ソラコムとウェザーニューズが、お天気アプリ「ウェザーニュース」に連携したライブカメラを共同開発

ウェザーニュースアプリからソラカメの映像を閲覧可能に。空の実況把握や天気予報の精度向上に活用

株式会社ソラコム

2024年3月11日 10時00分

株式会社ソラコム（本社：東京都港区、代表取締役社長　玉川憲）と、株式会社ウェザーニューズが展開する累計3,700万ダウンロードを突破したお天気アプリ「ウェザーニュース」において、ソラコムのクラウド型カメラサービス「ソラカメ」と連携させ、全国規模のライブカメラネットワークとして展開することを発表します。

ウェザーニュースアプリでは、ユーザーが撮影した空や季節の写真や動画の投稿、および天気や体感などの報告「ウェザーリポート」を天気予報に活用しているのが特長です。2005年の開始以来、正確な天気の把握や天気予報の精度向上に役立てられ、台風・大雨・ゲリラ雷雨などの最新情報の把握といち早い注意喚起へと繋がっています。

ソラカメは、設置の容易なカメラでクラウド録画を利用できるクラウド型カメラサービスです。電源とWi-Fiがあれば、専用のスマートフォンアプリやWebブラウザで、カメラのライブ映像や録画の閲覧が可能です。またソラカメはAPIを提供しているため、映像を自社システムへ連携・活用するシステムの開発が容易です。

この度、ウェザーニューズとソラコムの共同開発により、ウェザーニュースアプリにソラカメの映像が連携可能になりました。

ソラカメをウェザーニュースアプリのユーザーが自宅に設置することで、全国規模の空のライブカメラネットワークが大幅に強化されます。ユーザーのソラカメから得られた映像(静止画)は、ウェザーニューズの予報センターが確認し、空の実況把握および天気予報の精度向上に役立てられます。

また、「ソラカメ」の映像はウェザーニュースアプリのレーダー機能「ライブカメラモード」で見ることができ、全国各地の空の様子が24時間いつでもリアルタイムでわかるようになります。さらに、24時間365日生放送で気象・防災情報を伝えるウェザーニュースの気象情報番組「ウェザーニュースLiVE」での活用も視野に入れています。(撮影した映像の公開を許諾していただいた場合のみ)

ソラカメは、ウェザーニュースアプリのユーザー「ウェザーリポーター」向けの特典としてプレゼントされるほか、ウェザーニュースのオンラインショップ「SORASHOP」でも購入が可能です。

■ソラカメ採用の理由

ソラカメ対応カメラ「ATOM Cam2」は、わずか100g程度と軽量、かつIP67の完全防水・防塵な筐体であり、設置したい場所に、角度を調整しながらスムーズにとりつけられます。（電源アダプタは防水非対応）リーズナブルな価格帯のカメラでありながら、ライブ映像を外部システムに連携するAPIを備えている点も特徴です。ウェザーニュースアプリへのシステム連携は、わずか3ヶ月という短期間で実現しました。

今回のシステムではソラカメのライブ視聴見放題機能を利用いただいており、ストリーミング映像および静止画をソラカメ対応カメラから取得することで、ほぼタイムラグなくデータを連携可能です。

■各社のコメント

ウェザーニューズは「いざという時、人の役に立ちたい」という創業以来の精神のもと、災害時から普段の生活、ビジネスに役立つ気象サービスを提供しています。

今回、高精度な気象サービスを提供するウェザーニューズが新しいライブカメラネットワークを構築するにあたり、ソラコムはハードウェアおよびシステムの両面で迅速に対応してくれました。

今後、システム連携を密にしていくことで「ソラカメ」を活用したライブカメラネットワークを全国規模に拡大し、天気予報の精度向上や新しい気象コンテンツの開発に役立てていきたいと考えています。

株式会社ウェザーニューズ　取締役　副社長執行役員石橋知博氏

ソラコムは『IoTテクノロジーの民主化』を掲げ、ビジネスにおけるテクノロジー活用を加速させるサービスを提供しています。ソラカメは、直感的に使いやすいIoTデバイスであるカメラを、リーズナブルに提供しながら、法人でも管理しやすくシステムに連携できるように開発したサービスです。気象情報の民主化ともいえるウェザーニューズ様の先進的な取り組みに、ソラカメを活用いただけたことを嬉しく思います。

株式会社ソラコム　執行役員日本事業責任者齋藤洋徳