【武蔵野美術大学 美術館•図書館】展覧会『MIX WORKS——tupera tuperaの仕事2002–2026』の開催について

武蔵野美術大学

図版1.『MIX WORKS — tupera tuperaの仕事2002–2026』展覧会ヴィジュアル

このたび武蔵野美術大学 美術館・図書館では、『MIX WORKS——tupera tuperaの仕事2002–2026』を開催いたします。

『パンダ銭湯』『しろくまのパンツ』『かおノート』など、これまでに50作を超える絵本を発表し、ユーモアとウィットにあふれる作品で世代を越えて多くの人に幸福な時間を届けてきたtupera tupera。亀山達矢と中川敦子の二人によるユニットでの創作活動は、絵本を足場にしつつ、イラストレーション、映像、舞台美術、クラフト、工作やワークショップの開発、そして生活用品のディレクションと、実に多岐にわたります。

本展は、tupera tuperaが結成から四半世紀にわたり積み上げた全領域の「仕事」を、絵本原画をはじめとする500点近くの作品や資料から俯瞰する試みです。さらに、本展ではtupera tuperaと武蔵野美術大学油絵学科グラフィックアーツ研究室による教育プログラムとして学生たちと共同制作された大型版画絵本『MIX MIX MONSTER』を初公開し、その原画とともに展示いたします。

美術大学で学び、その創作活動の礎を培った二人は「いろんな人と人とが掛け合わさることで、より面白いものが生まれる!」というスタンスをとても大切にしてきました。本展タイトル『MIX WORKS』には、こうした意味が込められていると同時に、多くの人が思いつかなかったものを混ぜる、あるいはまだ誰も越えていない境界を越えることの価値も含まれています。

これまでに様々な「MIX」を実践し、新たな価値を生み出してきたtupera tuperaの軌跡を通じ、多くの方に新たな「MIX」が生まれる機会となることを期待しています。

図版2. 展覧会『MIX WORKS—tupera tupera の仕事 2002–2026』ヴィジュアル用キャラクター
図版3. 展覧会『MIX WORKS—tupera tupera の仕事 2002–2026』ヴィジュアル用キャラクター

開催概要

会場:武蔵野美術大学美術館 展示室2、アトリウム1・2

会期:2026年9月14日(月)–10月25日(日)

時間:10:00–18:00(土曜日、祝日、特別開館日は10:00–17:00)

特別開館日:9月20日(日)、10月11日(日)、10月25日(日)

休館日:9月27日(日)、10月4日(日)、10月18日(日)

入館料:無料

主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館

協力:武蔵野美術大学油絵学科グラフィックアーツ研究室

アートディレクション:

長谷川哲士(minna、武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科講師)

角田真祐子(minna)

監修:

遠藤竜太(武蔵野美術大学造形学部油絵学科グラフィックアーツ専攻教授)

高浜利也(武蔵野美術大学造形学部油絵学科グラフィックアーツ専攻教授)

亀山達矢(tupera tupera、武蔵野美術大学造形学部油絵学科グラフィックアーツ専攻客員教授)

中川敦子(tupera tupera)

詳細:https://mauml.musabi.ac.jp/museum/events/23065/

本展の見どころ

tupera tuperaの全絵本の原画がみられる

tupera tuperaがこれまでに手がけてきたおよそ50作の絵本と、その原画を一堂に紹介します。代表作から近年の作品まで、絵本制作の歩みをたどりながら、貼り絵やドローイング、構成の工夫など、tupera tuperaならではの表現の魅力をご覧いただけます。tupera tuperaの絵本と原画がこれほどまとまったかたちで紹介されるのは、本展が初めてです。

図版4. 絵本『パンダ銭湯』(絵本館)のための原画 2013年
図版5. 絵本『超チョウ図鑑』(アリス館) 2025年

絵本だけではない‼︎ tupera tuperaの25年の活動と全領域の「仕事」を総覧

絵本作家としてのtupera tuperaだけでなく、デザイン、アート、教育、地域、メディアを横断しながら活動してきたクリエイティブユニットとしての全体像を紹介。25年にわたる仕事の軌跡を通して、tupera tuperaの表現の豊かさと、ものづくりの根底にある自由な発想を見つめます。

絵本原画はもちろんのこと、制作資料に加え、立体物、プロダクト、映像、写真、ワークショップ記録など500点近くの作品や資料を一堂に展示。手仕事の感覚を基盤に、領域を横断しながら人や場、メディアと結びついてきた、その多面的な仕事の全体像を総覧します。領域を自ら限定せず縦横無尽に活動してきた二人の姿勢は、本学学生をはじめ、現在創作に向き合う人、これからものづくりの世界に足を踏み入れようとする多くの人へのメッセージとなることでしょう。

図版6. ポスター「PETIT BATEAU et tupera tupera」(PETIT BATEAU) 2011年
図版7. テレビ番組「ノージーのひらめき工房」(NHK)のためのキャラクター原画 2013年
図版8. パッケージ「チョコレートストーリー缶」(DEAN & DELUCA) 2023年
図版9. tupera tuperaによるワークショップ「なりきりお面を作ろう!」
図版10. 映画『未来のミライ』プロダクションデザイン 2018年 ©︎2018 スタジオ地図

