Broadcom、VMware AI FactoryでAIの本番導入を迅速化し、AIトークノミクスの管理を強化

新しいAIインフラの自動化とプライベートAIサービスにより、ベアメタルから推論に至るまで、一貫性のある単一環境でAIワークロードのデプロイ、ガバナンス、セキュリティ確保を実現

ヴイエムウェア株式会社

*本内容は、2026年8月31日(米国時間)VMware Explore 2026でBroadcomが発表した報道資料の抄訳版です。

半導体およびインフラストラクチャソフトウェアソリューションを設計、開発、供給するグローバルテクノロジーリーダーであるBroadcom(NASDAQ: AVGO)は、VMware Private AI Cloudにおけるソフトウェア・デファインド(software-defined)基盤のVMware AI Factoryを発表しました。VMware AI Factoryは、AI対応インフラの導入とDay 2運用を支援する新たな自動化技術により、AIを本番環境で活用するためのプロセスを簡素化します。お客様はVMware AI Factoryの利用により、初期のモデル展開時間を短縮し、AIトークノミクスをより適切に管理できます。

Broadcom Inc. VMware Cloud Foundation部門製品担当副社長、ポール・ターナー(Paul Turner)コメント:

「多くの企業が、自社のデータが存在する場所でAIを実行したいと考えていますが、インフラの構築からAIモデルの展開までには、時間と手間がかかり、コストもかさみます。VMware AI Factoryは、このような課題を解決します。ソフトウェア・デファインドの基盤により、インフラの展開を自動化し、ライフサイクル管理を一元化できるため、ハードウェアや検証済みモデルを柔軟に選択できます。さらに、初期のモデル展開時間が短縮され、プライベートクラウドのコストが予測可能になり、AIトークノミクスをより適切に管理できるようになります」

VMware AI Factoryで初期モデルの展開時間を短縮

VMware AI Factoryにより、セキュアなプライベートクラウド環境で、自社が保有する非公開データを、直接、AIアプリケーションで利用できるようになります。VMware Cloud Foundation(VCF)独自のインフラ自動化機能により、ベアメタルサーバの導入から最初のAIモデルの提供開始までの期間を、数週間から数時間に短縮できます。VMware AI Factoryではハードウェアのプロビジョニング、ソフトウェアスタックの有効化、エンドツーエンドのライフサイクル管理を完全に自動化して、AIインフラ管理を効率化します。ハードウェアとソフトウェアの運用を自動化された統合ソリューションに組み込むことで、運用の複雑化を最小限に抑えながら、AIワークロードを迅速に拡張できます。

VMware AI Factoryで提供される各種プライベートAIサービスは、AIの運用、ガバナンス、コスト効率の向上を支援します。VCFにより組織全体でGPUリソースをプールし、共有できるため、チームがワークロードごとにインフラを専有する代わりに、各チームが共有ハードウェア上で複数のモデルを実行できます。ITやデータサイエンスのチームは、統合モデルギャラリーの単一インターフェイスを介して、仮想マシン、コンテナ、GPUリソースにまたがるモデル推論やRAGワークフローを展開/管理できます。これには、トークンスループットやレイテンシ、ならびにコンピュートおよびメモリ使用率の組み込みのオブザーバビリティが備わっています。企業は、共有インフラや、ガバナンスが確保された「モデル・アズ・ア・サービス(models-as-a-service)」を活用し、コストを抑えながら、新しいモデルへと柔軟に移行できます。提供開始ならびに今後提供予定のプライベートAIサービスは以下の通りです。

  • マルチテナントモデルの共有:Model Runtimeにより、分離されたネームスペースを通じて、テナント間または事業部門間でAIモデルの安全な共有が可能。これにより、データのプライバシーは維持しながら、GPUの割り当てやインフラリソースを浪費する冗長なモデル展開を排除

  • AI Gateway:単一の利用インターフェイスを通じて、オンプレミス環境とクラウド環境にまたがるモデルガバナンスを統合。インテリジェントなプロンプトルーティング、トークンおよび使用量のレート制限(上限設定)、アプリケーションの認可といった機能強化とともに、ローカルでホストされるモデルへのアクセスを実現

  • セキュアなAIサンドボックスとガバナンス:セキュアな仮想化コンテナスペースにより、エージェントによって動的に生成されたコードの実行を隔離。同時に制御レイヤでは、エージェントの呼び出し方法、アクセスするツール、およびアクションが実行される前の出力検証方法を定義

VMware AI Factoryの導入をさらに効率化するため、BroadcomはMetalSoftとの新たなパートナーシップを発表しました。ベアメタルのプロビジョニング時間を数週間からわずか数分へと短縮する、VCF向けの統合された異種混在ベアメタル自動化を提供します。この統合により、IT部門はVCF管理コンソールから直接、複数のベンダー製の物理サーバのプロビジョニングや再構成を行うことが可能になります。これにより、ソフトウェアとハードウェアのライフサイクルが単一の運用モデルに統合されるため、ハードウェアやファームウェアの管理にベンダー固有のツールを使用する必要がなくなります。

