日本・スイス国交樹立160周年 ベルンで東京・日本各地の魅力を描くショートフィルム11作品を3夜連続上映
在スイス日本大使館と日本発、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭 ショートショート フィルムフェスティバル & アジアが共同開催 監督によるQ&Aも実施
上映するのは、SSFF & ASIAが東京都と制作してきた東京を舞台にしたショートフィルム群および、同じく映画祭が文化庁の日本博プロジェクトで制作してきた、静岡、沖縄、岩手など、日本各地の民話をもとに創作された短編小説のショートフィルム化作品、そしてスイス人監督が日本の制作チームや俳優と共同制作し映画祭にノミネートした作品の合計11作品。
スイス在住の監督が来場しQ&Aに参加するほか、日本、オーストラリアからはオンラインで作品の監督と現地の上映会来場者をつなぎ、Q&Aを実施予定。
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ショートフィルムは短い時間の中で、物語やメッセージ、社会の出来事や文化をシネマチックに伝えることができるのが魅力。その素晴らしい作品を作る監督や脚本家を応援できる場として、映画祭を盛り上げていきたいとする、映画祭代表 別所哲也は、「映画祭から世界へ、より多くの方々にショートフィルムを届けられたらと思います。数々の物語から、きっと初めて目にする日本、改めて知る日本の文化や価値観を体験いただけるのではないかと思います。」と期待を述べます。
在スイス日本国大使館・広報文化センター長 川原氏も、「日本とスイスの交流が始まり160年という記念の年に、若く才能あふれるフィルムメイカーたちの作品を通じて、日本のことを伝えられる機会を嬉しく思います。ショートフィルムだからこその、多種多様な日本を色々と見て、楽しんでいただけるのではと思います。」と語っています。
<上映作品>
プログラムA:2024年2月28日(水)18:00~
『海の見える街で』 令和4年度日本博主催・共催型プロジェクト 特別製作作品
監督/脚本/編集:宮城 夏鈴 /24:52 / 日本 / ドラマ/ 2023
キャスト:水沢 林太郎、佐久本 宝、田中 瑛央、塩田 宙、きゃんひとみ、
酒向 芳、萩原 聖人
原作:「海の見える街で私たち」乘金顕斗
あらすじ:高校最後のインターハイに向け、剣道の練習に励んでいた幼馴染の日向と颯人。ある日、日向が芸能事務所にスカウトされたことがきっかけで二人の関係に亀裂が生じはじめ…。傷つき、悩みながら大人へと成長していく二人の少年の姿を描く。
『シェイクスピア・イン・トーキョー』 「Tokyo Cine-magic」プロジェクト特別製作作品
監督:ジェネヴィエーブ・クレイ-スミス/20:34/ 日本 / ドラマ /2018
キャスト:ジェラルド・オドワイエー、忽那汐里、 千葉真一、ジェネヴィエーヴ・クレイ-スミス & パトリック・ブラモール
あらすじ:兄の仕事に同行して初来日したダウン症のベンは、途中で自分をかまってくれない兄から逃れるように、一人で東京探検に出かける。
ベンは、シェイクスピアの知識と、即興で描くイラスト、そして持ち前のユーモアで、出会った人々の心をつかんでいく―。
※オンラインQ&Aを予定
『This is Tokyo』 東京都シネマスポーツプロジェクト特別製作作品
監督:鈴木勉/16:15/ 日本 / ドラマ /2020
キャスト:森崎ウィン ジネット・アウ 渡辺裕之
あらすじ:シンガポールの企業との提携を進めるチームに抜擢された健人は、来日したクァン社長をアテンドする仕事を任されるが、彼女の冷たい態度に困惑する。二人で東京を観光するうちに、互いの心に小さな変化が生まれ──。
『トランペット』 SSFF & ASIA 2021オーディエンスアワード受賞
監督:ケビン・ヘフリン/17:00/ スイス / コメディ /2020
キャスト:曽根麻央
あらすじ:日本からニューヨークのジャズ文化を経験するためにやってきたトランペット奏者が、ブルックリンで迷子になり、地獄のような夜を経験する。
※オンラインQ&Aを予定
<上映作品>
Program B: 2024年2月29日(木)18:00~
『おかあの羽衣』 令和3年度日本博主催・共催型プロジェクト
監督/脚本/編集:平 一紘/ 21:29/ 日本 / ドラマ /2022
キャスト:服部 樹咲、川島 鈴遥、池田 航、ゴリ(ガレッジセール)、尾野 真千子
原作:「おかあの羽衣」高橋 久美子
あらすじ:「私、きらいなものが多い」
那覇までの渋滞、借金だらけの父、親友の彼氏、牛乳、そして地元の塩屋湾。美しい母は、なぜ父と結婚したんだろう。
漠然とした将来への不安から逃げるように瑠璃は考えていた。そしてある日、母の過去を知るのだが‥。
※オンラインQ&Aを予定
『ホセのトーキョー夢物語』 「Tokyo Cine-magic」プロジェクト特別製作作品
監督:田中希美絵 / 15:47/ 日本 / ドラマ /2019
キャスト:ディエゴ・カターニョ、ナッシュ・エジャートン、吹越満
あらすじ:SNSインフルエンサー、アレックスの番組アシスタントの仕事で初来日したメキシコ人の青年ホセ。アレックスの無茶な要求に奮闘しながら東京の街を駆け巡ったホセは、夢のような体験をすることに──
『サムライソードフィッシュ』 東京都シネマスポーツプロジェクト特別製作作品
監督:洞内広樹 / 24:58 / 日本 / ドラマ / 2022
キャスト:飯島寛騎、藤岡真威人、川原渓青、マーティ・フリードマン、(特別出演)藤岡弘、
あらすじ:幕末からタイムスリップしてきた盲目の若きサムライは、亡き親友と江戸で交わした約束を果たすため、自らの子孫である青年と共に、現代の東京でパラ水泳に挑む。
