【就職活動のAI面接に関する調査】企業の導入率は2.7%にとどまるも、約8割が評価の客観性に期待。学生のAI面接経験は2割

株式会社i-plug

学生と企業をつなげる新卒オファー型就活サービス「OfferBox(オファーボックス)」を運営する株式会社i-plug(本社:大阪市北区、代表取締役社長 CEO:山田 雅人)は、2027年卒業予定学生(以下、「27卒学生」)と企業を対象に、「AI面接に関する調査」を実施しました。


調査トピックス

  • 企業の導入状況

    新卒採用でAI面接を「導入している」「導入予定」と回答した企業は2.7%。「導入を検討しない/したことがない」が86.2%で最多。

  • 導入・検討理由と期待:

    導入・検討企業(n=21)の理由は「採用業務の工数削減(13社)」が最多。導入への期待度では、約8割(17社)が「評価の公平性・客観性の向上」に肯定的な回答。

  • 見送り理由と懸念

     導入を見送った理由は「学生に直接会社の魅力を伝える機会が減るから(43.7%)」が最多。導入における懸念として、約3割(7社)が「学生の志望度低下」を挙げた。

  • 学生の受検経験と印象

     AI面接を受けたことがある27卒学生はわずか24.6%。企業の導入に対する印象は「どちらともいえない(40.1%)」が最多で、肯定派(30.6%)と否定派(29.4%)で分かれる結果に。

  • 評価の納得感

    AI面接の経験がある学生の60.9%が「対人より話しにくかった」と回答。また、評価に対する納得感は75.6%の学生が「人間の面接の方が高い」と回答。

【企業対象】AI面接の導入率は2.7%、効率化や客観性に期待も「魅力付けの機会減」や「志望度低下」を懸念

Q1 新卒採用において、AI面接を導入していますか?(企業対象/単一回答)

AI面接の導入状況について調査したところ、「導入を検討しない/したことがない」が86.2%と最多でした。次いで「過去に検討したが、導入は見送った」が6.9%、「現在、導入を検討している」が4.3%、「すでに導入している」が2.0%、「28卒の採用から導入予定」が0.7%という結果です。すでに導入している企業と導入予定の企業を合わせても2.7%にとどまっています。

新卒採用におけるAI面接の導入率は現時点で3%未満となり、検討しない企業が8割超を占めています。この結果から、AI面接の浸透は初期段階にあると考えられます。



Q2 AI面接の導入、または導入検討に至った(至りそうな)「理由」は何ですか?(企業対象/複数回答可)

Q1にて「導入を検討している」「すでに導入している」「導入予定」と回答した企業(n=21)に理由を伺ったところ、「採用業務の工数を減らしたいから」が13社(61.9%)で最も多い結果となりました。次いで、「曜日や日にちに関係なく、学生がいつでも選考に参加できるから」が12社(57.1%)、「面接官による評価の偏りを減らしたいから」が9社(42.9%)と続いています。

一方、「これまで評価しにくかった話し方や表情を分析したいから(3社・14.3%)」や「AIを導入している先進的な企業としてアピールしたいから(2社・9.5%)」といった理由は、上位に比べて低い割合にとどまりました。

この結果から、企業がAI面接の導入や検討を進める背景には、採用業務の効率化や日程調整の利便性向上、評価の公平性・客観性の担保に対するニーズがあることが推察できます。新技術そのものの導入効果や外部へのアピールを主たる理由とする企業は限定的であることがわかりました。

Q3 AI面接の「導入を見送った」「導入を検討しない/したことがない」理由は何ですか?(企業対象/複数回答可)

Q1にて「導入を見送った」または「導入を検討しない/したことがない」と回答した企業に理由を伺ったところ、「学生に直接会社の魅力を伝える機会が減ってしまうから」が最多の43.7%でした。次いで、「コストや手間が見合わないと判断したから」が32.7%、「学生をAIが正しく見極められるか判定精度に疑問があるから」が31.7%、「学生の志望度が下がるリスクを懸念しているから」が25.0%と続いています。

また、「現状の採用プロセスに課題を感じていないから(22.2%)」や「個人情報(録画データ等)の取り扱いやセキュリティ上の懸念があるから(12.0%)」という回答もありました。なお、「その他(12.0%)」の自由回答では、「AI面接の存在を知らなかった」「面接人数が少数のため」「AI面接の理解が全く進んでいない」といった声が挙げられています。

この結果から、AI面接の導入に慎重な企業では、直接的な対話による自社の魅力付けを重視する傾向や、費用対効果への懸念がハードルとなっていることが推察できます。

Q4 AI面接の導入において、以下の項目に対する「期待度」をそれぞれ教えてください。(企業対象/単一回答)

a. 「効率化」への期待度(企業対象/単一回答)

