デクセリアルズ ストックマークの生成AIを活用した 新規用途探索の実証実験を終え、業務への導入を本格始動
~生成AIの活用で新領域事業成長を加速~
ストックマーク株式会社(本社:東京都港区、社長:林 達、以下:当社)は、デクセリアルズ株式会社(本社:栃木県下野市、代表取締役社長:新家 由久、以下:デクセリアルズ)と、生成AI技術を活用した新規用途探索の高精度化・高速化を目的とした実証実験を終え、業務への導入を本格始動することをお知らせします。
当取組みは、デクセリアルズが2024年に発表した中期経営計画における、新規領域の事業成長を加速させるために必要な、新規領域のアイデア創出に向けたものです。デクセリアルズが保有する特許や論文を含む社内外情報と、当社が保有する生成AIの開発技術及び、ビジネス実装ノウハウを活用した取組みです。

取組みの背景
デクセリアルズは、エレクトロニクス機器や自動車に欠かせない電子部品、接合材料や光学材料などの機能性材料を提供しています。世の中の変化が激しい昨今、さまざまな社会課題の解決への貢献に向けた次世代の製品開発をこれまで以上に加速させていく必要がある中で、新規用途アイデアの創出業務においては、自社に蓄積された市場情報(ニーズ)や自社の保有技術情報(シーズ)などの複雑な知識と要素を正しく理解する必要があります。このプロセスは重要である一方、属人性が強く、また、新規用途アイデアは、初期段階ではクオリティと同時に量(数)も求められるため、時間と労力もかかるという課題を抱えていました。
これらの課題を解決するために、当社の生成AI技術を活用し、新規用途探索の実証実験を本格的に開始しました。2024年から始まった実証実験を経て、「特許などの保有技術(シーズ)資料、社内調査レポートの構造解析」や「自社の技術(シーズ)情報を参照した生成AIによる新規用途の提示」という点において、一定の優位性が見出せたため、このたび、本格的な導入と業務適用の開始に至りました。
取組みの概要
本実証実験は、当社の「ナレッジグラフ構築技術/データ構造化技術/生成AI実装ノウハウ」を活用することで、デクセリアルズの保有技術(シーズ)や市場情報(ニーズ)を網羅的に理解した生成AIの構築と、生成AIを活用した新規用途探索でのアイデア創出のためのツールとして、業務定着を目的とした実証実験です。
1:自社固有の表現も理解した「ナレッジグラフ」の構築
膨大な情報から、自社技術の新規用途を高速・高精度で発見するためには、言葉の意味(業界、企業名、製品名、機能特性など)に加え、言葉どうしの関係性もAIが理解する必要があります。
更に、自社内の情報には社内固有の表現も存在するため、それら全ての意味と関係性をAIが理解するための効果的な手段として、当社が持つナレッジグラフ技術を採用し、日々更新される社内外の情報にも対応したデクセリアルズ独自のナレッジグラフを構築することで、高速かつ高精度な新規用途探索の実現を目指します。
2:独自調査レポートからの正確な情報抽出と構造化技術による検索最適化
市場トレンドや技術動向を把握し、顧客の潜在的なニーズを分析・抽出するには、デクセリアルズが保有する独自の調査レポートを活用する必要がありました。しかしながら、調査レポートは図表や画像など複雑なレイアウトかつ、さまざまな形式で構成されていたため、これらのデータを“検索可能なデータに変換する”プロセスである「データ抽出と構造化」を実施することで、これまで見落とされがちであった視覚情報までも活用可能になり、事業機会やニーズ抽出・把握の実現と、より高精度な新規用途探索を可能にします。
3:技術(シーズ)起点の新規用途探索と社会課題(ニーズ)起点のマッチング提案
本取組みでは、デクセリアルズの保有技術(シーズ)を起点とした新規用途の探索に加えて、市場情報(ニーズ)を起点とした自社技術とのマッチング提案を実施しました。
これにより、保有技術(シーズ)の用途拡張にとどまらず、市場情報(ニーズ)に最適化された技術提案の把握まで可能となります。
今後、保有技術(シーズ)と市場情報(ニーズ)のマッチング精度及び、事業性の判断に資する情報提示の精度を向上させることで、業務への本格的な導入を目指します。

Anewsについて
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デクセリアルズ株式会社について
デクセリアルズ株式会社は、スマートフォンやノートパソコンをはじめとするエレクトロニクス機器、電装化が進む自動車に欠かせない電子部品、接合材料や光学材料など機能性材料の開発・製造・販売を手掛けています。また、さらなる成長と持続可能な社会の実現に貢献していくための起点として、2024 年 5 月に「Empower Evolution. つなごう、テクノロジーの進化を。」を自社のパーパスとして掲げています。
会社名 :デクセリアルズ株式会社
所在地 :栃木県下野市下坪山 1724
設立 : 2012 年 6 月 20 日
代表者 :代表取締役社長 新家 由久
URL :https://www.dexerials.jp/
ストックマーク株式会社について
ストックマーク株式会社は「価値創造の仕組みを再発明し、人類を前進させる」をミッションに掲げ、最先端の生成AI技術を活用し、多くの企業の企業変革を支援しています。
社内外の情報をワンストップで検索できる「Anews」及び、あらゆるデータを構造化し企業の資産に変える「SAT」を運営しています。さらに、企業特化生成AIの開発や、独自システムの構築も支援しています。
会社名 :ストックマーク株式会社
所在地 :東京都港区南青山一丁目12番3号 LIFORK MINAMI AOYAMA S209
設立 :2016年11月15日
代表者 :代表取締役CEO 林 達
事業内容:自然言語処理を活用した、
事業機会の探索と意思決定の支援を行うサービスの開発・運営
URL :https://stockmark.co.jp/
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