【リモートワークに戻りたい思う瞬間ランキング】男女502人アンケート調査

リモートワークに戻りたい思う瞬間に関する意識調査

Biz Hits

株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、リモートワーク経験者502人を対象に「リモートワークに戻りたいと思う瞬間に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

一度リモートワークを経験した人の中には、「もう一度リモートに戻りたい」と感じたことがある人も多いでしょう。

そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するBiz Hitsオンラインアシスタント( https://bizhits-assistant.com/ )は、リモートワーク経験者502人に「リモートワークに戻りたいと思う瞬間」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

調査結果に対して、うちやま社会保険労務士事務所( https://uchiyama-sr.net/ )特定社会保険労務士の内山美央氏よりご考察いただいております。

※データの引用・転載時のお願い

本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「Biz Hitsオンラインアシスタント」の公式サイトURL( https://bizhits-assistant.com/ )へのリンク設置をお願い致します。

【調査概要】

調査対象:リモートワーク経験者

調査期間:2025年4月18日~30日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:502人(女性310人/男性192人)

回答者の年代:20代 19.5%/30代 39.3%/40代 24.9%/50代以上 16.3%

【調査結果サマリー】

・リモートワークに戻りたいと思う瞬間1位は「通勤途中」

・出勤再開で困ったことは「家事育児との両立が難しかった」

・リモートでできると思う仕事は「資料作成」

リモートワークに戻りたいと思う瞬間1位は「通勤途中」

リモートワーク経験者502人に「リモートワークに戻りたいと思う瞬間」を聞いたところ、圧倒的1位は「通勤途中(53.4%)」で、半数以上の人から回答を得ました。2位「人間関係に疲れたとき(12.0%)」、3位「悪天候の日(9.6%)」が続きます。

職場に行くまでの時間帯で、すでにリモートワークが恋しくなるという人が多数。出勤するまでの準備や疲労・負担感が、リモートワークと出社では違うとわかります。

また職場内では、リモートワークではあまり感じない人間関係のストレスや周りからの干渉に悩んでいることが多いと伺えます。

<1位 通勤途中>

・満員電車に乗っているとき。人身事故などによる電車遅延があったとき(20代 女性)

・渋滞や電車の遅延で、通勤に時間がかかるとき(30代 女性)

・平日朝起きて駅に向かい、満員電車に揺られて隣の人と肩がぶつかった瞬間に、「ああ、リモートワークがよかった」と涙が出そうになります(40代 男性)

リモートワークなら、通勤のストレスがありません。そのため、長時間の移動や混雑した電車内などの通勤に伴う肉体的・精神的ストレスが、リモートワークを恋しく思う大きな理由です。

リモートワーク期間中に感じなかった大きな負担が復活したことから、ギャップに疲れ、リモート復帰を願う人も多いとわかりました。

<2位 人間関係に疲れたとき>

・職場で周囲に気を使いながら過ごしていると、「リモートワークに戻りたい」と思うことがありました。雑談のタイミングや、フリーアドレスで座る座席など。直接業務に関係のないことで疲弊する部分も多いように感じていました(20代 男性)

・職場の人間関係が面倒だなと感じるときです。意味のない会話や一緒にご飯を食べる時間など、ものすごく無駄に感じます(30代 女性)

・上司の嫌味や小言を聞いているとき(40代 男性)

リモートワークでは、基本的に自宅でひとりで作業します。職場のように雑談をもちかけられることはあまりありませんし、「上司が部下を叱っている声」「同僚同士が言い争っている声」も聞こえません。

そのため業務外で上司や同僚とコミュニケーションをとるのが苦手な人や、職場が悪い雰囲気になったときに辛い人などは、リモートワークによってストレスを感じにくくなります。

リモート期間中に小さく押さえられていた人間関係の摩擦が、出勤で顕在化し、疲れている人も多いことが伺えます。

<3位 悪天候の日>

・雨の日に、傘をさして出勤するとき(20代 女性)

・自転車通勤のため、天候が悪い日は「リモートがいい」と思う(40代 男性)

・2月後半、花粉が飛び始めて目がかゆくなり、鼻水が出始めたとき。花粉症である自分にとっては、自宅で仕事ができると、とてもありがたいと思ってしまいます(50代以上 男性)

