現場DXプラットフォーム『カミナシ』、セキュリティ機能「二要素認証」と「IPアドレス制限」を新たに提供開始

現場のデバイス紛失や不正アクセスから重要データを保護。より強固な運用体制を支援

株式会社カミナシ

2025年12月26日 10時04分

株式会社カミナシ（本社：東京都千代田区、代表取締役CEO：諸岡裕人、以下「カミナシ」）は、提供する現場DXプラットフォーム『カミナシ』のID管理基盤「カミナシID管理」において、セキュリティ機能を強化したことをお知らせします。新たに、ログイン時の安全性を高める「二要素認証」および、アクセス元を限定する「IPアドレス制限」の2つの機能の提供を開始しました。これにより、『カミナシ』シリーズの全製品において、共有端末の利用や従業員の流動性に伴う情報漏洩リスクを低減し、より安全なデジタル化を推進します。

新セキュリティ機能の概要

このたび、『カミナシ』シリーズ製品のID管理基盤「カミナシID管理」をさらに強固なものにするため、以下の2つの機能をリリースしました。

1. 二要素認証

従来のID・パスワードによる認証に加え、追加の認証要素を要求する機能です。

特徴： 第三者がパスワードを不正に入手、もしくは退職者がIDとパスワードを記憶していても、追加の認証要素がなければログインができません。

効果： 現場のデバイスが万が一紛失・盗難に遭った際や、パスワードが流出した際の情報漏洩リスクを最小化します。

2. IPアドレス制限

組織へのアクセスを、特定のIPアドレス（オフィスや店舗、工場など）からのみに限定する機能です。

特徴： 許可されていない場所やネットワークからのアクセスを遮断します。

効果： 不正な情報持ち出しの防止や、従業員による意図しない場所での利用を制限し、強固な運用体制を構築できます。

今後の展望

今後も適切なセキュリティ強化を実施するとともに、「カミナシID管理」を他社システムとも連携可能な基盤へと進化させ、現場のDXを支える安全で強固なインフラを提供してまいります。

「カミナシID管理」について

PCやデスクを持たないノンデスクワーカーが活躍する現場では、パートやアルバイトなどを含めた従業員の入れ替わりが頻繁に発生するという特徴があります。季節によっては月に50人が入社し、繁忙期が終わるとその人数が退職するといったケースも珍しくありません。このような環境で、業務に必要な複数のITツールを個別に導入している場合、以下のような課題が発生します。

・膨大な管理工数： 入退社のたびに、利用しているサービスの数だけアカウントの登録・削除作業が必要になります。

・削除漏れによるセキュリティリスク：「退職者のアカウントが残ったままになっている」という事態が起きやすく、不正アクセスや情報漏洩の温床となります。

・利便性の低下： 従業員が複数のID・パスワードを管理しなければならず、現場の運用負荷を高めてしまいます。

カミナシは、これら現場特有の課題を解決するため、かねてより「カミナシID管理（認証・認可基盤）」を開発してまいりました。一つの共通IDですべてのカミナシ製品にログインできる基盤を構築することで、現場の利便性を高めつつ、ガバナンスを強化することを目指しています。

現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズについて

現場DXプラットフォーム『カミナシ』は、現場管理の要である「作業・人・設備」を軸に、多角的なソリューションを展開するクラウドサービス群です。帳票帳票をデジタル化する『カミナシレポート』をはじめ、設備保全、従業員教育、コミュニケーションツールなどの製品を幅広くラインナップ。アナログで分断されていた現場情報をクラウド上で統合・活用することで、生産性を飛躍的に高め、現場で働くノンデスクワーカーの誰もが活躍できるスマートな業務環境を構築します。

https://kaminashi.jp/