武蔵野美術大学油絵学科グラフィックアーツ研究室との共作『MIX MIX MONSTER』を初公開

tupera tuperaと武蔵野美術大学油絵学科グラフィックアーツ研究室が共同で制作した大型版画絵本『MIX MIX MONSTER』とその全原画を初公開します。本書は、グラフィックアーツ研究室の客員教授でもある亀山達矢の発案から始まった、学生・教員52名による大規模な共同制作プロジェクトです。参加者は、くじ引きで割り当てられた妖怪をそれぞれの選んだ版種で制作。完成した多彩な版画を一冊に綴じ、巨大な一冊の絵本へと結実させました。

全ページには、頭部・胴部・脚部の三つに分かれる切り込みが施されており、ページをめくるたびに、異なる妖怪と版表現が混ざり合い、技法、色彩、質感の予想外の組み合わせから、次々と新たなモンスターが出現します。

妖怪名を表す文字は、グラフィックデザイナーの大原大次郎が担当。さらに、複雑な構造をもつ本書のブックアーキテクチャを、篠原慶丞(有限会社篠原紙工)が手がけました。版画、タイポグラフィ、製本技術が一体となった、迫力ある特装版アートブックです。

『MIX MIX MONSTER』は、絵本、版画、デザイン、教育という異なる領域が交差し、版画による豊かな表現と大型絵本ならではのスケールが融合した、新たな表現を切り拓く共同制作です。本展のキーワードである「MIX」を象徴するプロジェクトであり、tupera tuperaの創作と武蔵野美術大学の教育・研究活動が結びつくことで生まれた、会場でしか体験できない大型版画絵本です。

武蔵野美術大学出版局新レーベル「ムササビブックス」よりアートブック『MIX MIX』が刊行

本学における教育、研究活動の成果を中心に美術・デザインや学術文化を社会に発信してきた武蔵野美術大学出版局が、絵本をはじめとするアートブックを取り扱う新レーベル「ムササビブックス」を立ち上げました。そして同レーベルの第一弾としてtupera tuperaによるアートブック『MIX MIX』が刊行されます。tupera tuperaによる絵と、グラフィックデザイナー・大原大次郎による描き文字を組み合わせた一冊です。絵と文字をそれぞれ3分割し、ページをめくりながら自由にMIXすることで、約3万通りものユニークな組み合わせが生まれます。展覧会のキーワードでもある「MIX」を、本という形式で体現した、遊び心あふれるアートブックです。

図版11. 絵本『MIX MIX』(武蔵野美術大学出版局) 2026年
図版12. 絵本『MIX MIX』 29,791通りの組合せの中の一例

武蔵野美術大学創立100周年記念事業について

武蔵野美術大学は、2029年度に創立100周年を迎えます。本学では、この事業を推進するにあたり「教育研究力の向上」「社会価値化の推進」「美術・美術教育の検証」「大学エンゲージメントの向上」「持続的発展のための環境整備」の5つを柱に掲げ、様々な活動を展開していく予定です。そして当館ではこれら5つの柱に関連するテーマを含んだ企画展を創立100周年事業と位置付け、2026年度より順次開催します。一連の展覧会開催を通じて、本学が掲げる価値を広く社会に発信するとともに、創立100周年記念事業に対する学内外の機運を高めることを目指します。

武蔵野美術大学創立100周年事業シリーズの第一弾となる本展は、美術大学で学び、その創作の礎を培ったtupera tuperaの二人が、絵本をはじめとする様々な活動を通じて「社会に向け価値創造を推進」してきた軌跡を辿る企画であり、同じく本学出身のデザインユニット「minna」による会場構成とグラフィックで展観する企画です。

■関連イベント

[オープニングトーク]

展示会場を巡りながらtupera tuperaがこれまでの「仕事」を語ります。

出演:tupera tupera

日時:2026年9月14日(月) 16:30–17:30

会場:武蔵野美術大学美術館 展示室2、アトリウム1・2

[MIX絵本SHOW!]

tupera tuperaのさまざまな絵本を、音楽とトークも交えながら読む絵本ライブ

出演:tupera tupera とスペシャルゲスト 

日時:2026年10月3日(土) 14:00–15:30

会場:武蔵野美術大学 1号館 第2講義室

申込方法:当館webサイトより事前申込

作家略歴

tupera tupera(ツペラツペラ)

亀山達矢と中川敦子によるクリエイティブ・ユニット。2002年より活動開始、絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップや、商品、グッズのアートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動する。

これまで手がけた絵本だけで50作を超え、海外でも翻訳出版され人気を博している。『しろくまのパンツ』(2012年)で「第18回日本絵本賞読者賞」、「第2回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ」、『わくせいキャベジ動物図鑑』(2016年)で「日本絵本賞大賞」、そして2019年に「第1回やなせたかし文化賞大賞」等、数多くの賞を受賞。

武蔵野美術大学油絵学科グラフィックアーツ専攻客員教授。

同時開催展覧会

「安西水丸とイラストレーション─絵があって、ぼくがいた。」

会期:2026年9月14日(月)-10月25日(日)

会場:武蔵野美術大学美術館 展示室3・4・5

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会社概要

学校法人武蔵野美術大学

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URL
https://www.musabi.ac.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都小平市小川町1-736
電話番号
-
代表者名
長澤忠徳
上場
未上場
資本金
-
設立
1929年10月