【仕事が給料に見合っていないと思った瞬間ランキング】社会人525人アンケート調査
仕事が給料に見合っていないと思った瞬間に関する意識調査
株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、社会人525人を対象に「仕事が給料に見合ってないと思った瞬間に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
今の仕事は給料に見合っていると感じていますか?「頑張っても報われない」「負担ばかり増えて、給料は据え置き」などの不満を感じている人も多いでしょう。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するBiz Hits人材紹介・人材派遣業専門HP制作代行サービス( https://bizhits-jinzaihp.com/ )は、社会人525人に「仕事が給料に見合っていないと思った瞬間」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、ケセラセラ横浜( https://fpoffice-yokohama.com/ )代表の斎藤岳志氏よりご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「Biz Hits人材紹介・人材派遣業専門HP制作代行サービス」の公式サイトURL( https://bizhits-jinzaihp.com/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:社会人の方
調査期間:2025年4月7日~21日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:525人(女性327人/男性198人)
回答者の年代:20代 19.6%/30代 38.3%/40代 26.1%/50代以上 16.0%
【調査結果サマリー】
・仕事が給料に見合っていないと思った瞬間1位は「労働時間が長い」
・仕事が給料に見合っていないと思ったら「転職を考える」
・仕事が給料に見合っていると感じる条件は「成果に応じた給料」
仕事が給料に見合っていないと思った瞬間1位は「労働時間が長い」

社会人525人に「仕事が給料に見合っていないと思った瞬間」を聞いたところ、1位は「労働時間が長い(31.0%)」でした。2位「業務量が多い(23.2%)」、3位「責任が重い(12.6%)」となっています。
アンケート結果からは、時間・仕事量・精神的プレッシャーなどさまざまな負担感が、給料への不満を引き起こしているとわかりました。
また「他人の仕事をさせられる」「成果が給料に反映されない」など、他人にリターンを奪われる感覚があったり、リターンが見えにくかったりするときにも、不満が強まるとわかりました。
<1位 労働時間が長い>
・残業があまりにも多くなったとき(30代 男性)
・葬儀関係の仕事をしていたとき、絶対現場に遅刻できないので渋滞を想定して早く出て、毎回30分以上早く着いて車で待機していました。「待機は仕事ではないので給料に見合ってないな」といつも感じていました(40代 女性)
残業・休日出勤など、通常の勤務時間外の労働に対する不満が多くなっています。
長時間労働そのものも不満につながりますが、残業代が支払われていれば納得できます。しかし「仕事として扱われない拘束時間」があると、不満につながりやすくなります。
<2位 業務量が多い>
・通常業務に加えて、資格を所有している自分にだけ、資料作成やシステム作成なども依頼されます。いくら作成して使われていても、給料には反映されないときに、割に合わないと思います(20代 女性)
・仕事の量があまりにも多くて、自分ひとりじゃ到底こなせないレベルなのに、給料は変わらないとき。「この報酬じゃ割に合わないな」と強く感じた(50代以上 男性)
「勤務時間内に到底終わらない」など業務量が多すぎると感じられるときや、同僚との業務量差を感じたときに、不満が大きくなるとわかります。
スキルの高い人に仕事が偏るという現象は、現実問題としてあり得ます。ただ、自分だけ明らかに業務が多いのに報酬は他の人と同じでは、徒労感や不公平感が高まりやすい状態に。
