日本の世界遺産検索ランキング【北海道・北東北縄文遺跡群】米国が1位、欧米豪で関心が急増 〜「農耕なしの定住」という人類史の特異性と、サステナブルな暮らしが世界から注目〜
アウンコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:信太 明、東証スタンダード:2459)は、グローバルマーケティング(国内・海外向けの販売促進・AI活用支援)*、メディアマーケティング(火災保険・地震保険の申請サポート)**などのマーケティング事業を展開しています。
この度、日本の世界文化遺産である「北海道・北東北縄文遺跡群」について、世界各国・地域を対象に関心動向調査***を行いましたので、その結果をお知らせいたします。
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*** 今回の調査における各検索キーワードのランキングは、2024年12月~2025年11月までのGoogleキーワードプランナーによる推定検索数を参考指標として集計したものです。
■登録の背景:人類史の常識を覆す「持続可能な定住社会」
「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、北海道、青森県、岩手県、秋田県に点在する17の遺跡群から構成され、2021年7月にユネスコ世界文化遺産に登録されました。本遺産が国際的に高く評価された背景には、以下の歴史的価値があります。
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農耕に頼らない「定住」の特異性
世界史において、定住生活は農耕・牧畜の開始と同時期に始まるとされるのが一般的です。しかし、本遺産は「狩猟・採集・漁労」を基盤としながら1万年以上にわたり、定住を継続した稀有な事例です。自然資源を枯渇させない高度な環境適応能力が、人類の発展段階における多様性を示すものとして認められました。
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豊かな精神文化と社会構造
大規模な集落跡(三内丸山遺跡等)や、祭祀・儀礼の場である環状列石(ストーンサークル)は、当時の人々が高度な精神世界を共有し、複雑な社会組織を形成していたことを証明しています。また、
出土した土偶や漆器からは、高い工芸技術と美意識が伺えます。
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持続可能な共生モデルとしての再評価
気候変動に適応し、自然と共生しながら1万年以上にわたり平和的な社会を維持した縄文文化は、現 代の「サステナビリティ(持続可能性)」の原点としても注目されています。4道県にまたがる17の構成資産が、一貫した文化圏として保存されている点も、学術的に極めて高い価値を有しています。
■国別検索ランキング:トップ5の背景分析
調査の結果、「北海道・北東北の縄文遺跡群」に関する検索上位5ヶ国は、アメリカ、韓国、フィリピン、インド、台湾、の順となりました。各国が検索に至る主な背景は以下の通りです。
1位のアメリカでは、人類学や考古学への学術的関心が極めて高く、特に北米先住民の歴史に見られる「狩猟採集社会」との比較研究対象として、縄文文化が注目されていることが主な要因であると考えられます。
2位の韓国では、地理的な近接性に加え、自国の先史文化である櫛目文土器文化との関連性や、近年の日本地方都市への観光需要の高まりが検索数に影響を及ぼした可能性があります。
3位のフィリピンでは、近年の訪日旅行ブームを背景に、定番の観光地以外に「日本のルーツ」を体験できる新たな文化観光地としての注目が集まっています。
4位のインドでは、世界最古の文明の一つを有する国として古代史への国民的な関心が強く、日本の先史時代に対する教育的・知的な興味関心が高い傾向にあります。
5位の台湾では、北海道観光の主要マーケットであり、リピーター層が知床に次ぐ新たな世界遺産を具体的な旅行先候補として検討している様子が伺えます。

■ 地域別動向:欧米豪で2025年9月に検索数が急増
地域別では欧米豪からの検索が圧倒的多数を占めています。特に2025年9月に検索数が大幅に増加しましたが、これは同月に開催された国際的な観光見本市で、自然と共生する「アドベンチャーツーリズム」の重要拠点として本遺跡群が紹介されたこと*1や、大阪・関西万博開催が影響し、欧米の主要旅行メディアが「日本のサステナブルな歴史遺産」として特集を組んだことが、英語圏での関心の高まりに寄与した可能性があります。

本レポートの完全版を、アウンコンサルティングウェブサイトに掲載しています。
ぜひご覧ください。
■調査概要
【調査主旨】
北海道・北東北の縄文遺跡群(世界文化遺産)に関する検索動向調査
【調査要綱】
・対象国・地域:OECD加盟主要国を中心にアウンコンサルティングにて抽出した世界32カ国・地域
- 北欧4カ国:フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク
- 湾岸協力会議(GCC)6カ国:サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン
・対象キーワード:アウンコンサルティングが富士山関連の主要キーワード
・調査対象時期:2024年12月〜2025年11月
・分析項目:国・地域別の検索ボリュームおよびランキング
・調査方法:Googleキーワードプランナーを用いた国・地域別の検索データ集計、関係機関による統計・報道資料を基にアウンコンサルティングが独自分析
【出典】
*1 ツーリズムEXPOジャパン2025
https://www.t-expo.jp/_shared/pdf/tej2025_report_ja.pdf
*2 訪日外国人のICT利活用の環境整備に向けた取り組みの加速
https://www.mlit.go.jp/kankocho/jirei_shien/ict.html
*3 DBJ・JTBFアジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査2025年度版
https://www.jtb.or.jp/wp-content/uploads/2025/11/report-DBJ-JTBF-asiaeuro-survey-2025.pdf
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