※オンラインQ&Aを予定
<上映作品>
Program C: 2024年3月1日(金)18:00~
『おばあさんの皮』 令和3年度日本博主催・共催型プロジェクト
監督:井上博貴 / 19:56 / 日本 / ドラマ / 2021
キャスト:加藤小夏、浜野謙太、金澤美穂、片桐はいり、高橋惠子
原作:「おばあさんの皮」大前粟生
あらすじ:「美人とかいわれるのが嫌だった」。故郷の福島県三島町から上京する前に、
立ち寄った土湯温泉で「おばあさんの皮」を手渡された京子。皮を被っておばあさんに
変身し、気になる男性の心のうちを探ろうとするが……。
『Home Away from Home』 「Tokyo Cine-magic」プロジェクト特別製作作品
監督:真壁幸紀 / 12:36 / 日本 / ドラマ / 2017
キャスト:ジェイムス・ジラユ、阿部純子、ハーシェル・ペッパース、エリザベス・セイモア &
イレーヌ・ジャコブ
あらすじ:タクシー運転手、少女、バックパッカーはそれぞれの故郷であるアフリカ、ヨーロッパ、東南アジアに繋がる幻想的な東京を旅する。その旅には、アキコという日本人の女性がいる。
一方、パリにいる作家は、東京で出会ったアキコの事を思い出し、執筆を始めた。
『妻の電池切れ』 東京都「サステナブル・リカバリープロジェクト」特別製作作品
監督:八幡貴美 / 21:06 / 日本 / ドラマ / 2023
キャスト:臼田あさ美、青木崇高、村雨辰剛
あらすじ:東京に住む夫婦のハナとユウスケは3年前のある出来事をきっかけに互いの気持ちに距離を感じ、一人一人で過ごす事が多くなっていた。
二人はその距離を埋められず、離婚届を前にして気持ちを決めきれないままカラオケに来ていた。
ハナが半ばやけくそに歌う中、電気の供給が逼迫した東京は停電してしまう。
と、同時にハナは倒れてしまうのだった。
※オンラインQ&Aを予定
『TOKYO RAIN』 SSFF & ASIA 2022 Cinematic Tokyo部門優秀賞・東京都知事賞 受賞
監督:Michel Wild & Robert Schneider/ 12:07 / スイス / ファンタジー / 2021
あらすじ:東京を襲う大雨。マサヒロは一人で残業しながら、心配する妻と電話をしている。パソコンでの単調な事務作業が続き、居眠りしてしまうマサヒロ。恐ろしい悪夢を見て目を覚ますと、全てが以前とは変わっているように見える。
※会場にてQ&Aを予定
<ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 日本プログラムスイス上映会 開催概要>
■日付:
2024年2月28日(水)~3月1日(金)
18:00~20:00
■上映会場:
在スイス日本国大使館 広報文化センター
Engestrasse 43, 3012 Bern
■内容
日本各地を舞台にしたショートフィルムを3夜連続上映
(上映作品)
2月28日(水)18:00~
プログラムA:『海の見える街で』 『シェイクスピア・イン・トーキョー』 『This is Tokyo』 『トランペット』
2月29日(木)18:00~
プログラムB:『おかあの羽衣』 『ホセのトーキョー・夢物語』 『サムライ・ソード・フィッシュ』
3月1日(金)18:00~
プログラムC: 『おばあさんの皮』 『Home Away from Home』 『妻の電池切れ』 『TOKYO RAIN』
■料金:無料
※事前の参加申し込み URL https://eu.jotform.com/form/240293456018354
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア
米国俳優協会(SAG)の会員でもある俳優 別所哲也が、米国で出会った「ショートフィルム」を、新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいとの想いから1999年にアメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル創立。2001年には名称を「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」とし、2004年に米国アカデミー賞公認映画祭に認定されました。
また同年、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成を目的とし、同年に 「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF ASIA 共催:東京都)」が誕生し、現在は 「SSFF & ASIA」を総称として映画祭を開催しています。
2018年には、映画祭が20周年を迎えたことを記念し、グランプリ作品はジョージ・ルーカス監督の名を冠した「ジョージ・ルーカス アワード」となりました。 2019年1月には、20周年の記念イベントとして「ショートショートフィルムフェスティバル in ハリウッド」が行われ、2019年の映画祭より、ライブアクション部門(インターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン)およびノンフィクション部門の各優秀賞4作品が、2022年からはアニメーション部門の優秀賞を含む5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる権利を獲得しました。SSFF & ASIAは映画祭を通じて引き続き、若きクリエイターを応援してまいります。
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