトークは会場でのライブでしたので、オンラインでご覧いただいた皆さまはじめ、この映画に興味を持って下さった全ての方々にご覧いただくべく、音声と静止画で構成した映像を公開しました。

 

◆アフタートーク映像

https://v.classtream.jp/tw-movie/#/player?akey=4cfd53761b31d8aaca60e96ea005e00f

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区虎ノ門1-1-12 虎ノ門ビル2階
電話番号
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代表者名
王淑芳
上場
未上場
資本金
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設立
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