とくに出勤が辛くなるのは、大雨や強風などの悪天候の日です。歩くのが大変だったり、雨に濡れてしまったりするからですね。雨の日は、電車内の湿気や臭いで気分が悪くなるという人もいます。

また悪天候とまでは言えないまでも、花粉が飛んでいる日や暑さ・寒さが厳しい日なども、通勤は大変です。

<4位 周囲のせいで集中できない>

・職場で後輩の質問に答えているうちに、定時を迎えてしまったとき。自分の仕事に集中できず思うように進まないため、残業してひとりの時間を作って自分の仕事をしています(20代 女性)

・職場で事務作業中、同僚や上司に手を止められることが多く、自分のペースで黙々と作業に集中できない(30代 女性)

・出勤していると、誰かしら質問をしてくるので、自分の時間を奪われる。役員説明資料を作らないといけない時期に、なぜか多い(50代以上 男性)

リモートワークでは質問や声掛けもチャットやメールなので、集中したいときには対応を後回しにでき、基本的に自分のリズムで仕事を進めることが可能。しかし職場で働いていると、「同僚から質問される」「上司から呼び出される」「電話がかかってくる」などの邪魔が入ります。

結果として自分のペースが乱されてしまうため、集中できる時間が確保しにくくなります。集中したいのにできないと感じたときに、リモートワークに戻りたくなる人も多くなりました。

<5位 身支度の途中>

・朝早く起きて、外出用のメイクやヘアセットなどの作業をしているとき(30代 女性)

・毎日服装を考えるときに、本当に嫌になります。外に出たら服は汚れるし花粉もつくし、洗濯物も増えます(40代 女性)

・蒸し蒸しした気候の中、ネクタイを締める瞬間(50代以上 男性)

出勤前には身なりを整える必要があり、男性であれば髭を剃ったりネクタイを締めたり、女性であればメイクしたりします。リモートワークであればあまり服装に構わなくてもいいので、職場に行くための外出が手間に思えるようになった人も多くなりました。

また、子育て中で「朝、子どもの準備を急かしながら自分も準備するのが大変なので、リモートワークに戻りたい」という人もいます。

<6位 起きてすぐ>

・毎日出社のために朝早く起きるとき(20代 男性)

・毎朝定刻に起きた瞬間、「今日も行くのか」と思ってしまう(40代 女性)

・早起きが苦手なので、朝がとてもキツい(50代以上 女性)

朝の早起きが辛いという声は、年代問わず多くなっています。

多くの職場では「何時までに出勤」というルールがあるので、出社時間と通勤にかかる時間に合わせて起きる必要があります。通勤時間がかからないリモートワークよりも早く起きる必要があるため、起きるときに「リモートワークならもっと寝れるのに」と感じ、リモートが恋しくなる人も多くなりました。

とくに早起きがもともと苦手な人や、残業が多いなどの理由で寝るのが遅い人にとっては、辛いと想像できます。

<7位 体調が悪い日>

・つわりでしんどいとき(20代 女性)

・メニエール病でいつ眩暈が発生するか不安であるため、リモートワークに戻りたいと感じます(30代 男性)

・生理痛が悪化したとき。座っている状態が辛く、横になりながら仕事をしたいほど倦怠感が強くなったとき(30代 女性)

リモートワークであれば多少体調が悪くても、横になるなど楽な姿勢で無理なく仕事ができ、適宜休憩も可能です。またしんどくなって早退したあとも、電車に揺られて帰宅する必要がなく、すぐ家で休めます。

持病を抱えている人や生理痛・PMSがひどい女性にとって、リモートワークのメリットは大きかったことがわかりました。

出勤再開で困ったことは「家事育児との両立が難しかった」

出勤再開で困ったことの1位は「家事育児との両立が難しかった(23.7%)」です。2位「体力的にキツかった(20.7%)」も20%を超え、多くなっています。

3位「通勤が辛く感じた(11.2%)」、4位「自由時間が減った(10.4%)」、5位「睡眠時間が減った(10.2%)」が続きます。

・自分の自由時間が減った。家事を要領よく進めて両立したいが、片付けや掃除をする時間が減ってきて要領よくできない(40代 女性)

・リモートワーク中は家事もこなしていたが、なかなかできなくなった。掃除がおろそかになった(50代以上 男性)

・出社するだけでストレスを感じたり、体力的にも疲れを感じたりするようになった(30代 女性)
・睡眠時間が減り、体調や仕事のパフォーマンスに影響が出た(20代 女性)

