自然観察会「希少な水草を観察しよう!」参加者募集(岩手県立高田松原津波復興祈念公園)
東日本大震災の津波の後に、埋土種子から再生した植物
岩手県立高田松原津波復興祈念公園では、自然観察会「希少な水草を観察しよう!」を初開催いたします。津波によるかく乱で出現した水草を保全している「下宿定住促進住宅」の水生植物プールにて、ミズアオイやサガミトリゲモなど、岩手県の絶滅危惧種に指定されている種を中心に観察します。美しい花を咲かせるものから、地味で目立たないものまで、知られざる水草の世界にご案内します。
初開催、水草観察会
岩手県立大学の島田先生を講師に迎えた自然観察会。まず、水生植物プールができた経緯などを説明。次に、池の縁からミズアオイなど花を咲かせているものを中心に観察し、水中に生えるトリゲモ類を確認。最後に、観察用のバットにあらかじめ用意したトリゲモ類を詳細に観察します。
■開催日/9月15日(日) ※小雨決行、荒天中止
■時間/10:00~11:30
■場所/震災遺構「下宿定住促進住宅」 水生植物プール
■集合/震災遺構「下宿定住促進住宅」 駐車場
■対象/小学生以上(小学生は保護者同伴)
■参加費/無料
■受付/事前受付 先着20名
■申込/電話にて申込 9月11日(水)締切
■講師/岩手県立大学 総合政策学部 島田直明 先生
■後援/岩手生態学ネットワーク
公園内に整備されたビオトープ
東日本大震災の津波により、えぐられてでききた湿地で確認された「ミズアオイ」。この場所が復興工事により造成されることとなったため、土壌を仮移植したところ、イトクズモなど希少な水草が確認されました。公園整備にあたり、これらの水草を保全するために準備された湿地環境が水生植物プールです。
小さな湿地に、多くの希少種
水深の異なる3つのプールからなる湿地の面積は約400㎡。今回の観察会では、確認されている絶滅危惧種の内、「ミズアオイ」「サガミトリゲモ」「イトトリゲモ」の3種が観察できる見込みです。
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ミズアオイ(ミズアオイ科 学名:Monochoria korsakowii)環境省:準絶滅危惧、岩手県:絶滅危惧Ⅰ類
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サガミトリゲモ(トチカガミ科 学名:Najas chinensis) 環境省:絶滅危惧Ⅱ類、岩手県:絶滅危惧Ⅰ類
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イトトリゲモ(トチカガミ科 学名:Najas gracillima)環境省:準絶滅危惧、岩手県:絶滅危惧Ⅰ類
岩手県立高田松原津波復興祈念公園について
高田松原津波復興祈念公園は、東日本大震災津波の犠牲者を追悼・鎮魂し、震災の事実と教訓を継承するとともに、まちづくりと一体となった地域の賑わいの再生に資することを基本理念としています。
<お問合せ>
岩手県立高田松原津波復興祈念公園管理事務所
〒029-2205 岩手県陸前高田市高田町字中宿24-3
TEL:0192-22-8560
FAX:0192-22-8568
<公園ホームページ>
https://iwate-fukkokinen-park.jp/
<公式SNS>
X:https://x.com/IwateTakataPark
Instagram:https://www.instagram.com/iwate_fukkokinen_park/
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<指定管理者>
高田松原津波復興祈念公園マネジメント共同体
共同体代表:一般財団法人 公園財団
構成員:特定非営利活動法人 緑の相談室
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