2023年ミニシアター界最大の話題作、チリ発の長編アニメーション『オオカミの家』、2024年3月12日(火)よりU-NEXTで独占配信開始!
全国70館以上で公開、興行収入7,500万円を超える、2023年ミニシアター界の大ヒット作が、ついに配信開始!
極めて独創的かつ悪夢的な映像スタイルを持つ『オオカミの家』は2023年8月19日に東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか、わずか全国3館での公開からスタート。そのシアター・イメージフォーラムでは最初の週末3日間・全15回の上映が全て満席になるという驚異的なスタートダッシュを見せ、以後、平日にも満席回が続出。話題が話題を呼び、今日までに全国70館以上での公開にまで拡大、興行収入7,500万円以上を稼ぎ出す、ミニシアター界を揺るがす大ヒットとなりました。シアター・イメージフォーラムでは公開から5ヶ月ものロングラン上映が続きました。この話題作がついに配信開始!(劇場公開時に同時上映された短編『骨』は権利の都合で配信されません。)
本編に続いて、これを見ればもう一度観たくなる?! ミニ解説番組(20分)付き!
『オオカミの家』の物語は、チリの軍事独裁政権と結託していた実在のカルト宗教コミューンを背景にしたものですが、ユニークなストーリーテリングと技法を用いた作品であり、理解が難しいという声も聞かれます。そこでWOWOWプラスで20分のミニ解説番組を新たに制作、本編に続けてご覧いただけます。出演は数々のアニメーション作品の制作・配給や評論を行い、映画祭のプロデューサーとしても活躍されている(株)ニューディアー代表の土居伸彰さん、ラテンアメリカ映画研究家の新谷和輝さん、そしてこの作品の日本での公開を配給会社ザジフィルムズに持ちかけた発起人=WOWOWプラス社員の山下泰司の3名。知っておきたいチリの現代史について、またアニメーション、映画作品として他に類を見ない独創性について、濃厚なトークを展開します。これを見れば作品の理解が一段階も二段階も深まること間違いなし!
(以下、『オオカミの家』の作品内容です)
■チリからやってきた、誰も見たことのない技法のアニメーション!
集落から脱走した娘マリアは、逃げ込んだ一軒家て2匹の子ブタと出会う。マリアの恐怖に呼応するように、子ブタと家は恐ろしい姿に形を変え、悪夢のような世界が現れては消える......。クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャの2人組監督が5年の歳月をかけて完成させたこの初長編は、壁に直接ペンキで描かれた絵が動き出したり、様々な素材で作られたキャラクターたちが立体物として誕生しては崩壊したりという、極めて独創的な手法で作られたアーティスティックなストップモーション・アニメーション。全編カメラが動きっぱなしで、最後までワンシーン・ワンカットで空間が変容し続けるこの“異形”の作品を、一晩に何度も鑑賞してしまうほど大きな衝撃を受けた『ミッドサマー』のアリ・アスター監督は、彼らの短編『骨』の製作総指揮を買って出たばかりでなく、この2月に公開された最新作『ボーはおそれている』内のアニメ・パートも彼らに依頼しました。
■題材はチリに実在した恐怖の独裁者による宗教コミューン!
そしてこの作品は、監督たちの単なる妄想から生まれたものではなく、チリの南部に実在した、ドイツ人教祖パウル・シェーファーが設立し、のちに数々の残虐行為か明らかになった実在のコミューン<コロニア・ディグニダ>にインスパイアされたものです。シェーファーは時のピノチェト軍事政権と結託し、このコミューンで秘密裏に拷問や処刑など数々の残虐行為を請け負っていたほか、自身も長きに亘って男児に性的虐待を行っていました。近年、エマ・ワトソン主演の『コロニア』(2015)や『コロニアの子供たち』(2021)といった劇映画が公開されたり、膨大な記録映像によって作られたドキュメンタリー・シリーズ『コロニア・ディグニダ:チリに隠された洗脳と拷問の楽園』が配信されたりと、このコミューンの残虐性は大きな注目を集めていますが、『オオカミの家』はここで起こっていたことを芸術的かつ童話的なアプローチで見事に昇華した、“ホラー・フェアリーテール”アニメーションです。
【キャスト】
アマリア・カッサイ(マリア、アナ、ペドロ)
ライナー・クラウゼ(オオカミ)
【スタッフ】
監督:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ
脚本:ホアキン・コシーニャ、クリストバル・レオン、アレハンドラ・モファット
撮影:ホアキン・コシーニャ、クリストバル・レオン
アニメーション:ホアキン・コシーニャ、クリストバル・レオン
音響デザイン:クラウディオ・バルガス
【作品クレジット】
© Diluvio & Globo Rojo Films, 2018
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