IVS2026、注目セッションの第三弾を発表。AI・ディープテック・投資など6つのジャンル別に、京都市長 松井孝治氏、ユーグレナ 出雲充氏、OpenAIなど注目24セッションをご紹介
国内最大規模のスタートアップカンファレンス「IVS2026」は、2026年7月1日(水)〜3日(金)の3日間、みやこめっせ、ロームシアター京都、ホテルオークラ京都をメイン会場として開催します。このたび、IVS(みやこめっせ、ロームシアター京都)で行う注目セッションの第三弾を発表します。なお、IVS COREの注目セッションは別途発表いたします。

「Japan is Back」を掲げるIVS2026は、徹底的に「高さ」を追求し、日本のスタートアップの真価を世界に証明する3日間として設計されています。これまで第一弾で見城徹氏×藤田晋氏の特別対談などの注目セッションを、第二弾でノーベル化学賞を受賞した北川進氏をはじめとする著名な登壇者を発表してきました。第三弾となる本リリースでは、3日間のセッションを「ディープテック」「投資・ファイナンス」「政策・国家戦略」「AI」「グローバル」「産業とくらし」の6つのジャンルに分けて、関心のある領域から選んでいただけるおすすめセッションをご紹介します。
ディープテック・フロンティア技術
ノーベル賞級の科学を産業へ。量子・食・バイオ・素材。日本の技術力を社会実装と投資につなぐ4セッションです。
1. 【A1-1】Japan is Back:ノーベル賞級の発見を、いかに産業に変えるか

概要: ノーベル賞級の科学的発見は、人類の知の進展だけでなく、脱炭素や新エネルギーといった社会課題の解決に大きな可能性を持つ。しかし、その価値を社会に届けるには、研究とは異なる視点での産業化支援が不可欠である。本セッションでは、京都大学・北川進教授の「PCP/MOF」を起点に、先端研究がスタートアップを経て社会実装へと進むプロセスを描く。研究・起業・投資・行政が交差する中で、「ディープテックの死の谷」をいかに乗り越えるかを考察し、日本発イノベーションの可能性と「Japan is Back」の潮流を提示する。
2. 【A2-1 / オフレコ】スパコンと量子が繋ぐ、官民移行のラストワンマイル

概要: かつて日本のスパコンは、国家の威信をかけた「官需の象徴」であった。そのことを背景に、本セッションでは、「官」が育てた計算能力という果実を、いかにして「民」が世界市場で勝つためのOSとして実装し直すのかを問う。ナショナル・プロジェクトを単なる「研究」で終わらせず、グローバルな「計算主権」を奪還するための、官民移行のグランドデザインを議論するとともに、官民移行モデルのあり方について理解を深める。
3. 【C2-2】世界で勝てる日本技術発のバイオテック——日本の成長戦略

概要: 日本は世界第2位の医薬品創出国だが、スタートアップ発の世界的新薬はいまだゼロ。世界トップクラスのサイエンスを持ちながら、なぜ世界で勝てないのか、どうしたら勝てるのか。大手製薬企業、創薬スタートアップ、政策担当者、VCが様々な立場から日本発バイオテックの可能性を語り合う。
4. 【A2-5】食糧安保の再定義:テクノロジーが築く「持続可能な食」の防波堤

概要: 人口減少や気候変動、地政学リスクに伴う資源高騰など、日本の食糧安全保障は今、かつてない危機の直中にある。本セッションでは、政策の舵取りを担う行政、グローバルな生産基盤を支える大手農機・種苗企業、土壌革新を促すバイオスタートアップ、そして成長を加速させる投資家が集結する。持続可能な循環型農業を支える先端技術をいかに社会実装するか。個別の取り組みを超え、日本が世界に誇る「食」を産業として再構築するための、官民一体のロードマップを議論する。
投資・ファイナンス
VC・税制・レイターステージ・IPO、そして起業家から経営者への進化。起業家と投資家の最大の関心であるお金と経営の論点を、入口から出口まで5セッションで揃えました。
1. 【A1-2】Japan’s Venture Moment:VCの進化と、日本のスタートアップエコシステムの未来 powered by CIC

概要: 日本のスタートアップ投資は10年で約10倍に伸び、足元では年約8,000億円規模に達した。だが成長は踊り場に入り、育成5か年計画の3年が過ぎてもユニコーンは数えるほど。同じ期間、米国は桁違いの速度で世界的企業を生み続けている。この差は、資金量だけでは説明できない。今後の日本の10年におけるVCの役割、スタートアップエコシステムがどう進化していくべきかを議論する。
2. 【B1-2】スタートアップにおいて起業家から経営者になる瞬間 powered by クラウドワークス/90English

概要: すべての起業家は、ある瞬間に経営者としての資質を迫られる。それは資金調達の局面かもしれないし、組織が拡大するタイミングかもしれない。本セッションでは、その転換点に焦点を当て、起業家が経営者へと進化する過程で直面する葛藤と意思決定、そして求められる覚悟について議論する。
3. 【B3-2】ミニマムタックス強化の衝撃 〜「成功者が罰される税制」とエコシステムの未来 〜

概要: 2027年施行の「ミニマムタックス」強化で、起業家の株式譲渡益への実効税率が最大約35.6%に跳ね上がる。本セッションでは、起業家の国内創業インセンティブを削ぎ、海外流出を招きかねないこの税負担増の現実を直視する。約1,400名の当事者の声と世界の潮流から、日本のエコシステムが取るべき道を議論する。
4. 【A3-4】どうするレイターステージ? 急激な市場変化を経て、今レイターの最前線では何を考える powered by Vanta Inc.

