【Z世代のホンネ調査】約6割の大学生がLINEのリアクションスタンプで応答することを「失礼」と回答。LINEマナーに関するZ世代の価値観を調査してみた。
リアスタとテキストで返事することの使い分け方とは?
株式会社RECCOO(本社:東京都渋⾕区、代表取締役:出⾕ 昌裕、以下、当社)が運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』は、最新のZ世代調査として「LINEのリアクションスタンプ」に関する調査レポートを発表します。今回の調査では大学生がよく使うLINEスタンプについて、特に目上の人に対する使い方に注目して調査しました。なお、サークルアップを活用してZ世代の調査を行いたい場合、または調査結果を自社メディアの記事などに転載される場合は、こちらにお問い合わせください。
■リアクションスタンプとは?
メッセージアプリLINEのメッセージに対して長押しで反応を示すことができるスタンプのこと。
喜怒哀楽を表現でき、通常のスタンプと違い相手に通知が行かないことが特徴。
■75%の大学生が「目上の人」にリアスタを使用すると回答

「目上の人からのメッセージにリアクションを使う頻度」を尋ねたところ、「たまに使う」が48%、「よく使う」が27%で、合わせて約4人に3人が“少なくとも一度は使う”と回答しました。
自由記述では
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「返信を打つのに時間がかかると、先輩を待たせてしまう」
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「文章で返すほどの内容ではないけれど、既読無視はできない」
と、“素早い応答”を求めるZ世代の姿勢が明らかになりました。
ただし「常用=よく使う」は3割弱にとどまり、頻度を抑えた“限定使用”がスタンダードのようです。
■大学生のうち57%が「目上の人にリアスタを使うこと」を失礼だと思うと回答

「目上にリアスタだけで返すのは失礼か」では50%が「やや失礼」、7%が「とても失礼」と回答しました。
使ってしまうが、リアスタのみでの返答に対しては違和感をもつという結果となりました。
この結果を記事執筆に協力してもらっている他の学生メンバーに伝えたところ、
「よく(リアスタを)使うが、飲み会の出欠など、”反応”のみを求められているときは失礼に当たらないと思う。個チャ(個人チャット)で使うのはハードルが高く感じる。」
という意見をいただきました。
自由回答では、以下のような意見が見られました
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通知がいかない返事になってしまうから(失礼だと思う)
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リアクションやスタンプは友達に使う感じのものだから
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(目上の人に対しては)しっかりと文章で返すべきだと思うから
Z世代の中でも、返信の仕方に関するマナーを意識していることが分かりました。
■「目上側」の場合、8割はリアスタ応答を気にしないと回答

一方で、受信者(自分)が目上だった場合、相手にリアスタを使われることを“不快だ”と答えたのはわずか20%でした。
この結果を他の学生メンバーに伝えたところ、
「Z世代は上の世代の価値観を理解しつつ、あまり影響を受けずに自分たちの価値観で生活していると思う。実際に、自分はアルバイト先の社会人にリアスタを使ったら怒られたが、自分が年下に使用されても何も思わない。」
という意見をいただきました。
Z世代らしく、年齢差に寛容なこと、そしてリアスタは「相手の時間を奪わない敬意表現」としてZ世代に受け止められている面があることが明らかになりました。
■サークルアップとは?問い合わせでローデータを提供。

いかがでしたでしょうか?実際に⼤学⽣のデータで確認すると、リアリティのある感覚が掴めます。
現在、注目を浴びているZ世代ですが、「Z世代は○○」など表面的な捉えられ方をされてしまうケースも多く見受けられます。そこで当社は、サークルアップを活用して、現役大学生のプロジェクトチームと共に、リアルな本音を発信する【Z世代のリアルなホンネ調査記事】を配信しています。
今回の調査結果の一部も、お問い合わせいただいた企業にローデータの提供をしています。
【調査概要】
・調査日:2025年5月20日
・調査機関(調査主体):サークルアップ運営(株式会社RECCOO)
・調査対象:喫煙習慣のある現役大学生
・有効回答数(サンプル数):300人
・調査方法:サークルアップのアンケートオファー
・Z世代調査記事バックナンバーはこちらから
https://circle-app.jp/magazine/
お問い合わせ先(サークルアップのご活用/記事使用許可についてはこちらにご連絡ください。)
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