IBM、ソフトウェア・ライセンスのコンプライアンスを自動化するために設計された新しいAIOpsソリューションを発表

Flexeraとのコラボレーションにより、IBMはAIを活用した自動化戦略を拡張し、企業はハイブリッドおよびマルチクラウド環境全体でIT資産管理を簡素化へ

日本IBM

[米国ニューヨーク州アーモンク- 2022年3月15日(現地時間)発] -- IBMは本日、IT資産管理を簡素化するため、組織が自動化を活用できるよう支援する、IT管理ソフトウェア会社Flexera( https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3472653-1&h=1742088542&u=https%3A%2F%2Fwww.flexera.com%2F&a=Flexera%2C )およびIBM Turbonomic Application Resource Management(ARM)( https://www.ibm.com/jp-ja/cloud/turbonomic )との新しいソリューションを発表しました。 この新規ソリューションは、企業がコストを削減し、ソフトウェア・ライセンスのコンプライアンスと最適化に関し、ますます複雑になるタスクの自動化を目指すものです。

IT ビジネスのリーダーは、パブリック環境、プライベート環境、オンプレミス環境で実行されるソフトウェアとアプリケーションを使用するハイブリッド・マルチクラウド戦略を採用し続ける企業にとって、IT 資産管理は複雑かつ高額で、時間のかかるタスクだと報告しています。Flexeraの調査(英語)( https://info.flexera.com/ITAM-REPORT-State-of-IT-Asset-Management )によると、典型的なIT支出予算の34%がソフトウェアとSaaSアプリケーションに関するもので、回答者の半数近くが、これらの製品の管理を向上させ、使用頻度の低い製品や未使用の製品の再利用を改善する方法に重点を置く必要があると述べています。このため、企業は、ライセンスがコンプライアンスに違反していることが判明した場合、あるいは、リソースの使用率の過不足が判明した場合に、大幅なコスト・ペナルティーに直面する可能性があります。

この課題は、多くの企業が直面しているスキルのギャップによって悪化しています。 Gartner®の最新の調査( https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3472653-1&h=1752797753&u=https%3A%2F%2Fwww.gartner.com%2Fen%2Fnewsroom%2Fpress-releases%2F2021-09-13-gartner-survey-reveals-talent-shortages-as-biggest-barrier-to-emerging-technologies-adoption&a=Gartner%C2%AE )によると、”IT部門の上級管理者は、 IT自動化( https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2021-04-28-gartner-forecasts-worldwide-hyperautomation-enabling-software-market-to-reach-nearly-600-billion-by-2022 )テクノロジー(75%)の大部分とデジタル・ワークプレース・テクノロジのほぼ半分(41%)で、採用の主なリスク要因として人材の可用性を挙げています。”(※1) ビジネスには、自動化テクノロジーを管理するためのITの専門知識が必要です。

これらの課題を克服するために、IBMとFlexeraは、Turbonomic ARMとFlexera Oneの統合を開発し、オンプレミスからSaaS、クラウドまでのIT資産を可視化できるようにしました。企業は、ソフトウェア・ライセンスとリソース最適化の手動タスクを自動化できます。Turbonomic ARMは、ハイブリッド環境とマルチクラウド環境全体で、アプリケーションのリソースを動的に提供することにより、アプリケーションのパフォーマンスとガバナンスを継続的にモニターし、コストを削減できるように設計されています。Turbonomic ARMと、Flexera Oneのソフトウェア・ライセンス・データ、使用状況データ、洞察を組み合わせることで、企業はソフトウェアのコンプライアンス違反による罰則のリスクを軽減し、予想外の請求を最小限に抑えることができます。また、この統合ソリューションは、企業が全体的なコストのバランスを取る方法を見つけ、リソースがパフォーマンスのために最適化されていることを確認できるように、使用率の低い領域を特定するのにも役立ちます。

IBM Automationのゼネラル・マネージャーであるディネシュ・ニルマルは次のように述べています。「IT専門家には、理論上はIT運用を維持して改善するという明白な責務があります。 しかし、人手不足、地理的混乱、セキュリティーの脅威、需要の急増、環境的な圧力などに直面した際に、この責務を遂行することは容易ではなく、実際には複雑さが増すだけであることは明らかです。IBMとFlexeraとのコラボレーションは、自動化ポートフォリオを強化し、TurbonomicとInstanaの戦略的買収( https://www.ibm.com/jp-ja/cloud/instana )、および長年にわたるAIの研究と開発を補完し、これらの複雑な課題に対応するために設計された IT とビジネスの自動化機能のワンストップ・ショップを組織に提供します」

