SkylandVentures、リスク管理と収益最適化を融合した次世代DeFiHarmonix Financeの資金調達ラウンドに参加

シードスタートアップへの投資をメインに行うベンチャーキャピタルファンド、Skyland Ventures(本社:東京都渋谷区、General Partner・CEO:木下慶彦、以下SV)は、リスク管理と収益最適化を融合した次世代DeFiであるHarmonix Financeの資金調達ラウンドに参加したことをお知らせします。
Harmonix Financeとは
Harmonix Financeは、Ethereum上に構築された分散型金融(DeFi)プラットフォームであり、持続可能な高利回りを実現するためにリスク管理と高度な定量分析を統合した自動化ボールト戦略を提供しています。伝統的な金融(TradFi)のメカニズムをブロックチェーン上に再構築し、ボラティリティの高い暗号市場において安定した収益機会を創出することが核心理念です。
2024年Q3時点で総預かり資産(TVL)100,000ドルを達成し、Delta Neutralボールトやオプション・ホイール戦略など独自の金融商品を展開しています。Ethenaの設計思想を継承しつつ、リアルタイムのパフォーマンス指標と戦略の透明性を特徴としています。Hyperliquidにも対応し、ユーザーに多くにイールド獲得の機会を提供します。
Harmonix Financeの特徴

リスク調整型Delta Neutralボールト
Harmonix Financeの中核技術は、市場変動に影響を受けないDelta Neutral戦略を自動化したVaultシステムにあります。ユーザーはUSDCなどの安定通貨を預け入れることで、複数の収益源から最適化されたリターンを獲得できます。このシステムは先物取引とスポット取引を組み合わせたヘッジ戦略を採用し、ボラティリティリスクを中立化します。
例えば、ETH Vaultでは流動性ステーキングトークン(LST)と先物ショートポジションを組み合わせ、ネットデルタをゼロに維持します。これにより、2024年Q2のテストネット運用では年間利回り(APY)119%を記録しました1。
マルチチェーン統合型リキッドリステーキング
KelpDAO、Renzo、Baseなど主要リステーキングプロトコルとの連携により、ユーザーは預入資産をロックせずに複数のネットワークで収益機会を最大化できます。リキッドリステーキングトークン(LRT)を活用したこのシステムでは、EigenLayerやHyperLendなどのインフラを介して複数チェーンに分散投資が可能です。
特に2024年Q4に予定されているEigenLayer統合では、再ステーキング報酬と流動性提供報酬の複合効果が期待されています。
予測可能な収益モデルと動的APY調整
機械学習アルゴリズムを採用したAPY予測モデルは、市場状況やプロトコルリスクをリアルタイムに分析し、最適な収益率を算出します。ダッシュボードでは過去30日間の実績APYと予測APYを並列表示し、ユーザーが情報に基づいた意思決定を行えるように設計されています
セキュリティ・バイ・デザインアーキテクチャ
Harmonixのセキュリティフレームワークは、スマートコントラクト監査とリアルタイム・リスクモニタリングの多層防御構造を特徴とします。主要コントラクトはHalbornやCertikなど複数の監査機関による査読を受け、2024年Q2の攻撃シミュレーションでは99.98%の脆弱性検知率を達成しています。異常検知システムは取引パターンを0.2秒間隔で分析し、2024年8月のフラッシュローン攻撃未遂を事前に検出した実績を持ちます。
クロスチェーン互換性とガス最適化
HyperliquidのL2インフラを基盤とし、Ethereumメインネットとのガスコストを最大80%削減。2025年Q2に予定されているOmnichain統合では、ArbitrumやzkSyncなど主要L2ネットワーク間のシームレスな資産移動が可能になります。ブリッジレス設計により、ユーザーは複数チェーンの収益機会を単一インターフェースで管理可能です。
Harmonixの技術ロードマップ
2025年Q1:分散型ガバナンスの導入
HARMトークンを基盤とするオンチェーンガバナンスシステムを稼働。トークンホルダーは、Vault手数料構造の変更(現在0.5-2%1)や新規戦略の導入に関する提案投票権を獲得します。ステーキングメカニズムでは、トークンロック期間に応じてガバナンス権限が段階的に増加する設計を採用しています。
2025年Q2:マルチチェーン拡張フェーズ
ゼロ知識証明(ZKP)を活用したクロスチェーン・アセット検証システム「Harmony Bridge」をリリース。この技術により、EthereumとHyperliquid間の資産移動を3秒以内に完了させると共に、ガスコストを従来比92%削減します4。同時に、BTCVaultのベータテストを開始し、非ERC20資産への対応範囲を拡大します。
2025年Q3:機関向け専用製品群
規制準拠型の機関向けVault「Harmonix Pro」をローンチ。マネーマーケットファンド構造を採用し、日次流動性提供と月次決済機能を実装します。専用のリスク管理ダッシュボードでは、VaR(バリュー・アット・リスク)計算ツールとストレス・テストシミュレーターを提供します。
2025年Q4:ZKベースのプライバシー保護
zk-SNARKsを活用したプライベート・トランザクション機能を実装。ユーザーは取引詳細を秘匿したままVault運用が可能となり、機関投資家のコンプライアンス要件に対応します。同時に、予測モデルのバージョン3.0では、深層強化学習を導入しAPY予測精度を93%に向上させました。
Hermonix Financeリンク一覧
• Website: https://harmonix.fi/
• Docs: https://harmonix-finance.gitbook.io/harmonix-docs
• Twitter: https://twitter.com/harmonixfi
•GitHub: https://github.com/harmonixfi
•Telegram: https://t.me/harmonix_chat
• Discord: https://discord.gg/sNgbWFJ9Bw
各関係者コメント

