第5回 神田佐野文庫常設展「洋学資料にみるローマ字」 2027年7月30日(金)まで開催
神田外語大学(千葉市美浜区/学長:芦沢真五)附属図書館では、第5回神田佐野文庫常設展示「洋学資料にみるローマ字」を開催します。日本におけるローマ字教育は敗戦後の英語ブームを背景として、昭和22年(1947)に新制の小学校に初めて導入されました。その後、昭和30
(1955)年度からは、小学校の授業において訓令式ローマ字が採用され、長年にわたりローマ字教育で用いられてきました。こうしたローマ字教育のあり方は、令和7年(2025)に転換点を迎えます。同年12月22日付の内閣告示第4号「ローマ字のつづり方」によって、「一般の社会生活において現代の国語をローマ字で書き表す場合のよりどころ」として、ヘボン式ローマ字が採用され、訓令式ローマ字は廃止されました。本展示では、神田佐野文庫の洋学資料からローマ字関係資料11点を選び、その複製によって、ヘボン式ローマ字、訓令式ローマ字の歴史と文化を振り返ります。参観無料・事前申し込み不要です。
第5回神田佐野文庫常設展示「洋学資料にみるローマ字」概要

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主 催 |
神田外語大学附属図書館 |
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期 間 |
2026年9月18日(金)~2027年7月30日(金) の平日10:00~16:00 2026年10月24日(土)、25日(日) 10:00~17:00 |
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休 館 日 |
2026年10月24日(土)、25日(日)を除く土日祝 ・学園祭準備・撤収期間:2026年10月22日(木)~10月23日(金)、 10月26日(月) ・事務局閉鎖期間:2026年12月21日(月)~2027年1月3日(日) ・入試期間:2026年11月18日(水)~20日(金)、2027年1月15日(金)、2027年2月3日(水)~5日(金)、2027年3月2日(火) |
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備 考 |
※神田外語大学1号館2F総務部にて入構手続きが必要です。 ※学園祭開催日の10月24日(土)、25日(日)のみ、入構手続きなしで観覧可能。 |
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会 場 |
神田外語大学附属図書館 展示室 (神田外語大学3号館1階 展示エリア/千葉県千葉市美浜区若葉1丁目4−1) |
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料金/入場料 |
無料 |
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監 修 |
松田 清(神田外語大学日本研究所客員教授、京都大学名誉教授) |
神田佐野文庫について
本学附属図書館神田佐野文庫は江戸時代後期から明治維新を経て、連合国軍占領期まで(1780年代から1950年代)の約170年間に、日本で刊行あるいは書写された西欧語・西欧文化の教育研究資料、および同時期に西欧世界で出版された日本関係洋書を幅広く収集した特色ある神田外語大学の文化交流史資料コレクションです。
展示資料から

Warera No Shu Iyesu Kirisuto No Shin Yaku Zen Sho. The New Testament in Japanese. Translated by J. C. Hepburn. Yokohama, The American Bible Society. 1880.
『ローマ字新約全書』 1859年にプロテスタント・カルヴァン派のアメリカ長老派教会海外伝道局から日本に派遣された医療宣教師ヘボンがローマ字日本語に翻訳。1880年、米国聖書協会のために横浜で出版された。この年4月、新約聖書翻訳委員会による木版の新約聖書が完成した。

Wampaku Monogatari Dai 1[-2]. Wilhelm Busch arawasu.Shibutani Shinjirō[-Oyaizu Kaname] yakusu. Rōmaji Kai. 1888.
『わんぱく物語』 ドイツの作家ヴィルヘルム・ブッシュ原著。渋谷新次郎・小柳津要人(おやいず・かなめ)訳。1888年東京、羅馬字会(ローマ字会)、丸善社書店刊。2冊。羅馬字会は1885年1月、漢字全廃論者の外山正一ほか、矢田部良吉、B.H.チェンバレンらが設立。ヘボンが顧問となった。機関誌RŌMAJI ZASSHI (1885-92)を発行するなど、ヘボン式ローマ字の普及をはかった。

ローマ字アルバム Rômazi-Arubamu 河目悌二・新井五郞画 講談社 1947
訓令式ローマ字による児童向けローマ字絵本。1946年1月に来日した米国教育使節団は3月末、連合国最高司令官総司令部(GHQ)に、漢字を廃止しローマ字を採用するよう勧告したが、最高司令官マッカーサーは消極的だった。一方、政府は1947年4月から新制度による小学校・中学校の国語教科のなかで、ローマ字指導を行うこととした。これを受けて、出版界では児童向けのローマ字絵本や教科書が盛況となった。
本展示では、神田佐野文庫からローマ字関係資料11点を選び、その複製によって、ローマ字の歴史と文化を振り返ります。

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展示資料(複製) |
発行年 |
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1『羅馬数字綴法』 飯田正宣摘訳 筑摩県松本深志 高美甚左衛門刊 |
1876 |
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2『Warera No Shu Iyesu Kirisuto No Shin Yaku Zen Sho』ヘボン訳 横浜 米国聖書協会刊 |
1880 |
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3『Wampaku Monogatari』 W.ブッシュ著 東京 羅馬字会 丸善社書店刊 |
1888 |
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4『The Book of Psalms English and Japanese』ヘボン訳 横浜 製紙分社刊 |
1888 |
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5『和英袖珍字彙』 高橋五郎著 東京 十字屋(岩藤錠太郎)刊 |
1888 |
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6 Léon Caron, Benkyôka no tomo. Hongkong,Imprimeur de Nazareth. |
1892 |
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7『Iesus Christo Sei Fukuin-Sho』(日羅対訳マタイ伝) 東京大司教P.-M.オズーフ允許 横浜 |
1896 |
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8 Takatori-Naoichi, Rômaji manabi no shiori.京都 京都市教育会刊 |
1936 |
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9『ローマ字の話』 岡倉由三郎著 福原麟太郎編 東京 研究社刊 |
1946 |
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10『ローマ字アルバム Rômazi-Arubamu』 河目悌二・新井五郞画 東京 講談社 |
1947 |
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11『みんなであそぼう1』 鬼頭礼蔵著 東京 ローマ字教育会刊 |
1949 |
神田外語大学日本研究所客員教授 松田 清
1947年愛知県生まれ。京都大学名誉教授。研究分野は、日本洋学史、日欧知識交流史、書誌学、近世京都学。主な著書に『洋学の書誌的研究』(臨川書店、1998)、『訓読豊後国志』(共編、思文閣出版、2018)、『京の学塾(まなびや)山本読書室の世界』(京都新聞出版センター、2019)、『日本広東学習新語書の研究』(共著、神田外語大学日本研究所、2025)などがある。
参考リンク
神田外語大学 https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/
神田外語大学 日本研究所 https://kuis.kandagaigo.ac.jp/rijs/
神田外語グループX(旧Twitter) https://x.com/kandag_official
本件に関する報道関係の方の問い合わせ先
神田外語グループ(学校法人佐野学園) グループコミュニケーション部
TEL : 03-3258-5837(平日9:30~17:00)
FAX : 03-5298-4123
E-mail : media@kandagaigo.ac.jp
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