【世界陸上】走高跳・真野友博が日本人初の決勝進出で8位入賞!
オレゴン世界選手権2022大会第4日となる7月18日のイブニングセッションは、七種競技を含めて5つの決勝種目が行われたほか、3つの予選が行われました。
日本勢では、初日に行われた男子走高跳で予選突破を果たした真野友博選手(九電工)が同種目の決勝に登場。また、男子200m予選には、同日に新型コロナウイルス検査で陽性と判断された小池祐貴選手(住友電工)が欠場を余儀なくされたものの、上山紘輝選手(住友電工)と、大会直前に追加での代表入りとなった飯塚翔太選手(ミズノ)の2名が出場しました。
男子走高跳決勝は、第2コーナー付近のインフィールドで行われました。真野選手は、2m19、2m24まで、どちらも2回目での成功。バーが2m27に上がると、この高さを、見事1回でクリアしました。続いて挑んだ2m30は非常に惜しい跳躍を見せる場面もあったものの攻略ならず。しかし、この種目における日本勢初の8位入賞を達成しました。
◎真野友博(九電工)
男子走高跳 決勝 8位 2m27
実際に(2m)30が跳べなくて試技が終わったときは、悔しいというのが一番最初にあった。試合が始まる前の跳躍練習や助走練習の感じは、本当に調子がよかったので、(2m)30や、それ以上も狙えるなと思っていた。そういう状況であっただけに、今回の結果には、「もうちょっと行けたかな」という気持ちがある。
(2m)30は、(2m)27がいい跳躍ができたので、それを再現していくことを目指したが、助走のスピードが出すぎたり、最後の入りだったりに、まだまだ安定していないところがあった。
(2m19、2m24の跳躍が2回目の試技での成功となったのは)予選と違って決勝は風が強かったので、そうした面で噛み合わないところがあった。「助走の前半の部分を抑えて、抑えて」といった感じで修正していったなかで、(2m)27は1回目で跳ぶことができた。
決勝の雰囲気は、観客の盛り上がり方が本当に予選とは違っていた。また、ほかの選手もしっかり決勝に合わせてきているなという感じがしたので、そういったところは、すごいなと思った。
入賞は狙っていたが、(2m)30以上を跳びたいなと思っていたので、(2m)27を1回で跳んだことが8位に入った要因ではなるけれど、ラッキーというか、今回はついていたなと思う。というのも、(2m)30を跳んだら「入賞は堅いかな」と思っていたから。だから、(2m)30が終わってから、ほかの選手の結果を待つ形となった。そういったところでは本当に、素直に喜べないというか、しっかり(2m)30を跳んで入賞を決めたかったと思う。
▼真野友博選手(九電工)からのメッセージはこちら▼
文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト
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