中期経営計画のローリングに関するお知らせ
アステナホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:岩城 慶太郎、証券コード:8095)および当社グループ各社は、2021年1月13日付「新中長期ビジョン策定に関するお知らせ」において中期経営計画を公表しておりますが、2024年11月期からの3ヵ年の中期経営計画の連結数値計画を改めて策定いたしましたので、お知らせいたします。
1. 中期経営計画ローリングの背景
当社グループでは、グループ中長期ビジョン(Astena 2030 “Diversify for Tomorrow”)達成に向けて各種施策に取り組んでまいりました。中期経営計画ローリング(2024-2026)の目標値に対する進捗状況等を鑑みてローリング方式にて連結数値計画の見直しを行いました。
今後も経営環境の変化等に柔軟に対応するため、原則として毎期改定を行うローリング方式の3ヵ年の中期経営計画として発表してまいります。
2. 当社グループにおける経営戦略
当社グループは、3つのサステナビリティ戦略を基本戦略とします。
(1)プラットフォーム戦略
「産業のサステナビリティ」を実現し、プラットフォーム戦略を主として推進する事業は、ファインケミカル事業とHBC・食品事業です。これらの事業においては、参入市場におけるあらゆる事業ニーズに高いレベルの「策揃え」で応え、産業全体の効率化を高め、顧客の問題解決を行うことを目的とした業界プラットフォームになることを目指します。
産業におけるプラットフォーマーの役割は、商取引を通してプラットフォーム上に蓄積していく情報や経験などの「共有知」があらたな付加価値を生み、製品・サービスそのものの信頼性を高め、あるいはオペレーションの効率化を実現します。そして結果的に、その産業に参入している全事業者が協働することで、産業自体の価値と効率が高まっていくと考えます。
(2)ニッチトップ戦略
「技術のサステナビリティ」を実現し、ニッチトップ戦略を主として推進する事業は、医薬事業と化学品事業です。これらの事業においては、参入市場をできるだけ小さく定義し、当社固有の技術や事業体制によって差別化を行い、高い市場シェアの獲得を目指し、業界の「一択」となることで、当社グループの持つ競争力の持続可能性を高めます。
イノベーションには「持続的イノベーション」と「破壊的イノベーション」そして「効率型イノベーション」があると定義しています。当社グループのニッチトップ戦略を構成する技術は、この3つのイノベーションを繰り返しながら成長を重ねてまいりました。既存の技術の磨き上げを行いながら、その技術を適用できる新領域・新市場を探求し、より安定的に安価に顧客に届け、新しい技術を追いかけるだけではなく、イノベーション・サイクルを回すことが重要と考えます。
(3)ソーシャルインパクト戦略
「社会のサステナビリティ」を実現し、ソーシャルインパクト戦略を推進するため、当社は2021年12月に新規事業子会社であるアステナミネルヴァ株式会社を設立いたしました。同社は環境配慮型・社会課題解決型の事業の創出、多様なプレーヤーとの連携を通して、多岐にわたる社会課題をビジネスで解決する役割を担います。
高齢化と人口減少は、様々な社会課題を生み出すため、こうした地域が抱える社会課題を解決するビジネスを奥能登エリアにおいて研究開発し、私たちが生きる社会の「豊かさ」を守るビジネスをつくり、多方面に広げていくことが重要と考えます。
また、アステナミネルヴァ株式会社は石川県珠洲市に拠点を構えております。年始に発生しました能登半島地震では珠洲市内を含め能登半島において甚大な被害に見舞われております。まずは地域住民、地域企業の皆様と一丸となり復興に貢献してまいります。
3. 3ヵ年の連結数値計画
【アステナホールディングス株式会社 会社概要】
会社名:アステナホールディングス株式会社
所在地:東京都中央区日本橋本町四丁目8番2号
代表者:代表取締役社長 岩城 慶太郎
創 業:1914年(⼤正3年)7⽉10⽇
設 立:1941年(昭和16年)9月20日
U R L :https://www.astena-hd.com/
事業内容:グループ会社の経営管理等
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