協業コンソーシアム「三陸おもてなしステーション」、岩手・三陸エリアでのインバウンド増加を目指す実証実験を開始
~経済産業省「IoT活用おもてなし実証事業」の取り組み~
岩手県三陸エリアでは、観光客数が東日本大震災津波の影響で減少し、現在も震災前の水準には回復していません。観光客数増加の障壁となっている、三陸沿岸地域の抱える観光4つの課題「地域資源の活用」「情報発信と誘客活動」「地域受け入れ体制の整備」「インバウンド対応」の解決に取り組むべく、協業コンソーシアム「三陸おもてなしステーション」は、三陸鉄道の主要駅を拠点とした実証実験を行います。今回の実証実験では、国内外、特に外国人観光客を着実に増加させることを目的に、2020年の本格運用を目指します。
●「三陸おもてなしステーション」実証実験の詳細
サービス名 | 内容 | リリース時期 |
地域体験サービス | 暮らし体験マルシェ「TABICA」のインバウンド 観光客向けサイト「WOW! JAPAN Experience+」 にて案内人自身の知識や知見を活かした体験を提供。 すべての体験にコーディネーターが同行するため、 英語の能力に関わらず、地域の人が案内人になるこ とが可能。インバウンド観光客は旅行日と目的地を 入力するだけで旅行日程に合った体験を探し、実際 に参加することができます。 https://exp.wow-j.com/ |
2017年 8月22日〜 |
現地観光アプリ | 観光客+三陸+IoTをつなげる観光アプリケーション 「三陸おもてなしステーション」を使い、観光情報 を見ることができます。その他アプリ内で決済、 ロボットとの通信も可能です。 http://sanriku-omotenashi.pluszone.jp/ |
2017年 8月22日〜 |
ECサイト | 岩手・三陸地域の素晴らしい商品を生産者のもとから 直接お客様にお届けする、地域密着型ネットショッピ ングモール「三陸まるごと市」で三陸地域の商品を購 入することができます。 http://marugoto.iwate.jp |
2017年 9月1日〜 |
モバイル決済 | 「モバイル決済」では日本の「はんこ」文化を使い、 スマートフォンに電子スタンプを押すことで決済す ることができます。 |
2017年 10月23日〜 |
Free Wi-Fi | 駅売店内に設置された「Wi-Fi」スポットは、商品 購入時に貰える「Wi-Fi」接続チケットを使うこと で利用することができます。 ※対象駅:久慈駅・宮古駅・釜石駅・盛駅 各駅売店 |
2017年 9月1日〜 |
ロボット駅員 | ロボット駅員が切符の買い方から観光情報まで駅での 困りごとに対応します。外国人の方への対応も可能で あり、ゲーム機も搭載しています。 ※久慈駅・釜石駅 |
2017年 9月15日〜 |
シェアサイクル | 置くだけでシェアサイクルが開始できる「COGICOG I」により、訪れた観光客の二次交通を確保し、地域 のコンテンツ体験場所までのアクセスを支援します。 http://cogocogo.jp/ |
2017年 9月1日〜 |
●「WOW! JAPAN Experience+」体験一例(※他、全10件の体験を掲載)
わかめ漁師に弟子入り体験/体験料金:10,100円、体験時間:約5時間、体験場所:両石漁港
クウェートからの支援で製造した三陸鉄道車両で車掌体験
/体験料金:10,800円、体験時間:約5時間、体験場所:三陸鉄道南リアス線運行部 車両基地
●協業コンソーシアム「三陸おもてなしステーション」9社の役割
●「おもてなしプラットフォーム」について
経済産業省では、IoTを活用し、サービス事業者同士が情報を共有・活用して質の高いサービスを提供できる仕組み「おもてなしプラットフォーム」を構築し、2020年までに社会実装を目指しています。
具体的には、訪日外国人旅行者が、買い物や飲食、宿泊、レジャー等の各種サービスを受ける際に求められる情報等について、本人の同意の下、これらの情報を「おもてなしプラットフォーム」に共有・連携することで、「おもてなしプラットフォーム」を介して、様々な事業者や地域が情報を活用した高度で先進的なサービスを提供できる仕組みを実証します。
●「おもてなしプラットフォーム」が目指す世界