Frank Dang, Co-Founder & CEO of Harmonix
Harmonix Finance, a Hyperliquid-native DeFi platform, combines hedge fund-grade strategies with blockchain innovation to optimize yield and liquidity. By leveraging risk-adjusted vault strategies and advanced analytics, we are committed to pushing the boundaries of decentralized finance.
We’ve launched key products for Hyperliquid users, including the $HYPE Delta Neutral Vault and Swap on Hyperliquid , with a Staking Page set to go live in March. The Delta Neutral strategy reduces market volatility while enabling real-time performance monitoring, providing investors with a sophisticated yet accessible solution.
With integrations into EigenLayer and Hyperliquid, Harmonix is driving DeFi innovation. TVL has surged over 1000% in the past three months, and this is just the beginning—we are dedicated to building a DeFi ecosystem where cutting-edge strategies and usability converge.
<日本語訳>
Harmonix Financeは、HyperliquidネイティブのDeFiプラットフォームとして、ヘッジファンド級の戦略とブロックチェーン技術を融合し、収益の最適化と流動性の効率化を実現します。リスク調整型ボールト戦略と高度な分析技術を駆使し、DeFiの可能性を切り拓いていきます。
$HYPE Delta Neutral Vault(アクセス)や Swap on Hyperliquid(アクセス)を展開し、Staking Page も3月に公開予定です。Delta Neutral戦略 により市場変動リスクを抑え、リアルタイムのパフォーマンス監視を可能にすることで、投資家に高度で実用的なソリューションを提供します。
また、EigenLayer や Hyperliquid との統合を進めることで、HarmonixはDeFiの最前線を牽引していきます。TVLは過去3カ月で1000%以上増加 しており、これはまだ序章にすぎません。革新的な戦略と実用性が融合するDeFiエコシステムを創るため、挑戦を続けます。

袁 小航 Yuan Xiao Hang, General Partner and CSO of Skyland Ventures
Harmonixが提供するリスク調整型ボールト戦略と高度な定量分析技術は、DeFi市場における収益性と安定性の両立という重要な課題に対する画期的なソリューションです。特に、Delta Neutral戦略を活用した市場変動リスクの軽減と、リアルタイムでのパフォーマンスモニタリングは、投資家にとって非常に魅力的な要素です。
さらに、EigenLayerやHyperliquidなどの主要エコシステムとの統合は、HarmonixがDeFi領域全体の成長を牽引する存在となる可能性を示しています。私たちは、この革新的なプロジェクトを全面的に支援し、DeFiエコシステムのさらなる発展に貢献していきたいと考えています。

Yonkuro, Partner of Web3 / Crypto Fund, Skyland Ventures
Harmonixが開発するリスク管理型Vaultシステムは、DeFi市場における新たなスタンダードを確立する可能性を秘めています。特に、並列処理技術と動的APY調整アルゴリズムを組み合わせた独自のアプローチは、スケーラビリティと収益性を両立させるだけでなく、ユーザー体験を大幅に向上させるものです。また、マルチチェーン対応やゼロ知識証明技術の導入は、Harmonixが次世代ブロックチェーンインフラとして進化し続けることを示しています。このような先進的な取り組みに貢献できることを誇りに思うとともに、今後もこのプロジェクトの成長を支援していきます。

Ren, Head of Researcher, Skyland Ventures
Harmonixは、デルタニュートラル戦略やオプション戦略などの高度な投資手法を、パーミッションレスな「ボールト(Vaults)」を通じて一般ユーザーに開放し、透明性の高い非保管型の運用を実現しています。
ファウンダーの熱意とビジョンは強く、DeFiの可能性を最大限に活かしながら、誰もが高度な投資機会にアクセスできる未来を目指しています。伝統的な金融の障壁を取り払い、新たな投資のあり方を創出するその挑戦に、大きな期待を寄せています。
【Skyland Venturesについて】
Skyland Ventures (SV) は、シードVC(ベンチャーキャピタル)として国内外のスタートアップへの投資を行っています。 SVは"The Seed Maker."をミッションに、若手起業家×インターネット領域のスタートアップにシードマネーの提供を行っています。
2022年以降はWeb3領域・生成AI領域の投資を強化しており、インキュベーションプログラムであるCryptoLand(Web3)・荒波(生成AI)を運営しシードスタートアップの創出を行っています。また、2023年には100万人超が参加する徳島市阿波おどり演舞場のネーミングライツを取得するなど東京・地方問わず日本全国やグローバルと日本のスタートアップエコシステムの拡大や各プレイヤーの橋渡しとなることをを目指しています。
社名:Skyland Ventures (代表者:木下 慶彦)
所在地:東京都 渋谷区桜丘町16-13 桜丘フロントビルⅡ
Twitter:https://twitter.com/skylandvc
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCpQ0_31ALEoIDGkDIBRuwUQ
Press Kit:https://www.notion.so/skylandventures/Skyland-Ventures-Pres-Kit-821339adc9df435c8dbd5ea4ee2426fe
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