上富田町における「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化をめざした取り組み『マチスポ』」に関する実証を開始
西日本電信電話株式会社 和歌山支店
株式会社NTTSportict
上富田町(町長:奥田 誠)、西日本電信電話株式会社 和歌山支店(支店長:岩元 豊明、以下、NTT西日本)、株式会社NTTSportict(代表取締役社長:中村 正敏、以下、NTTSportict)は、2024年7月8日に、上富田町における「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化をめざした取り組み『マチスポ』に関する包括連携協定」(以下、連携協定)を締結し、実証を開始しました。
3者は、この連携協定に基づき、上富田町内の主要スポーツ施設「上富田スポーツセンター」にスポーツDXソリューション(撮影・配信用のプラットフォームやAIカメラ等)を試験的に導入し、地域スポーツ大会や試合、合宿等の発信力の強化、生涯スポーツの振興による地域コミュニティの活性化等を図ることで、第5次上富田町総合計画 (2021年3月 上富田町策定)を加速させていきます。
1.連携協定の目的
上富田町では、2021年3月に策定した上富田町第5次総合計画において、「地域スポーツの振興」、「合宿等の誘致や大会の実施」、「スポーツ施設の充実」を掲げており、「スポーツのまち上富田」としての街づくりを積極的に推進しています。
また、NTTSportictでは、スポーツDXによる新たな地域コミュニティを生み出すためのまちづくり「マチスポ」(※別添参照)に取り組んでおり、現在、NTT西日本と連携し、全国の自治体に対して、マチスポの提案を進めています。
今回、3者がマチスポを軸としたスポーツDX分野で包括的な連携と協力関係を築き、それぞれが有する人的・物的資源を連携することで、地域の課題に適切に対応し、協働による事業を推進することにより、活力ある地域社会の形成・発展及びサービスの向上をめざしていきます。
2.連携協定の概要
上富田町の主要なスポーツ施設「上富田スポーツセンター」の多目的グラウンドAコート(人工芝)、野球場へスポーツDXソリューションを導入し、「スポーツのまち上富田」としての街づくりを積極的に推進しています。
例えば、上富田町スポーツセンターで開催される試合のAIカメラによる無人自動ライブ&アーカイブ配信と同時にコミュニティサイトでのオンライン応援や、合宿等の練習の振り返りや情報発信の活用等、上富田町ならではの特色ある「スポーツまちづくり」の形を提供します。
3.役割分担
上富田町 :マチスポ実証の運営主体、実証フィールドの提供
関係者への協力要請 等
NTT西日本 :実証事業のプロジェクト検討、及び運営サポート
実証後におけるAIカメラ等の本格導入の支援 等
NTTSportict :スポーツDXソリューション(AIカメラ等)の提供
導入施設の運用レクチャー、オンラインサポート 等
4.「マチスポ上富田町ポータル」の開設
多目的グラウンドAコート(人工芝)へのAIカメラの設置工事を完了し、応援コミュニティプラットフォーム「マチスポ上富田町ポータル」の運用を開始しました。(野球場へのAIカメラ設置は2024年8月中旬を予定しております。)
「マチスポ上富田町ポータル」の閲覧者は、AIカメラで撮影された試合や練習風景の映像をリアルタイムで視聴でき、コメントの入力により、チームや競技者を応援することができます。また、撮影した映像はポータル内に記録されるため、競技者は試合・練習の映像を振り返ることで、競技スキルの向上につなげることができます。
さらに、「マチスポ上富田町ポータル」では、上富田スポーツセンターのスポーツ活動等のお知らせを発信していきます。
「マチスポ上富田町ポータル」は、スポーツを通じて、上富田町、施設利用チーム、地域住民をつなぐ地域交流の場として運営していきます。
なお、「マチスポ上富田町ポータル」には、下記に記載のURL等よりアクセスできます。
▼マチスポ上富田町ポータル
https://web.spo.live/group/xf8heozubw(WEB版)
※iOS/Androidのスマホ専用アプリ「SpoLive」をダウンロードすることで、
応援チャット等、全ての機能を利用できます。
5.今後の展開
上富田町スポーツセンター野球場へのAIカメラ設置を2024年8月中旬に予定しており、大会や試合映像の配信に取り組みます。また合宿や練習等で利用するチームへの映像提供を通じて、スポーツDXソリューションの効果検証を行います。効果検証と併せて、設置場所の拡大や更なる利用シーンの創出にも取り組んでまいります。
こうした取組みを通じて、地域スポーツ大会や試合、合宿等の発信力の強化、生涯スポーツの振興による地域コミュニティの活性化等を図ることで、第5次上富田町総合計画 (2021年3月 上富田町策定)を加速させていきます。
(※別添)
スポーツDXソリューションについて
今回、上富田町スポーツセンターに設置する無人撮影カメラには、A Iによる自動撮影や編集機能を備えています。現在、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、サッカー、ラグビーなど16競技の撮影に対応しており、さまざまなスポーツを撮影することができます。
野球場には、ホーム側とセンター側の映像を自動で切り替えできる野球専用A Iカメラを設置します。
また、固定カメラも設置し、A Iカメラと組み合わせることで撮影の幅が広がります。
スポーツDXによるまちづくり「マチスポ」について
地域スポーツを活用したコンテンツを無理なく継続的に制作・運用できる仕組みとして、マチスポプラットフォーム(自動映像化+コミュニティ)を活用し「地域スポーツによるまちづくり」施策を点から線、そして面へと拡大していきます。
① A Iカメラ等によりスポーツ施設で行われる試合などを自動で撮影、映像コンテンツ化します。
② オンラインコミュニティプラットフォームでリモート観戦環境を提供、地域固有コンテンツを発信していきます。試合を観戦しながら応援メッセージを書き込むこともできるので、地域コミュニティの輪が広がります。
(参照)https://machispo.nttsportict.co.jp/
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