【兵庫県川西市2024】火を消して 不安を消して つなぐ未来
第70回文化財防火デーに伴う消防訓練を開催
2024年1月26日、川西市の満願寺(満願寺町)で「第70回文化財防火デーに伴う消防訓練」(主催:川西市・川西市消防団)を開催した。文化財防火デーに伴い、貴重な市民の財産である文化財を火災から守り、文化財周辺地域住民の文化財保護に対する関心を高めるべく、消防訓練を開催した。
昭和30年から、消防庁と文化庁の共唱により、法隆寺金堂の壁十二面に描かれた仏画が焼損した日である1月26日を「文化財防火デー」と定めて、全国で文化財防火運動を展開している。
同訓練は、消防と市内の重要文化財(神社、寺院)が協力して行い、毎年この日を中心に開催している。今年は国指定の重要文化財である九重塔、県指定の本堂内宮殿、観音菩薩立像、市指定の毘沙門天立像、大般若経600巻の書物、書院庭園及び樹林を保有する満願寺で開催。関係者が初期消火、119番通報を行い、本市の常備消防隊及び消防団が重要文化財の消火活動を行った。
市消防本部南消防署副署長は、「貴重な重要文化財を守るため、満願寺の若田住職をはじめ寺関係者及び市消防団員と消火、通報及び宝物の運び出し等の訓練を実施した。有事の際、初期消火の重要性等を再認識するよう注意喚起し、連携強化を約束した」などと話した。
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