インドのソフトウエア企業Gervigreind Data Science Pvt Ltd.へ出資
費用削減・時間短縮が可能なノーコード技術獲得によりFAデジタルソリューションを強化
三菱電機株式会社は、100%子会社であるMitsubishi Electric India Pvt Ltd.(三菱電機インド、以下、MEI)を通じて、ノーコード(※1)でデータ分析・レポート作成などを可能とするアプリケーションを開発・販売するインド発のソフトウエア スタートアップ企業Gervigreind Data Science Pvt Ltd.(ジェルヴィグレインドデータサイエンス、本社:インド プネ、CEO:Prasad Toke、以下、GDSPL社)と共同開発および営業連携に関わる協業契約を締結し出資します。GDSPL社の保有するアプリケーションと当社FA機器やFAソリューションソフトウエアを組み合わせることで、FAデジタルソリューション事業を強化し、製造現場のデジタル化に貢献します。
■協業契約締結の狙い
近年、製造現場では、設備投資費用や人件費の高騰、顧客ニーズの多様化、さらなる生産性向上などが課題となっています。課題解決に向けては、デジタル技術やデータを活用したものづくりへの移行を進めていますが、特に人手を必要とするシステム構築作業の削減や時間短縮に向けては、複雑なプログラミングが不要で構築が容易な開発環境が求められています。特にインドでは、政府による強化政策のもと製造業が高成長を続ける中、人件費の高騰や人手不足といった課題が顕著となっており、作業効率化を可能とする構築が容易なデータ分析などのソフトウエアが必要とされています。
当社のFAシステム事業は、社会課題の解決に貢献する「循環型 デジタル・エンジニアリング企業」への変革加速に向けて、設計から製造・試験・運用保守などの各工程において、自動化やデジタル化を実現するため、各領域に強みをもつソフトウエア会社への出資・協業を進めてきました。
GDSPL社はItanta Analyticsという商標で事業を展開しており、ノーコードでデータ分析・レポート作成などを可能とするアプリケーションを保有しています。
今回、GDSPL社に出資し、同社の保有するデータ分析・レポート作成などのアプリケーションと、当社FA機器やICONICS社製SCADA(※2)ソフトウエアGENESIS64TM(※3)を掛け合わせることで、簡易なエンジニアリングでシステム開発を可能とするデジタルソリューションを実現します。将来的には、GDSPL社の豊富なアプリケーションノウハウを基にグローバル展開を行い、FAデジタルソリューション事業の拡大を目指します。
当社は今後も、多様な発想や先進技術を持つ企業とのオープンイノベーションを推進し、製造現場の抱える課題解決に貢献します。
■GDSPL社の概要
社名 |
Gervigreind Data Science Pvt Ltd. |
代表者 |
Prasad Toke |
所在地 |
インド共和国 マハラシュトラ州プネ |
設立 |
2019年12月 |
主な事業内容 |
ノーコードでデータ分析・レポート作成などを可能とするアプリケーションの開発・販売 |
ホームページ |
■ MEIの概要
社名 |
Mitsubishi Electric India Pvt. Ltd.(三菱電機インド) |
代表者 |
高瀬 敦史 |
所在地 |
インド共和国 ハリヤナ州グルグラム |
設立 |
2010年9月21日 |
主な事業内容 |
FA制御システム製品の開発・製造・販売・アフターサービス 空調機器、半導体の販売・アフターサービス |
ホームページ |
■三菱電機グループについて
私たち三菱電機グループは、たゆまぬ技術革新と限りない創造力により、活力とゆとりある社会の実現に貢献します。社会・環境を豊かにしながら事業を発展させる「トレード・オン」の活動を加速させ、サステナビリティを実現します。また、デジタル基盤「Serendie®」を活用し、お客様から得られたデータをデジタル空間に集約・分析するとともに、グループ内が強くつながり知恵を出し合うことで、新たな価値を生み出し社会課題の解決に貢献する「循環型 デジタル・エンジニアリング」を推進しています。1921年の創業以来、100年を超える歴史を有し、社会システム、電力システム、防衛・宇宙システム、FAシステム、自動車機器、ビルシステム、空調・家電、情報システム・サービス、半導体・デバイスといった事業を展開しています。世界に200以上のグループ会社と約15万人の従業員を擁し、2023年度の連結売上高は5兆2,579億円でした。詳細は、www.MitsubishiElectric.co.jpをご覧ください。
※1 プログラミング不要でシステムを開発できるプラットフォーム
※2 Supervisory Control and Data Acquisitionの略。シーケンサなどFA機器による生産現場などの監視制御やデータ収集を行うソフトウエア
※3 当社100%子会社であるICONICS社製のSCADAソフトウエア名
<お客様からのお問い合わせ先>
三菱電機株式会社 FAシステム事業本部 FA事業推進プロジェクトグループ 企画グループ
〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/contact/ssl/php/1430/inquiryform.php?fid=1430
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