Q1にて「導入を検討している」「すでに導入している」「導入予定」と回答した企業(n=21)にAI面接の導入における「効率化」への期待度を尋ねたところ、「期待している」が8社(38.1%)で最も多い回答でした。次いで「非常に期待している」と「どちらともいえない」がともに6社(28.6%)となり、「あまり期待していない」は1社(4.8%)、「期待していない」は0社(0.0%)という結果でした。

「非常に期待している」と「期待している」を合わせた肯定的な回答は66.7%に上っており、約7割の企業がAI面接による業務効率化に期待を寄せていることがわかります。

b. 「評価の公平性客観性の向上」への期待度(企業対象/単一回答)

Q1にて「導入を検討している」「すでに導入している」「導入予定」と回答した企業(n=21)にAI面接の導入における「評価の公平性・客観性の向上」への期待度を尋ねたところ、「期待している」が最多の11社(52.4%)でした。次いで「非常に期待している」が6社(28.6%)、「どちらともいえない」が3社(14.3%)、「あまり期待していない」が1社(4.8%)、「期待していない」は0社(0.0%)という結果でした。

「非常に期待している」と「期待している」を合わせた肯定的な回答は、約8割に達しています。

この結果から、人為的なバイアスを排除し、統一された基準で選考を行うことができる点に強い価値が見出されていると推察できます。先述の「効率化」に対する肯定的な回答(66.7%)としても高い割合を示しており、業務効率化以上に、評価の均一化や客観性の確保をAI面接に求めている企業の姿勢がうかがえます。

Q5 AI面接の導入において、以下の項目に対する「懸念度」をそれぞれ教えてください。

a. 「学生の志望度低下」への懸念度(企業対象/単一回答)

Q1にて「導入を検討している」「すでに導入している」「導入予定」と回答した企業(n=21)にAI面接の導入における「学生の志望度低下」に対する懸念度を伺いました。「どちらともいえない」が最多の10社(47.6%)でした。次いで「懸念している」が4社(19.0%)、「非常に懸念している」と「あまり懸念していない」がともに3社(14.3%)、「懸念していない」が1社(4.8%)でした。

「非常に懸念している」と「懸念している」を合わせた懸念を示す回答は33.3%であるのに対し、「あまり懸念していない」「懸念していない」を合わせた非懸念の回答は19.1%にとどまっています。

この結果から、AI面接の実施が学生の志望度へ及ぼす影響について、企業側も判断しかねている状況が推察できます。

b. 「AIの評価精度」への懸念度(企業対象/単一回答)

Q1にて「導入を検討している」「すでに導入している」「導入予定」と回答した企業(n=21)にAI面接の導入における「AIの評価精度」に対する懸念度を伺ったところ、Q5と同様に「どちらともいえない」が最多の12社(57.1%)でした。次いで「あまり懸念していない」が6社(28.6%)、「懸念している」が2社(9.5%)、「懸念していない」が1社(4.8%)でした。なお、「非常に懸念している」と回答した企業は0社(0.0%)でした。

「あまり懸念していない」と「懸念していない」を合わせた非懸念の回答は33.4%となり、「懸念している」の2社(9.5%)を大きく上回る結果となっています。

この結果から、AIによる評価精度の信頼性や見極めの正確さについて、明確な判断を下しかねている様子が推察できます。一方で、「懸念している」と回答した企業が1割未満にとどまり、3割以上の企業が懸念を示していないことから、精度そのものに対する不信感や懸念を抱く企業は比較的限定的であることがうかがえます。


【27卒学生対象】AI面接の受検経験は約2割。導入に約3割が肯定的な評価を示す一方、「どちらともいえない」が最多

Q6 これまでに、就活で「AI面接」を受けたことがありますか?(学生対象/単一回答)

「いいえ」が75.4%、「はい」が24.6%でした。7割以上の27卒学生が未経験であることから、27卒学生側にとってもAI面接はまだ一般的ではなく、体験機会が限定的であることがうかがえます。

Q7 企業が「AI面接」を取り入れていることをどう感じますか?(学生対象/単一回答)

企業が選考にAI面接を取り入れていることに対する印象についての設問では、「どちらともいえない」が40.1%で最多の回答でした。次いで「良いと思う」が24.0%、「あまり良くないと思う」が18.0%、「良くないと思う」が11.4%、「とても良いと思う」が6.6%と続いています。

「とても良いと思う」と「良いと思う」を合わせた肯定的な回答は30.6%となり、「あまり良くないと思う」「良くないと思う」を合わせた否定的な回答(29.4%)とほぼ同水準となりました。

肯定派と否定派の割合がそれぞれ約3割で分かれており、27卒学生の間でAI面接に対する受け止め方が二分している状況が推察できます。

Q8 AI面接を受けた際、人相手の面接と比べて「話しやすさ」はどうでしたか?(学生対象/単一回答)

