大正大学学生が『養源寺子ども食堂』を開設

～親子が笑顔になる食育サロンで地域支援を目指す～

大正大学（学長：髙橋秀裕、所在地：東京都豊島区）臨床心理学科2年の大畠花帆さんが、母親と子どもが笑顔になる子育てサロン『養源寺子ども食堂』を2023年4月に開設します。
この企画は、本学の「人材育成奨学金（※1）」を元手に大畠さんが始めた自主活動で、文京区千駄木の養源寺の一角を飲食スペースとしてお弁当の提供をおこないます。大畠さんが運営に携わる「ガモール志學亭（※2）」での協力団体との出会いがきっかけとなり、本取り組みが実現しました。子どもの孤食防止や親が子育ての悩みを相談できる居場所づくりを目的としており、本学が目指す大学周辺地域への貢献と、臨床心理学科での学びを融合させた活動となります。
また、母校の学校法人駒込学園 駒込高等学校で自ら「子ども食堂」についての講演をおこなうことにより、この活動を拡大。当高等学校ボランティア部の生徒と連携しながらの開設を目指します。
3月25日（土）にはプレオープンを実施します。お弁当の提供の他に、親子で楽しめる謎解きゲームや子供服のリサイクルマルシェも開催予定です。
地域連携や地域貢献を目指し、自主的に活動に取り組む本学学生への取材をお待ちしています。

「『養源寺子ども食堂』プレオープン」のポスター

【ポイント】

1. 　『養源寺子ども食堂』は、大正大学の奨学金制度を生かしながら地域連携や地域貢献を目指した本学学生による自主的な取り組みです
2. 　子どもの孤食防止や親が子育ての悩みを相談できる居場所づくりを目的としています
3. 　3月25日（土）にはプレオープンを実施し、お弁当の提供や親子で楽しめる謎解きゲーム、子供服のリサイクルマルシェを開催します

​※1人材育成奨学金…学部2年～4年生、大学院2年～3年生のうち、学業成績及び人物ともに優秀な者で修学意欲があり、将来に期待できる者を対象として上限20万円を補助する奨学金。https://www.tais.ac.jp/life/scholarship/list/#li02

※2ガモール志學亭…落語家 立川志らら氏（本学地域構想研究所 研究員）が協力して運営される全国でも珍しい落語が楽しめるカフェ。学生が運営に携わり、メニュー開発・巣鴨地蔵通りの魅力と落語の世界を繋げる空間を提供するなど、アントレプレナーシップの育成を目的の一つに設置している。

 【協力】
養源寺、文京区社会福祉協議会、ピザトースト&カフェもんてびあんこ、学校法人駒込学園 駒込高等学校

 【背景】
大畠さんは公認心理師資格取得という目標を持ち、大正大学に入学。2年次にはボランティアとして様々な「子ども食堂」へ複数回の訪問をおこない、その際に気づいた良い点や改善点をもとに自分でも『子ども食堂』を開設したいという希望を持った。本学の共通科目「学融合ゼミナール」で習得した地域連携及び地域貢献の観点を取り入れながら、本学の奨学金制度を元手に『養源寺子ども食堂』開設の活動を自主的に始めた。

【プレオープン実施情報】
日時：2023年3月25日（土） 12：00～14：00
会場：養源寺（〒113-0022　東京都文京区千駄木5丁目38-3）

【学生のコメント】
●臨床心理学科2年　大畠花帆
高校在学時から興味を持っている「発達障害」や「食行動異常」の分野に加え、子ども食堂の準備を通して家族の在り方（家族療法）についても考える機会が増えました。今後はこれらを中心に研究を進めていきたいと思っています。将来、「医療」「福祉」「教育」の現場のうちどの領域で働きたいかは定まっていませんが、この子ども食堂での活動や大学での授業を通して明確にし、現場＋地域で活躍できる公認心理師になりたいです。

 ◆大正大学
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年（1926）の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に本学の推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択されました。公式HP：https://www.tais.ac.jp/