概要: 東証グロースの上場維持基準の変更、金利上昇に伴うグロース銘柄の株価低調、生成AIの目まぐるしい進化に伴い“SaaS is Dead”とも言われるほどの地殻変動。今レイタースタートアップは、様々なリスクに晒されている。一見すれば厳しい。しかし、このような地合いだからこそ新たに発明されるアイディアがあり、勝ち筋がある。今その先端にいるリーダーたちは一体何を考えているのか。
5.【B3-4】上場ゴールを超えて——“株主に選ばれる”スタートアップ市場をどう作るか

概要: 日本のスタートアップ市場では、IPOが成長の通過点ではなく「出口」として設計されてしまう問題が長く指摘されてきた。上場時の初値、調達額、話題性だけでなく、上場後に時価総額を伸ばし、株主との信頼関係を築き、機関投資家・個人投資家から継続的に選ばれる企業になるには何が必要か。「上場ゴール」「株主軽視」「IRの未熟さ」「資本コストを説明できない経営」といった指摘されてきた課題に真剣に向き合い、資本市場の専門家が、健全なスタートアップ市場の条件を議論する。
政策・国家戦略
「Japan is Back」の核となる、政官財が交わるセッション。現職の政治家・官僚と、スタートアップ・大手金融が同じテーブルにつく3セッションです。
1.【A1-4】AI・オンチェーン金融が拓く、日本発スタートアップ国家戦略

概要: AI、ステーブルコイン、トークン化預金、オンチェーン決済等は、金融のあり方を変えるだけでなく、産業競争力や資本市場の構造を再定義しつつある。本セッションでは、規制設計、金融機関の変革、スタートアップの挑戦、資本市場との接続を横断的に議論する。日本が既存金融の信頼性と新技術の革新性を両立させ、次世代金融エコシステムを構築するには何が必要か。官民連携による社会実装と、日本発スタートアップの勝ち筋を探る。
2.【B1-5】Government as a Catalyst:官需が生み出す次世代産業のエコシステム

概要: 宇宙・防衛・気候など、国家課題を起点に新産業を生む「官需ドリブン」のイノベーション。政府調達や政策はスタートアップ成長のエンジンとなり得るのか。世界の事例を踏まえ、日本が目指すべき産業創出モデルを議論する。
3.【B2-1 / オフレコ】防衛スタートアップ最前線:実際に防衛省とスタートアップはどう連携し、これからどう連携していけばよいのか?

概要: 防衛省からスタートアップへの調達案件が近年増えている。スタートアップの持つ高い技術力は防衛省から大きな期待を受ける一方で、その関わり方は外部から把握しづらい部分が大きい。プライム企業の関わり方、契約の形態、組織内での橋渡しなど、本セッションでは防衛省とスタートアップの関わり合いの最新情報をお届けする。オーディエンスが、防衛省とスタートアップのダイナミズムの中で関わり方を発見できるセッションを目指す。
AI
生成AI、AIエージェント、AIインフラ、AIコーディング。今年のIVSで最も層の厚いテーマです。フロンティアモデルから日本企業の実装、開発組織の再設計まで、5セッションでカバーします。
1.【C1-1】Physical AI and the New Automation Stack(英語セッション)

概要: AIはテキスト、コード、デジタルワークフローの先へと進みつつある。次のフロンティアは物理だ。ロボット、産業オートメーション、現場オペレーション、そして実世界の環境で感知し、判断し、行動できるAIシステムである。
2.【B1-3】国産クラウド・国産AIを国家インフラへ——ソブリン・デジタル基盤とスタートアップ

概要: AI時代の競争力は、モデルやアプリだけでなく、クラウド、計算資源、データ基盤、行政システムといったデジタルインフラに左右される。本セッションでは、国産クラウド、国産AI、GovTech、公共調達を軸に、日本発のデジタル基盤企業をどう育てるかを議論する。
3.【C1-5】Current State and Next Generation of AI Agents(英語セッション)

概要: AIをめぐる議論は、フロンティアモデルが理論上何をできるかから、洗練されたエージェントアーキテクチャが実世界でどう実装されているかへと移りつつある。本セッションでは、モデルの素の能力と、ゲーミング・ローカライズされたサービス・自律的な物理システムにまたがる、実行という混沌とした現実との間にある決定的なギャップを探る。
4.【B2-2】AIエージェント時代、日本企業はどう戦うか powered by 株式会社DeNA AI Link