また、以前より仕事が増えたのに給料が変わらないという状況も、理不尽だと感じやすくなります。
<3位 責任が重い>
・保育士をしています。命を預かり、子どもの将来にも影響する責任のある仕事なのに、まだまだ保育士の給料は安いと思います(30代 女性)
・責任のある仕事を任せられているのに、平社員時代にもらっていた給料と大して変わらなかったとき(40代 男性)
・定年再雇用契約で、給与が新入社員並みになったのに、プロジェクトのキーパーソンにされた(50代以上 男性)
医療・介護や教育関係など、仕事において他人の命や将来を預かる仕事は、責任の重い仕事です。また企業勤務であっても、「組織・部署全体に影響する判断を担う」といった重大な責任を負うことはあります。
責任が重いのに給料に十分反映されないときは、違和感やストレスを感じやすいとわかりました。
<4位 他人の仕事をさせられる>
・研修を担当する役職ではないが、人手不足を理由に新人研修や新業務の研修を任されることがある。しかし手当などは支給されないため、給料に見合っていないと感じる(30代 女性)
・本来上司が行うべき仕事をやっているとき(40代 男性)
・自分の業務外で、ややこしい仕事をすることになったとき(50代以上 女性)
本来自分が担うべき範囲にない仕事を頼まれ、手当などが発生しないときに、不満を抱く人も多くなっています。ポジションや能力に見合わない追加業務自体もストレスになるうえ、頑張っても評価されないことで、さらに理不尽感が高まると考えられます。
職場において誰かが休んだときの助け合いはあってしかるべきですが、「協力を強いられる」「なぜ自分が」と感じることで、不満が募るのでしょう。
<5位 成果が給料に反映されない>
・売上上位を取ってもあまり給料が上がらない。やることが多いのに、インセンティブもない(20代 女性)
・目標として掲げられた仕事内容について、目標以上の成果を達成したのに、目標を達成しなかった人たちと報酬に差がない(30代 男性)
個人の努力や成果がしっかりと評価されず、給料にも反映されないと「頑張っても無駄」という気持ちにつながりやすくなります。頑張ったら報われるという基本的な期待が裏切られてしまい、働く意欲の低下が起こるのですね。
<6位 クレーム対応がしんどい>
・クレーム処理で心をすり減らしたとき(20代 男性)
・コールスタッフをやっています。営業で冷たくあしらわれ、苦情で罵声を浴びせられたとき、見合わないと思います(40代 女性)
クレーム対応による精神的ダメージは、通常業務に比べてかなり大きいものがあります。
そのためクレーム対応で精神力を削がれたのに、ダメージに見合う特別な対価がない場合、不満感に直結します。「なぜ低い給料で、ひどいストレスに耐えなければならないのか」と疑問が浮かぶからですね。
<7位 体力的にハード>
・とてもきつい肉体労働をしているとき(30代 男性)
・肉体労働があまりにも多く、大変な割に給料が低いという悪循環の老健で働いていた。税金・補助金や入居者様の入居費用で施設は運営されていたが、それにしては給料が安すぎると感じていた(30代 女性)
肉体労働や体力消耗の大きい仕事においても、給料に対する不満が起こりやすいとわかりました。「こんなに疲れて大変なのに、なぜ給料が低いのか」と思いやすいのですね。
具体的には介護や清掃などの仕事を経験した人から、回答が多く寄せられました。また腰痛などにつながるような動作を行う仕事の場合には、現在や将来の健康リスクに対して、給料が見合っていないと感じることもあると推測されます。
仕事が給料に見合っていないと思ったら「転職を考える」

「仕事が給料に見合っていないと思ったときにどうするか」という問いには、「転職を考える(42.5%)」と回答した人が圧倒的に多くなりました。
給料に不満を感じたとき、多くの人は「環境を変えたい」と考えることがわかりました。一方で、「仕事をセーブする(19.2%)」など現職でやり過ごすような対応をする人や、「何もしない(11.6%)」という人もいます。
大きく分けると「環境を変える」「工夫してやり過ごす」「我慢する」の3タイプになることがわかりました。
<1位 転職を考える>
・「ここに自分の未来はない」と感じ、転職を考えるようになった(40代 男性)
