動物を擬人化、あるいは人間を擬獣化した「ケモノ」を生み出す。美術作家・堀本達矢による初の本格的ケモノ作品集『Meet the KEMONO: eye contact』を2023年2月6日(月)に発売

美術出版社

美術出版社(東京都品川区)は、ケモノと出会い、ケモノに憧れた現代アーティスト・堀本達矢の作品集『Meet the KEMONO: eye contact』を2023年2月6日(月)に発売。2022年11月18日(金)よりオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」およびAmazonにて予約受付を開始します。

 

『Meet the KEMONO  eye contact』表紙イメージ『Meet the KEMONO eye contact』表紙イメージ

  • 本書概要
ケモノ美術作家・堀本達矢による本格的な作品集。初期には、「ケモノ」になりたいという変身願望を満たすべく、自毛を一本一本埋め込んだ作品や、胎内回帰によってケモノに生まれ変わる作品を制作していた堀本。大学在学中から幾多の賞を受賞し、注目されるが、ケモノになれなかったショックと「毛」ばかりが取り上げられることへの違和感から、毛の表現を封印。球体関節人形の技術を用い、石粉粘土で滑らかな肌感に仕上げた新たな作品へと変化した。本書では、アニメや漫画に出てきそうな親しみやすいケモノから、ギリシャ彫刻のように神格化した表現、または魅惑的な姿態に惑わされるセクシーなケモノなど、初期から最新作までを所収。
カタカナで表記する「ケモノ」とは、人間以外の動物に人間の感情、感覚、言語、外見、身振りなどを含ませた擬人化表現、または人間に動物のような感情、感覚、言語、外見、身振りなどを含ませた擬獣化表現のこと。
ケモノは私たち人間との関わりが深く、その歴史は旧石器時代から現代に至るまで続いている。芸術や宗教から始まり、童話や商業、憧れや欲望の対象など、今でも世界の様々な場面で目にするケモノたちは、人間社会と切っても切れない関係と言えるだろう。
そんなケモノに幼い頃から興味と憧れを抱いていた堀本は、ケモノに対する人間の心理に着目している。ケモノ表現の歴史研究や制作背景を語った対談は、「ケモノ」に関する理解を深める内容となっており、ケモノ愛好家や美術愛好家にとって、新たな発見となるだろう。
 
  • 中面紹介

本書は、初期から最新作まで約40点の作品を掲載。ケモノの表情のアップから、段階的に全体を見せるレイアウト構成となっており、観るものと見られるものの眼差し(eye contact)が交差する。巻末には、ケモノ表現の歴史から現代のケモノ界隈のカルチャーを振り返り、ケモノとは何かという原点、今後の作品展開についての展望を語った対談を所収している。

『Meet the KEMONO eye contact』より図版ページ『Meet the KEMONO eye contact』より図版ページ

《me》2012年 ケモノになりたいという「変身願望」を投影し、作家の自毛を植毛した初期作品。
 

『Meet the KEMONO eye contact』より図版ページ『Meet the KEMONO eye contact』より図版ページ

《leave》2016年 ケモノになれなかったショックと「毛」ばかりが取り上げられることへの違和感から、毛を封印しなめらかな肌感の表現へと変わる。「変身願望」から「ケモノと人間」を考える契機となった作品。
 

『Meet the KEMONO eye contact』より図版ページ『Meet the KEMONO eye contact』より図版ページ

《taboo》2020年 人間にとってタブーでもある異種族へのセクシャリティーを引き起こし、「ケモノ」を全く知らない人にも新しい扉を刺激する作品。
 

『Meet the KEMONO eye contact』より図版ページ『Meet the KEMONO eye contact』より図版ページ

《curiosity》2021年 鑑賞する人間もケモノに見られており、お互いの好奇心と視点がぶつかることで、あらゆる想像を巡らせる作品。

【目次】
[作家のことば]堀本達矢
【特別対談:堀本達矢×竹藤狐】曖昧な「ケモノ」の輪郭をなぞる
作家プロフィール
文献リスト
作品リスト
 
  • 書誌情報
タイトル:Meet the KEMONO: eye contact
著者|堀本達矢
発売日|2023年2月6日(月)
発行|カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
発売|美術出版社
定価|本体7,000円+税
仕様|A4変形(W220 × H297)、上製、ジャケット、箔押し、176ページ予定
 ※仕様・デザインは変更になる可能性があります
ISBN|978-4-568-10554-4 C3070
 
  • 書籍販売について

​■予約について
2022年11月18日(金)よりオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」およびAmazonにて予約受付を開始します。 ※予約分のお届けについて​:「OIL by 美術手帖」でのご予約は2023年1月28日(土)より随時発送、Amazonでのご予約は2月6日(月)の発売日以降の発送となります。
OIL by 美術手帖|https://oil.bijutsutecho.com/artist/1610
Amazon|https://www.amazon.co.jp/

■先行販売について
2023年2月6日(月)の一般発売日に先駆けて、1月28日(土)11:00より銀座 蔦屋書店(東京都中央区GINZA SIX6F)店頭および、オンラインマーケットプレイス 「OIL by 美術手帖」にて先行販売を実施いたします。

OIL by 美術手帖|https://oil.bijutsutecho.com/artist/1610
 

  • 銀座 蔦屋書店にて『Meet the KEMONO』刊行記念展を開催

銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)において、2023年1月28日(土)~2月8日(水)にかけて本作品集の刊行記念展を開催いたします。また、会期に合わせてマルチプル作品と書籍をセットで販売予定です。
詳細につきましては2023年1月中旬に追って告知いたします。

 

  • プロフィール
​堀本達矢(ほりもと・たつや)

ケモノ美術作家。
1993年 三重県⽣まれ
2016年 京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)美術工芸学科総合造形コース卒業
2018年 沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科環境造形専攻 彫刻専修を修了

【主な個展】
「Meet the KEMONO part3」(MU東心斎橋画廊、大阪、2018)
「Meet the KEMONO part4─刺激編─」(PIN-UP、沖縄、2020)
「Meet the KEMONO part5─興味編─」(アートスペース貘、福岡、2020)
「Meet the KEMONO part6」(roid works gallery、東京、2021)などがある。
 
  • 美術出版社
1905年の創業以来、一貫して良質な美術図書の出版を手がける。『カラー版美術史シリーズ』をはじめとする美術・デザイン・建築などの芸術全般にわたる書籍の出版、美術展のカタログ制作、『美術手帖』『ワイナート』などの定期雑誌、「美術検定」事業のほか、アートと人々をつなぐ多彩な事業を行う。
https://bijutsu.press/

【書籍PR :SNS】
Twitter @bss_books( https://twitter.com/bss_books 
Instagram @bss_books( https://www.instagram.com/bss_books 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社美術出版社

37フォロワー

RSS
URL
http://www.bijutsu.press/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区上大崎3-1-1 目黒セントラルスクエア
電話番号
-
代表者名
山下和樹
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2015年05月