東京オペラシティビル開業30周年記念施策、ガレリア大階段で、“上るほど音が重なり、下るほどほどける”音楽体験「Staircase Orchestra by ワントゥーテン」を期間限定展開

大階段を舞台に、階段を上るにつれて楽器の音が重なり下るにつれて音がほどけていく空間型サウンドインスタレーション 音・光・建築空間を融合し、来場者が日常の移動の中で自然にクラシック音楽と出会う体験を創出

ワントゥーテン

株式会社ワントゥーテン(本社:京都市、代表取締役社長:澤邊芳明)は、東京オペラシティビル開業30周年記念施策の一環として、東京オペラシティの象徴的な吹き抜け空間「ガレリア」の大階段を舞台に、階段を上るほど楽器の音が重なり、下るほど音がほどけていく空間型サウンドインスタレーション「Staircase Orchestra by ワントゥーテン」を、2026年9月11日(金)より期間限定で展開します。

「Staircase Orchestra by ワントゥーテン」 は、来館者が日常的に上り下りする大階段に着目し、その身体移動にあわせて楽器構成や和声、音像、光、空気感が連続的に変化する音楽体験を構築します。

本施策では、階段の各階層に異なる楽器の旋律を配置し、来場者が階段を歩くことで、オーケストラの中に入り込んだような音楽体験を生み出します。階段を上るにつれて、少しずつ楽器の音が重なり合い、やがてフルアンサンブルが完成していくように感じられ、下るにつれ、重なっていた楽器の音が少しずつ整理され、音楽が静かにほどけていくような体験へと変化します。階段を移動するという日常的な行為を、音楽の構造を身体で感じる体験へと変換します。

クラシック音楽を“鑑賞するもの”としてだけでなく、日常の中で自然に“出会うもの”として再編集することで、これまでクラシックに馴染みのなかった方も含め、幅広い来館者に開かれた音楽体験の創出を図ります。

1. 取り組みの背景

東京オペラシティは、館内にコンサートホール、リサイタルホールの2つのホールとアートギャラリー、NTTインターコミュニケーションセンターの2つのミュージアムを有し、同一街区内で新国立劇場に隣接する、音楽・芸術と深い親和性を持つ複合型ビルであり、都市文化拠点です。東京オペラシティビル開業30周年という節目にあたり、来館者に施設の魅力をあらためて体感してもらうと同時に、日常的に行き交うパブリックスペースそのものを文化体験へと転換する新たな取り組みが求められていました。

一方で、パブリックスペースにおける音の演出は、単なるBGMでは環境に埋没しやすく、逆に主張が強すぎると通行や滞在を阻害してしまうという課題があります。そこで本施策では、建築空間・動線・音楽・光の演出を統合し、来館者の身体移動そのものを体験の一部へと変換することで、公共空間における新しい音楽体験のあり方を提示します。

2. 体験・コンテンツの特徴

(1)階段を歩くことで、オーケストラの中に入り込む音楽設計

本施策では、階段の各階層に異なる楽器の旋律を配置し、来場者が階段を歩くことで、オーケストラの中に入り込んだような没入感を体験できる音楽設計を行っています。

階段を上るにつれて、複数の楽器の音が少しずつ重なり合い、やがてフルアンサンブルが立ち上がっていくように感じられます。一方、階段を下る際には、重なっていた楽器の音が少しずつほどけていき、音楽が静かに整理されていくような体験へと変化します。

単にBGMを流すのではなく、階段の移動そのものを音楽体験へと変えることで、来場者がクラシック音楽の構造を身体で感じられる空間を創出します。

(2)ワントゥーテン独自の「Affordance Orchestra」をベースにした体験設計

本施策は、ワントゥーテン独自の音楽体験システム「Affordance Orchestra」の思想を基盤としています。「Affordance Orchestra」は、楽曲を固定された完成音源として再生するのではなく、音楽を複数の要素に分解し、空間構造や動線に応じて再構成することで、移動そのものを音楽体験へと変換するシステムです。

今回の東京オペラシティ版では、この思想をガレリア大階段に最適化し、階段を上るほど音が重なり、下るほど音がほどけていく構造として実装しています。これにより、来場者は特別な操作を必要とせず、歩行という日常行為の中で音楽構造そのものを身体的に体験できます。

(3)クラシックを“出会う音楽”へ再編集するアレンジ方針

使用楽曲はパブリックドメインのクラシック作品を選定し、空間専用に再構成した音源として制作しています。既存音源をそのまま使用するのではなく、階段を上るにつれて音が重なり、下るにつれてほどけていく変化を、来場者が直感的・体感的に感じられるようにアレンジしています。

また、実演再現に依存せずデジタル音源として再構築することで、クラシックに馴染みのある方はもちろん、これまでクラシックとの接点が少なかった方にも自然に受け入れられるサウンドデザインを目指しています。格式の高い“鑑賞するクラシック”ではなく、日常の中で思わず足を止めたくなる“出会うクラシック”として再編集する点も本施策の特徴です。

(4)光の演出と連動した空間体験

音楽の変化にあわせて、大階段および壁面へのプロジェクション演出と照明演出を融合させ、視覚的にも没入感のある空間を創出します。音と光の同期により、記憶に残る体験と高い視認性・拡散性の両立を図ります。