・同じ業務量で待遇のいいお仕事はないか考えた(50代以上 女性)
転職を考えるという行動に至った背景としては、「上司に相談したけど変わらなかった」などがあります。つまり現職に対する諦めがあって、環境の改善は無理だから別の場所へ移ろうと考えるのですね。
転職エージェントや転職サイトが一般的になり、「同じ労力やスキルでも、より高待遇の職場があるかも」という考え方がしやすくなっているのも、転職志向を後押ししていると推測できます。
<2位 仕事をセーブする>
・頑張っても何も変わらないことがわかったので、給料程度の仕事しかしなくなった(30代 女性)
・仕事の質が落ちない範囲で省エネ作業をした。仕事しているフリを取り入れた(40代 男性)
「頑張っても報われない」「改善提案しても、何も変わらない」と悟った結果、無駄なエネルギー消費を避けるために仕事をセーブしている人もいます。セーブする方法としては「頼まれた仕事を断る」「忙しいフリなどで、適度にサボる」「給料分だけ働く」などが寄せられました。
ただ仕事に対する責任感は保っていて、質を落とさずに省エネで働くなど、給料なりのパフォーマンスは維持するよう心掛けているケースもあります。
<3位 何もしない>
・自分に見合った職場が少ないため、我慢しながら仕事を続けている(30代 男性)
・頑張っても女というだけで報われないなら、頑張っても意味がないなと思った。けどお客様に迷惑がかかるので、手は抜けない(40代 女性)
・とくに変わりません。仕事に誇りをもっているし、大好きだからです。収入は二の次で、仕事をまっとうすることが人生の目標でもあります(50代以上 女性)
不満がありながらも、我慢して今まで通り仕事を続けている人もいます。
不満があるのに手を抜かない理由は、「お客様のため」「仕事に誇りがある」など。単純な諦めではなく、不満があっても仕事を頑張る何らかの理由をもつ人が多くなっています。
一方で、他に合う仕事がないからというやや消極的な意見もありました。
仕事が給料に見合っていると感じる条件は「成果に応じた給料」

「仕事が給料に見合っていると感じる条件」を聞いたところ、1位は「成果に応じた給料(22.7%)」でした。2位「相応の裁量があること(12.8%)」、3位「担当業務量に応じた給料(12.0%)」が続きます。
個々の成果や努力に応じた報酬を重視する傾向が強いとわかりました。また「裁量」「適切な仕事量」という意見もあり、職場環境や働き方のあり方が、働く人の納得感につながることもわかります。
<1位 成果に応じた給料>
・インセンティブなど、やっただけ給料やボーナスに反映される(30代 女性)
・仕事量が多いときでも、しっかり成果報酬が発生する環境は大きな安心感につながる(30代 男性)
自分の出した成果が正当に評価されることを求める人が多いとわかりました。
努力した結果がお金に変わることで「報われた」「無駄にならなかった」と感じます。営業職や販売職だと営業成績でインセンティブがつくことも多く、比較的わかりやすいですね。一方、管理部門勤務の人からも、「業務改善など、見えにくい成果をしっかり給料にしてほしい」という声がありました。
成果を挙げられる人にとっては、魅力的な給料制度といえるでしょう。
<2位 相応の裁量があること>
・ある程度自分の裁量で働けるときは忙しくてもストレスがないので、見合っているかなと思う(30代 男性)
・自分の裁量で働けると一番納得できて、長く頑張れます(50代以上 女性)
しんどくても自分で仕事のやり方を考えられるなら納得できる、というタイプの人も多いとわかります。自分の判断で仕事を進められる裁量の大きさは、やりがいに直結するからですね。
裁量が大きいと自分のペースで仕事ができ、自分の仕事がどれほど成果に影響しているのかも感じやすいので、「給料に見合う」と感じやすいのだと考えられます。
<3位 担当業務量に応じた給料>
・仕事量に対して見合った給料が支払われること。役職手当でごまかさず基本給が上がること(30代 女性)
・業務量に対してしっかり対価がある仕事。やりがいなどのモチベーションも大事ですが、根本的には対価が最重要です(40代 男性)
