子会社エンハンス、ユーザー定期課金の導入・管理を行うWebメディア向け収益化支援プラットフォーム「AE」の事業を取得〜マイクロアドグループのメディアコンサルティング事業を強化〜

株式会社マイクロアド

2025年12月2日 09時00分

　株式会社マイクロアド（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長執行役員：渡辺健太郎）の子会社で、メディアコンサルティング事業を展開する株式会社エンハンス（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：立石誠、以下、エンハンス）は、株式会社Sun Asterisk（本社：東京都千代田区、代表取締役：小林泰平）保有の、ユーザー定期課金を導入・管理するWebメディア向けの収益化支援プラットフォーム「AE（読み：エーイー）」の事業を取得したことをお知らせいたします。

　これにより、マイクロアドグループのメディアコンサルティング事業を一層強化し、メディア運営企業の新たな収益基盤の構築に貢献してまいります。

■背景

　近年、Webメディア業界では、検索エンジンのアルゴリズム変化やAI技術の進化、広告在庫の過剰などにより、メディア運営を取り巻く環境の複雑化が進み、多くのメディア運営企業が新たな収益源の確立を迫られています。

　一方、各種Web決済手段の浸透に伴い、良質なデジタルコンテンツに対するユーザーの定期課金を含む、各種コンテンツ課金は一般化しており、メディアの持続的成長を支える重要な柱となっています。

　今回の事業取得により、マイクロアドグループと連携するメディア運営企業においては、収益構造を転換し、「広告収益」と「定期課金収益」の両輪で、持続可能な収益基盤の構築が可能になります。

■「AE」のサービス概要

　「AE」は、ユーザーによる定期課金やコンテンツごとの課金など、多様な課金モデルに対応した、Webメディア向けの収益化支援を行うクラウド型プラットフォームです。既存のCMSへのタグ設置で、導入から管理・運用までを一元的かつ柔軟・簡便に行えるシステムを提供しています。

　また、大手出版社や新聞社などの法人メディア運営企業での導入実績を通じて、メディア企業が利用する会員管理ツールや、CMSなど各種システムとのAPI機能を拡充しており、本格的なコンテンツ課金の運営が可能です。

　「AE」サービスサイト：https://www.enhance.co.jp/services/ae

＜特徴＞

　簡易性と専門性の両立

　導入企業は専門知識不要で、月額／年額の定期課金やコンテンツ課金・クーポン設定・購読者限定コンテンツの設置など、既存のCMSにタグを組み込むだけで、最短１週間程度で実装・運用を開始できます。また、マイページ機能やプラン変更といった購読者情報の一括管理から、ダッシュボード上での詳細なデータ分析までを「AE」内で一元的に行うことが可能です。

　低リスクな収益連動型体系

　定期課金収益に応じたレベニューシェア型の料金体系を採用しているため、企業は初期投資を最小限に抑え、事業立ち上げのリスクを軽減して導入いただけます。

■「AE」との連携による事業強化について

　マイクロアドグループはこれまで、アドプラットフォーム事業を通じてメディアの広告収益最大化を支援してまいりました。この度の「AE」の事業取得により、従来の「広告収益」に加え、ユーザーによる「定期課金」という新たな収益の柱を、メディア運営企業へ提供できるようになります。

　エンハンスは、これまでのメディアコンサルティングとシステム開発の経験を活かし、「AE」を通じてコンテンツ戦略・課金設計・システム導入・運用までをワンストップで提供します。この一貫したサポートを通じ、メディア運営企業における、定期課金によるビジネスモデルの早期確立と収益の最大化に貢献してまいります。

　マイクロアド及びエンハンスは、今後も「AE」の機能強化を継続的に推進し、グループ全体としてメディア運営企業の収益最大化支援事業を一層拡大してまいります。

『エンハンス』について

　エンハンスは、デジタルマーケティングを支援する各種ソリューション開発と運用を行なっています。メディア運営企業が抱える収益モデルの多様化や運用負荷の課題に対し、データと技術を活用した独自のソリューションを提供し、メディアビジネスの成長を包括的にサポートしています。また、マイクロアドグループのメディアコンサル事業との連携により、多角的な支援体制を構築しています。