3. ワントゥーテンが担う役割

ワントゥーテンは、本施策における体験全体の構想設計、空間演出の企画、音と光を統合した体験設計を担当しています。建築空間、動線、聴覚・視覚の変化を横断的に捉え、単なる装飾やBGMにとどまらない、“身体移動そのものがコンテンツになる”空間体験の実現を目指します。

また、本施策の音楽監修はスタジオロムの芳賀一之氏・赤工隆氏との協働により実現しました。新国立劇場で上演されるオペラやバレエなどの舞台作品、またクラシック音楽との親和性を踏まえた楽曲選定を行い、複数の楽曲を体験の中で楽しめる構成を設計しています。

4. 本取り組みが目指す価値

本施策は、公共空間における音楽体験の新しいあり方を提示するものです。通過動線である階段を、体験そのものへと転換することで、施設全体の回遊性と滞在価値の向上を目指します。

また、クラシック音楽との接点を再編集し、心理的ハードルを下げることで、より多くの人が文化芸術に自然に触れられる機会を創出します。建築・動線・音・光を統合した本施策は、文化施設や商業施設における体験設計の新たな可能性を示す試みでもあります。

さらにワントゥーテンは今後も、「Affordance Orchestra」のシステムおよび思想を基盤とした、音による空間DXおよび空間価値の向上に継続して取り組んでいきます。

 

5. 開催概要/実施概要

イベント名:Staircase Orchestra by ワントゥーテン

実施期間:2026年9月11日(金)~9月25日(金)18:00〜22:00

実施場所:東京オペラシティビル ガレリア 大階段

内容:階段を上るにつれて楽器の音が重なり、下るにつれて音がほどけていく音楽演出と、壁面プロジェクションおよび照明演出による空間演出

音楽監修:芳賀一之(スタジオロム)・赤工隆

主催:東京オペラシティ 商業テナント会

企画・演出:株式会社ワントゥーテン

株式会社ワントゥーテン

人間の永遠の課題ともいえる『退屈』に挑み、人々の好奇心を掻き立て『没頭』を生み出すことをミッションとしている。エクスペリエンスデザインやAI/XRソリューションを提供し、企業課題、社会課題を解決する空間DXカンパニー。
大規模屋外プロジェクションマッピングにスマートフォンARシステムを組み込んだ「スマートシティソリューション」(シンガポールセントーサ島「ImagiNite」、お台場「CONCORDIA」等)、人気IPの世界観を現実空間に拡張し新たなメディアミックスを具現化する「IP空間コンテンツ開発」(POKÉMON COLORS、Sanrio characters Dream!ng Park等)、生成AIを活用した体験構築ソリューション「QURIOS AGENT」、大阪・関西万博への取り組み(EXPO 2025 Design System、各企業パビリオン等)など先進的なプロジェクト多数。
URL:https://www.1-10.com/

芳賀 一之|Kaz Haga

有限会社スタジオロム代表/音楽プロデューサー/作曲家

2005年より舞台音楽作曲家としてキャリアをスタート。2017年から2026年までSyn株式会社にて音楽プロデューサーを務め、CM、ドラマ、ライブ内映像など、幅広い映像音楽制作に携わる。コンセプト設計段階から音楽表現を組み立てることを得意とし、作品や空間が持つ世界観を音楽によって立ち上げるアプローチを強みとしている。

実際の環境音や工業音などを用いた実験的な音楽表現から、商業性の高い広告音楽まで幅広く対応。Amazon Holiday Campaign 2020では、Amazonの段ボール箱を打楽器として用いた音楽表現により、ADFEST 2020 BRONZEを受賞。クボタ創業100周年記念ムービー「Kubota Engine Discovery」では、クボタ本社工場で収録した環境音とエンジン音のみを用いて、ラヴェル作曲「ボレロ」を再構築し、NEW YORK FESTIVAL 2023 FINALISTに選出された。

Website: https://www.studiorom.co.jp/

 

赤工 隆|Takashi Akaku

レコーディング・ミックスエンジニア

専門学校卒業後、1994年に渡英し、イギリスでレコーディングテクニックを学ぶ。帰国後、株式会社音響ハウスに入社し、数多くのレコーディング現場で経験を積む。2001年よりSyn Studio Tokyoのチーフエンジニアを務め、以降、ジャンルやメディアを問わず幅広いレコーディングおよび音楽制作に携わる。

近年は、20年以上にわたる録音・音響制作の知見を活かし、海外制作チームとリアルタイムで連携するリモートADR/Voice Over制作にも注力。「硫黄島からの手紙」「沈黙 -サイレンス-」「TOKYO VICE」「Pachinko」「Sunny」「Rental Family」などにADRエンジニアとして参加。2024年には「SHOGUN 将軍」において、第76回クリエイティブ・アーツ・エミー賞 SOUND MIXING部門を受賞。現在はRecording Engineer/ADR Engineer/Audio Supervisor/ADR Coordinatorとして活動の幅を広げている。

LinkedIn: http://www.linkedin.com/in/akaku-takashi-a20b7023b
Website: https://www.takashiakaku-adr-tokyo.com

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会社概要

株式会社ワントゥーテン

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URL
http://www.1-10.com/
業種
サービス業
本社所在地
京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸4階
電話番号
075-748-1160
代表者名
澤邊芳明
上場
未上場
資本金
2億4300万円
設立
2009年07月