千葉興業銀行がインボイス制度対応の電子交付システムとして「invoiceAgent」を導入、年間約20万通におよぶ郵送コストを削減
投資信託販売におけるOCRシステム構築の更新費用を約4分の1 に削減、本部支店間の報告集計業務にかかわる業務を効率化
ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:田中 潤)は、株式会社千葉興業銀行(以下、千葉興業銀行)が、電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」でインボイス制度対応の電子交付システムを構築し、年間約20万通におよぶ輸送コストを削減し、業務の大幅な効率化を実現したことをお知らせします。
また、BIダッシュボード「MotionBoard」、データ分析基盤「Dr.Sum」を導入し、投資信託販売にかかわるOCRシステム構築更改費用を約4分の1に削減しました。ほかにも、本部・支店間の報告集計業務の効率化を図る環境を整え、システムの内製化により行内業務の改善と効率化を実現しました。
(1)インボイス制度対応の電子交付システム
千葉興業銀行では、インボイス制度の開始に伴い、これまで口座振替による自動引き落としで済んでいた手数料などの領収書や計算書を、印刷、封入して郵送する作業が必要となることを検討し、インボイス制度に対応する電子交付システムの構築にあたり、invoiceAgentを導入しました。
インボイス制度施行開始の2023年10月に電子交付システムを稼働開始したことで、月約2万通、年間約20万通におよぶ帳票の印刷、封入、郵送の作業がなくなり、値上げされた郵便料金が不要となったことで大きな経費削減効果をあげました。電子帳簿保存法への対応のほか、大幅な業務負担軽減とペーパーレス化も実現しています。
取引先企業は、invoiceAgentにアクセスし領収書や計算書を取得できるようになりスムーズな電子交付が可能になったほか、郵送を要望される一部の企業にはBPOによる郵送サービスを活用し、電子と郵送のハイブリットな運用を実現しています。
(2)投資信託販売にかかわるOCRシステム
投資信託の口座開設や購入の際、支店でのタブレット入力やインターネットバンキングの増加により紙の受付は減少したものの、システム障害やBCP(事業継続計画)対策としてOCRシステムは必要とされる中、OCRシステムの更改時期となり費用を抑えた運用の見直しに迫られました。
そこで電子交付のシステムと並行して、内製化によるOCRシステムの構築を検討、invoiceAgent OCRとMotionBoard、Dr.Sumを組み合わせた「投資信託販売にかかわるOCRシステム」が2024年1月から本番稼働しました。更改費用を従来システムの約4分の1に削減できたほか、文字の認識率が高いため正確かつスピーディーな運用が実現しました。またMotionBoardとDr.Sumの活用により支店側でもエントリーやチェック、完了の件数など全体の進捗状況を確認でき、スキャン内容の検索も可能になったことで業務効率が向上しました。
(3)本部と支店間報告集計ダッシュボード
千葉興業銀行では、各支店から本部の所管部署に対して、予実、活動状況と成果などを、メールにExcelファイルを添付して報告していましたが、本部側は各支店から受け取ったファイルの集計作業量が膨大で、報告されたデータの活用ができていない状況でした。
そこで、BIツールでありながら入力機能を備えExcelに近い操作性を持つMotionBoardを導入、2022年8月より稼働開始しました。導入後は、支店側では報告に関する業務負担が、本部側ではデータ集計作業の負担が軽減されたため、業務効率が大幅に向上しました。これまでバラバラに管理されていたデータが一元化され、支店で入力した内容を本部でもリアルタイムで共有できるため、現状を素早く把握しデータに基づいたより的確な判断、行動を実現させています。
■事例紹介
・インボイス制度対応の電子交付システムおよび投資信託販売にかかわるOCRシステム
https://www.wingarc.com/nest/successstory/article/1697.html
・本部と支店間報告集計ダッシュボード
https://www.wingarc.com/nest/successstory/article/1698.html
■「FIT2024」セミナーのご案内
2024年10月17日(木)、18日(金)に東京国際フォーラムで開催される「FIT2024」において、ウイングアーク1st 主催の金融機関限定セミナーを開催いたします。セミナーでは、千葉興業銀行 デジタルイノベーション部 デジタルICT企画担当 上席調査役 菊池様にご登壇いただき、本導入事例について解説いただきますので是非ご参加ください。
日時 |
2024年10月17日(木) 10:10-11:10 |
タイトル |
「千葉興業銀行様が取り組む、BIを超えた業務アプリ基盤の活用&インボイス電子配信」 |
■千葉興業銀行について
設立 :1952年1月
所在地 :千葉県千葉市
事業内容:金業務・貸出業務・商品有価証券売買業務・有価証券投資業務・国内為替業務・外国為替業務・社債受託および登録・付随業務
URL :https://www.chibakogyo-bank.co.jp/
■invoiceAgentについて
請求書、支払通知書、注文書、納品書などあらゆる企業間取引文書の電子化と配信・返信を可能にし、取引に紐づく文書の一元管理や電子帳簿保存法・インボイス制度に対応する電子帳票プラットフォームです。企業間のあらゆる文書をデータ化し、クラウド上でセキュアかつ高速に流通できます。
https://www.wingarc.com/product/ia/
■MotionBoardについて
「MotionBoard」は、さまざまなデータを価値ある情報に変えて、直感的な操作性でリアルタイムに状況を把握できるBIダッシュボードです。様々なデータに接続できるため、リアルタイムでデータの活用ができスピーディーな判断を支援します。多種多様な業界、業種にわたり3,500社以上(※)の豊富な導入実績があります。
https://www.wingarc.com/product/motionboard/
■Dr.Sumについて
散在する企業の大量データを統合・活用するためのデータ分析基盤です。特許取得の高速集計データベースエンジン、ユーザーインターフェイス、データ連携ツールなど企業のデータ活用に必要な機能を網羅しており、いずれもノーコード開発が可能な設計で7,200社以上(※)に導入いただいています。
また、国税庁公認の第三者機関であるJIIMAの定める「電子帳簿ソフト法的要件認証」「電子書類ソフト法的要件認証」「電子取引ソフト法的要件認証」を取得しています。
https://www.wingarc.com/product/dr_sum/
■ウイングアーク1st株式会社について
ウイングアーク1stは、業務処理における全ての帳票の効率的な運用を支援する帳票・文書管理ソリューションと、成長のための業務改革をデータ活用によって推進するデータエンパワーメントソリューションを提供しています。データに基づく意思決定・行動を支援する革新的なソフトウェア・サービスを提供することで、企業・団体がデータを最大限に活用しイノベーションを起こせる社会の未来をつくっていきます。また、2024年1月31日付で情報・通信業界として初となる人的資本に関する情報開示の国際的なガイドライン「ISO 30414」の認証を取得しています。
また当社は「日経コンピュータ 2024年9月5日号 顧客満足度調査 2024-2025 データ分析・利活用支援ソフト/サービス部門」において3年連続 1位を獲得しています。
※クラウド版とパッケージ版の累積社数(2024年2月末)
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
〒106-0032 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー
TEL:03-5962-7300
お問い合わせフォーム:https://corp.wingarc.com/contact/index.html
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