例えば勤務時間が同じでも、Aさんは仕事を100こなし、Bさんは50しかこなしていない場合があります。このような場合、AさんとBさんの給料が同じだと、Aさんは不満に感じ、「やった分だけ給料に反映してほしい」と考えますよね。
また同じ人でも、閑散期と繁忙期ではこなしている仕事が違いため、「忙しいなら手当をつけて」という声もありました。
<4位 適切な仕事量>
・時間内にバタバタすることなく終えられる仕事量(30代 女性)
・無茶振りがなく、業務量が適正(50代以上 男性)
「無理なく終わる仕事量=適切」という感覚をもつ人も。過剰な負担や無理な納期を課されないことも、給料の納得感につながっているのですね。ワークライフバランスやプライベートの充実を重視する人に多い考え方だと推測されます。
仕事に忙殺される毎日では、「休日は何もできず寝ているだけ。自分は一体何のために働いているのだろう」と感じる人も。そのため給料が高くても「見合っていない」と感じる可能性があり、企業・上司としては業務分担などの配慮が必要です。
<5位 労働時間に応じた給料>
・時給が決まっていて、働いた分だけ支払われること(40代 女性)
・残業代は、労働の対価としてきちんと払ってほしい(50代以上 女性)
働いた時間分はしっかり給料を払ってほしいという基本的な要望です。
とくに、「残業代の支払いに関する不透明さ」「業務時間外の待期や準備」などを経験した人からの回答が多くなっています。
まとめ
労働時間や業務量の負担感から、仕事に給料が見合っていないと感じる人が多くなっています。とくに他人と比べて、「やっていない人と、やっている自分が同じ」と思ったときには、不公平に感じやすくなります。
また仕事と給料のバランスが悪いと感じたときには、「転職」「仕事しなくなる」など実際の行動に移す人が多数。給料への不満は人材流出や仕事の効率低下につながるので、企業側や上司としては、「働く人の努力や成果を評価する」「わかりやすく納得感のある報酬体系を構築する」などが求められます。
▽斎藤岳志氏の考察
不公平や不満など「不」の想いを抱くと、業務と給料などの待遇面のバランスが取れていないと感じるのは自然なことです。また「無力感」や「無駄」という「無」の想いを抱くと、業務に前向きに取り組む気持ちが薄れることにもつながります。
「不」や「無」の気持ちを解消するために、給与など希望に沿う待遇を求めて転職を考えるのは良いと思います。ただ、仕事は給料などの待遇面だけで計れるものでもありません。「やりがい」「誇り」「職場の心理的安全性」など使命感や安心感があることは、働きやすさ、ワークライフバランスにもつながります。
転職などで環境を変えることと、今の職場環境や仕事のやりがいを比べながら、あなたにとって最適な道を選ぶことが、何よりも大切です。
▽監修者紹介

斎藤岳志
1級FP技能士・CFP・宅地建物取引士
1977年横浜市生まれ。上智大学文学部哲学科卒。百貨店、税理士事務所、経営コンサルティング会社などの勤務を経て、2013年FPオフィス ケセラセラ横浜を開設。マイホーム・投資用物件の購入や売却のサポート、相談がメインのファイナンシャルプランナー。金融資産はイデコやNISAを活用しながら、実物資産は中古マンションを活用しながら、身銭を切って自らも資産形成実践中。その実体験にもとづいたサポートが強み。金融資産と実物資産を組み合わせた、バランスの取れた資産形成を目指したアドバイスを行う。
「お金の不安を安心に変えて、あなたと一緒に最適な未来を考える」がモットー。
ケセラセラ横浜
https://fpoffice-yokohama.com/
著書紹介
「資産形成に中古ワンルームを選ぶと失敗しない理由」
https://www.amazon.co.jp/dp/4772661034
「老後が不安・・・貯金と年金で大丈夫ですか?」
https://www.amazon.co.jp/dp/4774519847
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■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : 求人情報サイト・WEBメディアの運営・コンサルティング
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