「継続的な寄付者」から「市民ジャーナリスト」へ、専業主婦だったアラフォー女子はなぜそれを目指すのか

7/19@JICA地球ひろば

特定非営利活動法人 開発メディア

「私、専業主婦をやめました」
「えっ、どうするの?」
「セネガルに詳しい市民ジャーナリストになります!」

こう話すのは、浜松在住のアラフォー女子、脇田るいさん。

脇田さんの過去は壮絶でした。10代で精神的な病が発症して高校を中退、20代は学業と仕事の両立のなかで心身をすり減らし、体重は35キロまで激減しました。

それでも持ち前の努力と接客力で、日本一の挙式件数を誇る結婚式場でチャペルマネージャーにまで昇進します。ところがDVによる離婚、再婚した後は「仕事や長時間の外出はダメ」と言われ、やりたいことに蓋をする人生に‥‥。

そんななか脇田さんが23年にわたって地味に続けたのが寄付でした。対象はプラン・インターナショナル・ジャパン、国連UNHCR協会、WWFジャパン、日本野鳥の会などです。お金の問題もあってすべてを継続できていませんが、いまもプラン・インターナショナル・ジャパンの寄付はやめていません。

いまどき専業主婦なんて、はたから見れば恵まれているかもしれません。「でも思えばいろんなことを諦めてきた人生でした。他人を言い訳にして」(脇田さん)

ウォロフ語とコーランを学ぶ

脇田さんが変わったのはつい1年前。ひょんなことでのセネガルとの出会いでした。

脇田さんはそれ以降、セネガルにのめり込んでいきます。“禁止”されていた仕事を内緒で始め、セネガルへの渡航資金を貯め始めました。それを元手にganasのプログラム「Global Media Camp in セネガル」に参加。市民ジャーナリストになって取材し、4本の記事を書きあげ、それを発信しました。

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これと前後して、セネガル国民の9割以上が話すウォロフ語を月に4回オンラインで学び、この4月からはコーランを読み解くオンライン教室にも毎朝30分、参加するようになりました。

それだけではありません。Daara J Family(ダーラ・J・ファミリー) や Youssou N’Dour(ユッスー・ンドゥール)といったセネガルで人気の歌手の歌を聞きながら、マフェ(ピーナツとトマトで煮込んだセネガル定番シチュー)やトン(パンに挟むツナペースト)、ベニエ(揚げドーナツ)などのセネガル料理を家で作るのも楽しみに。

また部屋の中には、セネガルの国旗、セネガルの国会議事堂の絵が描いてあるバッグ、セネガル人アーティストの絵、セネガルの女性たちが身につけるアクセサリーなどが所狭しと並びます。本棚にはセネガルやイスラム教の本が増えました。

今回のサッカーW杯ではもちろん、DAZNを契約してセネガル代表チームを熱烈応援(ベルギー戦も惜しかった!)。

言葉、イスラム教、音楽、料理、グッズ、サッカー――。「セネガルを少しでも深めたいと思ったら、セネガルが関係するものはすべてやりたい。コーランを学ぶのも自然な流れ」と脇田さんは言います。

イスラム教徒は怖いのか

アラフォー人生史上断トツで熱中しているのがセネガル、と苦笑いする脇田さん。セネガルを深めていくにつれて、イスラムやイスラム教徒に対する日本での偏見に違和感を抱くようになりました。

セネガルの人口の9割以上はイスラム教徒。脇田さんがセネガルで出会ったイスラム教徒たちはまったく過激でありませんでした。「むしろ静かで控えめ、温かい人たちでした。セネガルで私は、過去に傷ついてきた心がほぐれていくのを感じました。知らないものを危険だと決めつけるのはどうなのだろう」と疑問を呈します。

市民ジャーナリストとして脇田さんが発信したいのは、さまざまなセネガル人の暮らし、考え、生き方など。彼らはイスラム教徒の前に「ひとりの人間」。ステレオタイプに凝り固まった情報ではなく、プラス面・マイナス面を含めた多角的なセネガルを取り上げたいと語ります。

下は脇田さんからのメッセージです。

「市民ジャーナリストだからできることもあると思います。私たちが暮らす世界を構成するのは、大手メディアに出てくる一部の著名人たちだけではなく、たくさんの“何気ない人たち”。こうした声を拾って届けるのが市民ジャーナリストの役目。彼らの声はきっと、生きづらさを感じる日本人にとっても大きなヒントになるのかな、と自分の体験からも思います。また、人は何歳からでも変われるのですね。それを私は40歳になって実感しました」

7月19日(日)の午後3時15分に東京・市ヶ谷のJICA地球ひろばで開く今回のイベントでは、脇田さんが専業主婦から市民ジャーナリストになっていく過程(現在進行形)と、市民ジャーナリストとして伝えたいこと、をganas編集長の長光大慈が公開取材します。無料ですのでぜひ、ぶらりと遊びに来てください。

*脇田さんはいま、クラウドファンディングに挑戦中です。このイベントはその一環でもありますが、寄付を強要するものではありません。ご安心ください。

登壇者

脇田るいさん
2025年大阪・関西万博のセネガル館での出会いをきっかけに、セネガルにのめり込む。Téranga(テランガ/おもてなしの精神)に魅了され、セネガルと日本をつなぐ架け橋となることを目指し、市民ジャーナリストとして初の海外渡航でセネガルへ。現地の声や生き方を伝える活動を始める。夢はダカールへの移住。

聞き手

長光大慈
途上国・国際協力に特化したNPOメディア「ganas」編集長/特定非営利活動法人開発メディア代表理事。上智大学法学部を卒業後、アジア最大の日本語媒体であるNNA(現在は共同通信グループ)のタイ支局とフィリピン支局を立ち上げる。電気新聞記者、フリーライター、デベックス・ジャパン・メディア部門責任者などを経て現職。合計10年以上の海外在住経験(米国、タイ、フィリピン、インドネシア、ベネズエラ)、50カ国超の渡航経験をもつ。青年海外協力隊(現在のJICA海外協力隊)のOBでもある。ハンモックのコレクター。

日時

7月19日(日) 15時15分~16時45分

<タイムライン(予定)>
15:00 開場
15:15 開始
16:15 質問タイム
16:35 Global Media Camp(市民ジャーナリストになれるプログラム)のご案内
16:45 終了

*お時間のある方は終了後、近くのお店に二次会へ行きましょう(実費はご負担ください)!

会場

JICA地球ひろば セミナールーム 202B(東京都新宿区市谷本村町10-5、最寄り駅は市ヶ谷)
http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map/index.html

参加費

なし

定員

24人

*先着順 

締め切り

7月18日(土)

*定員に達した時点で締め切らせていただきます

申し込み方法

Peatixの下のサイトからお申し込みください
https://20260706ganas.peatix.com/view

こんな社会人&学生におススメ

・アラフォー女子が専業主婦から市民ジャーナリストになっていくストーリーを知りたい
・セネガルや他のアフリカに興味がある
・アフリカ取材をいつかやってみたい
・情報発信や市民ジャーナリズムに興味がある
・単なるバックパッカーの旅に飽きてきた
・40歳からでも変われる方法を知りたい

主催

特定非営利活動法人開発メディア(ganasの運営団体)

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会社概要

URL
https://www.ganas.or.jp/
業種
情報通信
本社所在地
埼玉県入間市小谷田 1666-4-412
電話番号
-
代表者名
長光大慈
上場
未上場
資本金
-
設立
2012年08月