直木賞受賞『蜜蜂と遠雷』大型重版(20万部)決定!
20万部増刷で累計27万部に!!
第156回直木賞受賞作品である『蜜蜂と遠雷』の大型重版(20万部)が決定いたしました。
制作裏話を明かす編集者コメントも公開中です。
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株式会社幻冬舎(本社:東京都渋谷区、代表取締役:見城徹)は第156回「直木三十五賞」を受賞した『蜜蜂と遠雷』(恩田陸著/本体1800円)の重版(10刷 20万部)を決定いたしました。累計発行部数は27万部となります。
昨年秋に刊行されてからすぐに、全国の読者からの感動と驚嘆と、そして感謝の声が寄せられ続けており話題となっていた本作品。今回の直木賞受賞発表後、即大型重版を決定いたしました。
◆作品概要
構想から12年、
取材11年、執筆7年。
著者渾身、
文句なしの
最高傑作!!
私は、まだ音楽の神様に愛されているだろうか。
3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。
「芳ヶ江を制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた——。
自宅にピアノを持たない少年・風間塵16歳。
天才少女としてCDデビューもしながらも、母の突然の死去以ピアノが弾けなくなった栄伝亜夜20歳。
音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマン 高島明石28歳。
完璧な優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。
彼ら4人をはじめとする数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。
第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?
◆著者略歴
1964年、宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞および第2回本屋大賞を受賞。06年『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞を受賞。07年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞を受賞。著書多数
◆編集者コメント
「構想12年、取材11年、執筆7年」とは『蜜蜂と遠雷』のプレスリリースや新聞広告で使ったフレーズで、恩田陸さんの担当歴20年以上になる私にとっても半分以上の年月この作品に携わり、3分の1の年月、月刊連載原稿の催促を続けていたことになります。
長く一つの作品にかかわるといろいろなことがあるわけで、その最大が3年に1回、開催される浜松国際ピアノコンクールへの4度もの取材です。ふつうは4度も取材しません。取材といってもバックステージを観察するようなことはほとんどなく毎日、会場の座席に身を沈め朝9時から夕方まで審査員でもないのにひたすらピアノ演奏を聴き続けるだけです。2回目以降、毎度「先生また行きたいんですか!?」と呆れたふりをしながらも、じつは無類のクラシック音楽好きの私は、しめしめとひじょうに楽しみにしていました。まさに役得です。
この作品で私がやったことは原稿の催促以外なにもありませんが、4度の取材には音楽好きの私でなかったら、つきあえなかったかもしれません。それが作品のコクのようなものになっているといいのですが……。
『蜜蜂と遠雷』
著者:恩田陸
定価:本体1,800円+税
特設サイト:http://www.gentosha.jp/articles/-/7081
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