Flexeraの社長兼CEOである ジム・ライアン氏は次のように述べています。「このコラボレーションにより、AI主導によるテクノロジー・バリューの最適化ソリューションを活用し、お客様にシームレスな体験を提供します。FlexeraとIBMは、リアルタイムでの洞察や情報に基づき、コスト最適化を備えたダッシュボードを提供しています。複数のクラウド、データ・センター、アーキテクチャーにアプリケーションを導入することで、昨今の複雑なIT環境に対応するソフトウェア・ポートフォリオを適切な規模での運用を目指すお客様を支援できるようになりました」

IBMは、Turbonomic ARMとの新しい統合に加えて、クラウド環境とオンプレミス環境全体でソフトウェア、アプリケーション、およびインフラストラクチャーの資産全体をモニターおよび視覚化するために、IBMサポートおよびサービス・レベル・アグリーメントに裏付けられた包括的なソリューションを組織に提供するFlexera One with IBM Observability( https://www.ibm.com/common/ssi/cgi-bin/ssialias?infotype=an&subtype=ca&appname=gpateam&supplier=760&letternum=JAJPJP22-0170 )も立ち上げました。 Flexera One with IBM Observabilityは、2022年3月18日よりSaaSソリューションとして提供されます。

さらに、IBMソフトウェアのお客様はIBMソフトウェアのライセンス管理ツールであるILMT(IBM®License Metric Tool)の代替として、Flexera One with IBM ObservabilityまたはFlexera One from FlexeraのIT資産管理コンポーネントを使用することで IBMのソフトウェアライセンスを他のベンダーと一緒に単一のソリューションで管理することができるようになりました。

昨年、IBMはTurbonomicを買収( https://jp.newsroom.ibm.com/2021-05-07-IBM-acquires-Turbonomic )しました。これにより、パフォーマンスの確保、コストの最小化、リソース(コンテナー、VM、サーバー、ストレージ、ネットワーク、データベースなど)の最適化のためのフルスタック・アプリケーションの可観測性と管理を企業に提供します。Capita Groupなどの組織は、アプリケーションのパフォーマンスを確保するために、Turbonomicを使用しています。

Capita Groupのインフラストラクチャー・オペレーション・マネージャー、ジェリー・アハーン氏は次のように述べています。「Turbonomicの自動化プラットフォームにより、ビジネスとしてよりアジャイルなサービス・プロバイダーに転換することができます。アプリケーションのパフォーマンスが優先され、何よりもコストを最小限に抑えることができるようにするため、事前に情報を得た上で意思決定を行うことができました」

IBMのAIOpsソリューションについて詳しくは、https://www.ibm.com/cloud/jp-ja/aiops/ を参照ください。FlexeraはIBMのパートナー・エコシステムの一部であり、お客様はワークロードを管理および最新化するのを支援するために、あらゆるタイプのパートナー(IBMハイブリッド・クラウドおよびAIのテクノロジーとプラットフォームの構築、サービス提供、再販を含む)として位置付けられます。

※1:Gartner Press Release, Gartner Survey Reveals Talent Shortages as Biggest Barrier to Emerging Technologies Adoption, September 13, 2021.

GARTNERは、Gartner Inc.または関連会社の米国およびその他の国における登録商標およびサービスマークであり、同社の許可に基づいて使用しています。All rights reserved.

IBMについて:
IBM AI搭載の自動化について詳しくは、https://www.ibm.com/jp-ja/cloud/automation?utm_content=SRCWW&p1=Search&p4=43700064738956274&p5=e&gclid=EAIaIQobChMIsJazlaje9gIVxm4qCh2NBgG_EAAYASAAEgKPSvD_BwE&gclsrc=aw.ds を参照ください。

Flexeraについて:
Flexeraについて詳しくは、https://www.flexera.com を参照ください。

当報道資料は、2022年3月15日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
https://newsroom.ibm.com/2022-03-15-IBM-Announces-New-AIOps-Solutions-Designed-to-Automate-Software-License-Compliance

IBM、IBM Automation、ibm.com、Instana、Turbonomicは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについは
 http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml (US)をご覧ください。

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会社概要

URL
https://www.ibm.com/jp-ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門二丁目6番1号  虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
電話番号
03-6667-1111
代表者名
山口明夫
上場
未上場
資本金
1053億円
設立
1937年06月