概要: 生成AIとAIエージェントが急速に普及する中、企業は今後どう進化し、戦っていくべきかに迫る。本セッションには、全社をあげてAIに賭ける日本インターネット業界の雄 DeNAと、社会実装で大企業の変革を担う国産AIベンチャーのAI責任者、日本語特化型の音声認識モデル(文字起こしAI)を開発するスタートアップが登壇し、スタートアップ・大企業・政府が今後どうAIを活用していくべきかを語る。
5.【C3-1】AIコーディングが変えるプロダクト開発とエンジニア組織の再設計 powered by Google Cloud

概要: AIがコードを書く時代に、開発の本質はどこに残るのか。実装から設計、さらには価値創出へと重心が移る中、プロダクト開発の競争優位はどう変わるのか。今起きている地殻変動の核心を議論する。
グローバル
クロスボーダーの機会を求める参加者へ。京都とシリコンバレー、新興30億人市場、日米のAI連携、そして日本のエンタメの世界展開。4セッション(うち3つは英語)です。
1.【C1-2】 BIG Exploding Giants! — India & Africa's 3 Billion People Market Frontline(英語セッション)

概要: インドとアフリカは合わせて世界人口の約40%を占める。両市場はいま、爆発的な経済成長、消費革命、急速な技術革新を同時に経験している。本セッションは、インドとアフリカ双方の市場概況を日本語で解説することから始め、最新トレンドを分かりやすく紐解く。続いて、両市場で実際に活動する最前線のゲストから、他では得られない現場の知見を直接聞く。インドは今や世界第3位の消費市場であり、Z世代だけで年間8,000億ドルの支出を生んでいる。アフリカは世界で最も速いリープフロッグ型のイノベーションを遂げ、2050年には25億人の市場になる見込みだ。これらすべては、日本企業と投資家にとって何を意味するのか。30億人市場への第一歩となるセッションである。
2.【C1-3】 シリコンバレーと京都に共通する超長期資本の可能性

概要: 現代のスタートアップは数年での短期上場を急がされ、小粒にまとまりがち。しかし、世界を変えるSpaceXも、数百年の歴史を持つ京都の伝統工芸も、どちらも「超長期戦」を戦っている。この両者に共通する、数十年先を見据える「超長期の資本(Patient Capital)」の思想から、これからのイノベーションのあり方を議論する。
3.【B2-4】日本の勝算——日本のエンタメ産業が世界でより躍進するためには?

概要: 日本のアニメ、漫画、ゲーム、音楽などのコンテンツは世界的な人気を誇る一方で、産業としての規模や収益力では海外企業に主導権を握られているのが現実である。IPの権利構造、制作体制、資本力、グローバル展開など、成長を阻む構造的課題も多い。本セッションでは、日本のエンタメ産業が世界で勝ちきれない理由を率直に議論する。IPビジネスのあり方、クリエイターへのリターン、資本・テクノロジーの活用、グローバル戦略などの観点から、日本発コンテンツを真のグローバル産業へと成長させるための突破口を探る。
4.【C2-4】Global AI Landscape: US-Japan Synergy and Strategies(英語セッション)

概要: AIがグローバル産業を再構築し、地政学的緊張が高まるなか、シリコンバレーの最先端イノベーションと日本独自の市場をつなぐ橋が、ますます重要になっている。本セッションでは、OpenHome、OpenAI、Headline、Techstarsの主要リーダーが集い、AIの開発・投資・普及において日米がいかに強力なシナジーを生み出せるかを探る。
IVS2026は混雑回避のためにサテライト受付を設置!

IVS2026では、混雑緩和のためIVS会期前でもパスを受け取れるサテライト受付を設置しました。場所は、四条駅直結の「KOIN」となります。ぜひご活用ください。
KOIN(京都経済センター3階/四条駅出てすぐ
受付時間
・6/30(火)15:00〜20:00
・7/1(水)9:00〜13:00
IVS2026 の概要
IVSは2007年に始まった国内最大規模のスタートアップカンファレンスです。国内外のスタートアップ、投資家、大企業、クリエイターなどが一堂に会し、2026年は「Japan is Back」をテーマに京都で開催します。
今年は、京都で開催してきたIVS2023、IVS2024、IVS2025を進化させた集大成版の「IVS」エリア (京都市勧業館「みやこめっせ」「ロームシアター京都」)と、令和版の招待制IVS「IVS CORE」エリア(ホテルオークラ京都)を新設。2つのエリアで開催します。
名称:IVS2026
テーマ:Japan is Back
会期:2026年7月1日(水)〜3日(金)
場所:京都市勧業館「みやこめっせ」、ロームシアター京都、ホテルオークラ京都 他
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
公式サイト:https://www.ivs.events/
公式X:https://x.com/IVS_Official
IVS KYOTO実行委員会について
IVSの京都開催にあたり、スタートアップ・エコシステムのさらなる発展と地域産業のより一層の振興を図ることを目的に、株式会社Headline Japan、京都府、京都市が共同で設立。京都に集積する企業、大学・研究機関、文化資源等とスタートアップとの融合を促進し、新産業の創出と世界に伍するスタートアップ企業の輩出へと繋げてまいります。
構成団体:株式会社Headline Japan、京都府、京都市
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