Q6にてAI面接の経験があると回答した27卒学生(n=41)に「対人面接と比べた話しやすさ」を聞きました。「対人より、話しにくかった(14件・34.1%)」が最も多い回答となりました。次いで「対人より、とても話しにくかった」が11件(26.8%)、「対人より、話しやすかった」と「変わらない」が同率で6件(14.6%)、「対人より、とても話しやすかった」が4名(9.8%)という結果になりました。

「対人より、話しにくかった」と「対人より、とても話しにくかった」を合わせた否定的な回答は60.9%にのぼり、「対人より、とても話しやすかった」と「対人より、話しやすかった」を合わせた肯定的な回答(10件・24.4%)を大きく上回っています。

この結果から、AI面接を受けた27卒学生の6割以上が、対人の面接よりも「話しにくさ」を感じていることがわかりました。一方で、対人よりも「話しやすさ」を感じた27卒学生も約2割存在しいます。人前での緊張を避けられる点などにメリットを感じる層も一定数いることが推察できます。

Q9 AI面接を受けたことで、その企業の志望度に変化はありましたか?(学生対象/単一回答)

Q6にてAI面接の経験があると回答した27卒学生(n=41)に伺った、AI面接を受けたことによる志望度の変化については「変わらない」が26件(63.4%)で最も多い結果でした。次いで「志望度が下がった」と「志望度がとても下がった」が同率で5件(12.2%)となり、「志望度がとても上がった」が3件(7.3%)、「志望度が上がった」が2件(4.9%)と続いています。

「志望度が下がった」と「志望度がとても下がった」を合わせた割合は24.4%となり、「志望度がとても上がった」と「志望度が上がった」を合わせた割合12.2%を上回りました。

この結果から、6割以上の27卒学生がAI面接の受検によって志望度に変化はないと回答しており、面接手法そのものが企業の志望度に直接及ぼす影響は限定的であることが推察できます。

一方で、志望度が低下した割合(24.4%)が上昇した割合(12.2%)の2倍となりました。一部の27卒学生にとっては、企業に対する印象の低下につながるリスクも含んでいると考えられます。

Q10 「AI面接」と「人間の面接」を比較した場合、面接の評価に対する納得感はどちらの方が高いですか?(学生対象/単一回答)

Q6にてAI面接の経験があると回答した27卒学生(n=41)に評価に対する納得感を聞いたところ、「人間の面接の方が、納得感がある」が19件(46.3%)で最多となりました。次いで、「どちらかといえば、人間の面接の方が、納得感がある」が12件(29.3%)、「AI面接の方が、納得感がある」と「どちらともいえない」が同率で5件(12.2%)となりました。なお、「どちらかといえば、AI面接の方が、納得感がある」は0件(0.0%)でした。

「人間の面接の方が、納得感がある」と「どちらかといえば、人間の面接の方が、納得感がある」を合わせた75.6%の27卒学生が、対人面接の方により高い納得感を示していることがわかります。

調査概要

【企業対象(2026年調査)】

・調査期間:2026年9月1日(火)〜2026年9月3日(木)

・調査方法:インターネット調査

・調査対象:新卒採用を実施する企業

・有効回答数:305件

【学生対象(2026年調査)】

・調査期間:2026年9月1日(火)〜2026年9月6日(日)

・調査方法:インターネット調査

・調査対象:OfferBoxに登録している2027年卒業予定の学生

・有効回答数:167件

※構成比の数値は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも 100%とならない場合があります。

OfferBoxの概要

OfferBoxは企業から学生にオファーを送る新卒採用サービスです。企業は「会いたい学生」の情報を検索して効率的にアプローチができます。学生は、知らない企業や業界からのオファーにより自身の可能性を拡げることが可能です。当サービスは、オファー型、逆求人型、ダイレクトリクルーティング、スカウト型サービスなどと呼ばれています。

OfferBoxにおける2027年卒業予定学生は264,770名以上が登録。企業側では累計23,341社が登録(※)しています(2026年9月末時点)。

学生向けOfferBox公式サイト

https://offerbox.jp

企業向けOfferBox公式サイト

https://offerbox.jp/company

※登録企業数とはこれまで当社アカウントを開設した企業数であり、現時点で利用していない企業を含みます。

会社概要

株式会社i-plug

【代表取締役】山田 雅人

【従業員数】324名(※単体/2026年3月31日現在)

【公式サイト】https://i-plug.co.jp

【所在地】大阪府大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪 南館ゲートタワー8F

【グループ会社】

・株式会社イー・ファルコン(https://www.e-falcon.co.jp)

主なサービス:適性検査eF-1G(https://www.e-falcon.co.jp/ef-1g)

・株式会社マキシマイズ(https://maximise.jp)

主なサービス:Tsunagaru就活(https://tsunashu.com)


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業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪 南館8F
電話番号
06-6306-6125
代表者名
山田 雅人
上場
東証グロース
資本金
6億8400万円
設立
2012年04月