◯利用者である訪日観光客の意思に基づき、登録された観光客の属性情報や、各事業者・地域が収集した利用者の履歴情報の共有、活用が可能です。
◯「おもてなしプラットフォーム」への接続によって、利用者情報の取得コスト削減、利用者の属性に基づく効果的なアプローチ、事業者・地域間の連携による新たなサービスの提供が可能となります。
◯「おもてなしプラットフォーム」へ登録した訪日観光客は、接続する事業者・地域のサービス利用時に同じ情報を再度登録する必要がないため、よりスムーズに他のサービスを利用することができます。今後、経済産業省実証事業の採択事業者の他に訪日観光客へサービス提供を行う様々な事業者・地域の方が「おもてなしプラットフォーム」に参画・接続できるよう、実証実験を進めていきます。
■関連URL
おもてなしプラットフォーム http://miqip-info.jp/business/
■コンソーシアム構成会社概要
株式会社ガイアックス(証券コード:3775)
設立:1999年3月5日
代表執行役社長:上田 祐司
本社所在地:東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
事業内容:ソーシャルメディア・シェアリングエコノミー事業、インキュベーション事業
URL:http://www.gaiax.co.jp/
公益財団法人さんりく基金
設立:1994年5月9日
代表理事:千葉茂樹
所在地:岩手県盛岡市内丸10-1
事業概要:三陸地域の振興に関する総合的な調査研究および提言、人材育成、事業助成等
URL: http://sanrikukikin.la.coocan.jp/
NECネッツエスアイ株式会社(証券コード:1973)
設立:1953年11月26日
代表取締役執行役員社長:牛島祐之
所在地:東京都文京区
事業概要:ネットワークをコアとするICTシステムに関する企画・コンサルティングや設計・構築などの提供、
および日本全国にわたるサポートサービス拠点による24時間365日対応の保守・運用、
監視サービスならびにアウトソーシングサービスの提供
URL:http://www.nesic.co.jp/
RAY LAB合同会社
設立:2016年7月6日
代表社員:平舘豊
所在地:岩手県上閉伊郡大槌町大ケ口一丁目10番19号
事業概要:スマートフォンアプリ開発事業 Webサイト開発業務 ICT教育による人材育成事業
コンテンツ制作事業 広告代理業 写真業及び印刷製本業
URL:http://raylab-llc.com
三陸鉄道株式会社
設立:1981年11月10日
代表取締役社長:中村一郎
所在地:岩手県宮古市栄町4番地
事業概要:鉄道事業・第2種旅行業・物品販売業・損害保険代理業
URL:http://www.sanrikutetsudou.com/
一般社団法人さんりく未来推進センター
設立:2013年5月17日
代表理事:髙村義晴
所在地:岩手県宮古市本町1-51
事業概要:地域の起業者・事業者の支援「相互の結び付き及び地域内外・企業とのマッチング」
URL:http://club.challenge47.jp/
株式会社パソナ東北創生
設立:2015年4月1日
代表取締役:渡部絵梨子
所在地:岩手県釜石市甲子町第五地割72-2
事業概要:人財開発研修ツーリズム事業、事業開発支援事業、人材マッチング事業
URL:http://www.pasonagroup.co.jp/tohokusousei/
株式会社ぴーぷる
設立:1989年9月14日
代表取締役:山崎浩幸
所在地:岩手県遠野市新穀町1-11とぴあ
事業概要:ITコンサルティング、システム開発、Webサイト構築運営、ホスティング・ネットワークトータルサポート、スマートフォンアプリケーション開発、健康づくり事業、印刷物等デザインなど
URL:http://www.people.co.jp
コギコギ株式会社
設立:2011年4月
代表取締役:中島幹彰
所在地:東京都渋谷区桜丘町14-1 ハッチェリー渋谷 3F
事業概要:シェアサイクル事業およびシェアサイクル支援事業
URL:http://cogicogi.jp/
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