【最新オフィスマーケットレポート発表】オフィス空室率 前月から小幅に低下依然として5%台目前で推移
募集賃料 横ばい傾向
※1:大規模ビル=1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※調査時点:2024年1月末現在および各年12月31日時点
※本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます https://www.sanko-e.co.jp/data/
東京都心5区 大規模ビル 空室率&潜在空室率
空室率 前月から小幅に低下 依然として5%台目前で推移
空室率は前月比マイナス0.06ポイントの4.91%と、前月から小幅に低下した。1月は大規模ビルの新規供給がなく、既存ビルで館内増床等により空室床の消化が進んだが、空室率は引き続き5%台目前で推移している。潜在空室率は前月比プラス0.20ポイントの7.60%となった。自社ビルへ移転するテナントの大口の募集床が生じ、主な上昇要因となっている。
<空室率&潜在空室率>
東京都心5区 大規模ビル 募集賃料&募集面積
募集賃料 横ばい傾向 28,000円/坪前後での小幅な動きが続く
募集賃料は前月からわずかに上昇したものの、28,000円/坪前後での小幅な動きが続き、横ばい傾向が継続している。リーシング活動が長期化しているビルや大口の募集床を抱えるビルを中心に、テナント誘致を目的とした賃貸条件の緩和やキャンペーンが行われている。
<募集賃料&募集面積>
東京都心5区 大規模ビル 新規供給面積
2025年には再び20万坪超の大量供給
2023年の新規供給は20万坪超の大量供給だった。2024年は10万坪と昨年の半分程に止まる見込みだが、2025年には再び20万坪超の大量供給が予定される。2025年の供給は2023年同様、港区に集中しており、都心5区内での供給量の差が大きくなる見込みだ。
<新規供給面積>
アナリストの視点
昨年竣工した大規模ビルでは全体で8万坪超の募集床が残っており、そのうち港区が9割を占める。今年の新規供給は比較的低水準に止まるものの、現時点の内定率は3割程とみられ、昨年竣工したビルに残る募集床と競合することになる。2025年の大量供給を控え、まとまった面積の募集床が残る現状には注意が必要だろう。(市場調査部 今関豊和・津田宏美)
6大都市 空室率 募集賃料(大規模ビル)
<空室率の推移(6大都市 大規模ビル)>
<募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)>
三幸エステートHP:https://www.sanko-e.co.jp/
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三幸エステート株式会社(1977年5月17日設立)は、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしています。最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、オフィスに関するあらゆるニーズに幅広くお応えしています。
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