累計30万部突破!人気シリーズ『活版印刷三日月堂』著者最新刊!「連句」という不思議な場に広がる共感と勇気 新シリーズ始動『言葉の園のお菓子番 見えない花』ほしおさなえ 著 3月12日発売
株式会社大和書房(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤 靖)は『言葉の園のお菓子番 見えない花』(ほしおさなえ 著)を2021年3月12日に発売いたします。
■2020年読書メーターオブザイヤー人気シリーズで1位を獲得した著者の最新刊!
2020年読書メーターオブザイヤー、人気シリーズランキングで堂々1位を獲得した人気シリーズ「活版印刷三日月堂」(ポプラ文庫)を手掛けた著者ほしおさなえさんの新シリーズが始動。『言葉の園のお菓子番 見えない花』を発売いたします。
■元書店の主人公が“連句”を通じて人や言葉に出会い成長していく物語
勤めていた書店が閉店し、職を失い、実家に戻ることにした主人公・一葉(かずは)は、連句が趣味だった祖母が亡くなる前に本棚のノートを読んで欲しいと言っていたことを思い出す。ノートには、お菓子の名をつらねたリストがはさんであり、その裏には一葉に宛てた手紙が書かれていた。
一葉へ。
ずいぶん具合が悪くなってしまって、やっぱり歳だね。おばあちゃんはもうここに戻れないかもしれません。
いつか「ひとつばたご」に行って、わたしのことを伝えてくれるとうれしいです。そのときはこのお菓子を持っていってください。お菓子番がいなくなって、みんな困っているかもしれない。
ずっと楽しかった、ありがとう。皆さんにそう伝えてください。 治子
季節に応じて様々な和菓子を手に連句会に通っていた祖母の遺志を継ぎ、一葉はお菓子を手に連句会に向かう。
連句とは… 俳句はひとりで作るもの。でも連句は、複数の人が集まって作る。だれかの作った五七五に別のだれかが七七を付ける。それにまた別のだれかが五七五を付けて、というふうにつなげていく遊びなのだ。(本文略)
お菓子番とは… 連句の席は長く、お昼からはじまって、夜までかかる。だから途中でおやつも出るし、終わったらみんなで食事にも行く。一葉の祖母は、自分のことを会にお菓子を持っていく“お菓子番”だと語っていた。
■実在する有名和菓子が色を添える
物語に登場する和菓子は実在する有名和菓子です。季節に応じた和菓子がとても美味しいそうに描かれ、物語に色を添えます。
言葉が、想いが、人が、大切なものが繋がっていく―――。
勤めていた書店が閉店することになり、書店員の職を失った主人公・一葉は、
亡くなった祖母の遺した手紙をきっかけに「連句会」という不思議な場と出会う。
はじめは戸惑いながら参加していたが、徐々に連句の魅力に惹かれていく一葉。
連句会での出会いは、新たな出会いを呼び、一葉の世界は広がっていく。
温かな共感と勇気が胸に満ちる感動作。
注目著者の新シリーズ!2021年読んでおきたい1冊!
言葉が、想いが、大切な人が、まるで連句のように繋がり、未来へと踏み出す勇気が胸に満ちてくる心温まる1冊です!
【目次】
春の香りの
一等賞になれなくても
パン屋さんと月
浮き世の果て
海のブルース
見えない花
【著者略歴】
ほしおさなえ
1964年東京都生まれ。作家・詩人。1995年『影をめくるとき』が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2 0 16年『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が第5回静岡書店大賞を受賞。主な作品に、ベストセラーとなった「活版印刷三日月堂」シリーズのほか「菓子屋横丁月光荘」「紙屋ふじさき記念館」シリーズ、『三ノ池植物園標本室』(上下巻)、『金継ぎの家 あたたかなしずくたち』など多数がある。
【書籍概要】
書名:言葉の園のお菓子番 見えない花
著者:ほしおさなえ
出版年月日 2021/03/12
判型・ページ数 文庫・304ページ
定価 本体700円+税
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