VMware AI Factoryは、VCFを、認定済みのDell PowerEdgeサーバやCisco、Lenovo、SupermicroなどのVCF AI ReadyNode、ならびにお客様が選択したAIソフトウェアおよびアクセラレータアーキテクチャと組み合わせます*1。BroadcomとAMDは協業し、VCFとAMD Instinct GPU、そしてオープンなAMD ROCmソフトウェアエコシステムを組み合わせたVMware AI Factoryを提供します。ゼロタッチプロビジョニングにより、vSphereやvSANから、KubernetesやAMD GPUオペレータに至るまで、スタック全体のエンドツーエンドの展開がオーケストレーションされます。また、AMD DVXドライバにより、VMware vSphere Kubernetes Serviceクラスタで利用される大規模な仮想マシンにGPUをアタッチすることが可能になります。

VMware AI Factoryは、企業が主要なAIモデルをオンプレミスで実行するための本番環境対応のパスを提供します。VCFをご利用のお客様は、Nemotron 3、Gemma 4、cotomi、Qwen、GLM 5.2などを含む、150を超えるオープンソースおよび商用モデルを実行できます。Broadcomは世界をリードするAIモデルプロバイダと協業し、組織がデータ主権を確保しながらコスト効率的にAIを大規模に活用するための明確なパスを提供するとともに、先進的なAIモデルをVCFの統合サービスを通じて、安全かつサービスとしてユーザーコミュニティに提供しています。

パートナーからのコメント

AMD コンピュートおよびエンタープライズAIグループ担当コーポレートバイスプレジデント スレシュ・アンダニ(Suresh Andani)氏 コメント:

「AIを導入する企業は、単一のベンダースタックにロックインされることなく、自社のインフラストラクチャを自由に選択できる必要があります。VCF上でAMD Instinct MI350シリーズGPUとオープンなROCmソフトウェアエコシステムを組み合わせることで、予測可能なコストを実現し、トークン単位の課金が不要なプライベートAIへの検証済みのパスをお客様に提供します。この協業により、組織はフルスタックにわたる選択肢とコントロールを維持しながら、自社のデータが存在する場所で本番環境のAIを実行できます」

Cisco Compute 上級副社長 兼 ゼネラルマネージャ ジェレミー・フォスター(Jeremy Foster)氏 コメント:

「AIを本番環境に導入する際、GPUだけでは不十分で、データセンターからエッジまでシームレスな基盤として機能するインフラスタックが不可欠です。Ciscoの検証済みコンピュート環境と、オープンで高性能なネットワークは、NVIDIAのエンタープライズリファレンスアーキテクチャそしてAMDを採用したCisco Validated Designsに沿って設計されています。VMware AI Factoryの新たなインフラ自動化に向けた取り組みにより、ベアメタルから本番環境でのAI導入までのプロセスをシンプル化する一方で、ワークロードやアクセラレータアーキテクチャを柔軟に選択できるようになります」

Lenovo インフラストラクチャソリューションズグループ担当副社長 スコット・パティ(Scott Patti)氏 コメント:

「企業がAI導入を拡大する中で、トークン使用料が導入コストとROIを左右する重要な要因として浮上しています。Lenovo Infrastructure Solutions上で稼働するVMware AI Factoryにより、コストと運用上の観点から最も合理的な場所で柔軟にAIを実行できます。これにより予測可能なコスト、強固なガバナンス、より大きなビジネス価値を獲得し、本番環境への導入を加速できます」

Supermicro 最高事業責任者(CBO) ヴィク・マイラヤ(Vik Maylaya)氏 コメント:

「Supermicroは、アプリケーションに最適化されたData Center Building Block Solutions®(DCBBS)インフラを、業界トップクラスの導入スピードで提供しています。SupermicroのSuperCloud Directorは、マルチテナント型ベアメタルプロビジョニングの迅速な導入を支援します。SupermicroのトータルITソリューションとVMware AI Factoryを組み合わせることで、企業のモダンプライベートクラウドおよびAIワークロード向けに、工場で事前検証済みの柔軟かつコスト効率に優れたビルディングブロックを提供します」

MetalSoft 創業者 兼 CEO ルーカス・ロー(Lucas Roh)氏 コメント:

「物理サーバの管理は、ソフトウェアとは別の運用領域とされてきたため、サイロ化が原因でAIインフラの導入の遅延につながっていました。MetalSoftのベアメタル自動化によってVCFの運用ワークフローが物理レイヤにまで拡大されることで、IT部門は物理サーバをコードのように扱うことができるようになります。VCF管理コンソールから直接、異種混在ハードウェアのプロビジョニングや再構成を行うことができるため、ハードウェア運用とソフトウェア運用のギャップが解消され、数週間かかっていた手作業を数分で実行できます」

出典:

*1        Broadcom Compatibility Guide


会社概要

ヴイエムウェア株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝浦3-1-1 田町ステーションタワー N 18階
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代表者名
山内 光
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設立
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