・外食が増え、出費が増えたこと。余計な仕事が増え、残業が多くなったこと(40代 男性)

リモート期間中に得た「生活リズム」「効率の良さ」「時間の余裕」が失われ、不満を感じている人が多くなっています。

生活の柔軟性や余裕が減ってしまう理由としては、やはり通勤に時間を奪われることが大きな要因だと推測できます。通勤時間がないことで、「休憩時間に家事ができる」「すぐ子どものお迎えにいける」「十分な睡眠時間を確保する」など、時間を効率的に使えるからです。

出勤を再開して余裕がなくなり、疲労感やストレス、パフォーマンスの低下を感じている例も多数。もとに戻っただけなのに、前より辛く感じたという声も複数あり、リモートワークの快適さを体験することで、今まで当たり前だった出勤が辛く感じるようになった人も多いことがわかりました。

リモートでできると思う仕事は「資料作成」

リモートワーク経験者502人に「リモートでできると思う仕事」を聞いたところ、1位は「資料作成(44.6%)」でした。2位「会議(41.8%)」も40%を超え、1位と2位が突出しています。3位は「ほぼすべて(11.4%)」となっています。

・工場などの現場作業以外は、何でもリモート可能だと思います。私は総務なので、「書類作りやミーティングなどはリモートでよい」と今でも思っています(40代 男性)

・基本的にパソコンがあればどこでもひとりでできる作業が多かったので、ほぼすべてです。もう少し社内でミーティングシステムが整っていれば、会議なども顔を突き合わせる必要はないかなと思っていました(30代 女性)

・全部の仕事がリモートで対応可能です。もともと海外とやりとりすることが多いですし、対面でしか言えないような内容もないので、わざわざ出社する必要がないです(40代 女性)

・会社の公開メールに届くお客様からの問い合わせ・要望への返信業務は、リモートでいいと感じております(20代 男性)

・定例会議で発言者が限られていたり、質疑応答の少ない一方的な報告が中心だったりする会議は、わざわざオフィスに集まる意味が薄いと感じます。チャットツールやドキュメント共有ツールでの情報共有で済む可能性があります(50代以上 男性)

「担当している仕事のほぼすべて」「事務作業全般」と答えた人も多く、とくにバックオフィス部門では、多くの業務がリモートで十分対応可能だという認識が広がっているとわかります。

1位「資料作成」と2位「会議」は、それぞれ40%以上の回答者がリモート可能と答える結果に。顔を見ながらの会話や情報共有がオンラインでできる現在、「PCと通信環境があれば、オフィスにいる必要はない」という実感が背景にあると考えられます。

アンケート結果からは、実際にリモートを経験し、「リモートでできるじゃん」「むしろリモートワークのほうがはかどる」と、リモートワークの有効性と効率性を体感した人も多いことが伺えました。

一方で、合意形成が難しそうな会議などについては、リモートではなく現地で行うのがふさわしいという声も寄せられています。

まとめ

リモートワーク経験者が「戻りたい」と感じる瞬間の多くは、出社の準備や通勤途中といった職場に行くまでの負担を感じた瞬間です。通勤電車が混んでいたり止まったり、悪天候で家から出るのが嫌になってしまったりするときに、リモートワークに戻りたいと感じる人が多いとわかりました。

また職場に着いてからも、予期せず仕事を中断させられることなどによって、リモートのほうが快適と感じやすくなります。

「担当している仕事は全部リモートでできるとわかったから、もうリモートでいいのに」と思っている人もいて、リモートワークの快適さや効率性についての理解が浸透していることが伺える結果でした。

▽内山美央氏の考察

本調査結果からは、リモートワークの快適さが、通勤や人間関係によるストレスと対比される形で、改めて浮き彫りとなりました。体調や家庭との両立に関する声も多くあり、リモートワークが多様な事情を抱える従業員に寄り添える、柔軟な働き方であることを示しています。働き方の見直しを検討する企業にとって、貴重なヒントとなるでしょう。

ただし、リモートワークを導入・継続するには、勤怠管理や評価方法、情報セキュリティ、コミュニケーション手段など、多方面でバランスの取れた制度設計を行うことが不可欠です。業務によってはリモートに適さないケースもあるため、業種や職種の特性に応じた適切な運用ルールの整備が重要となります。

▽監修者紹介

内山 美央

うちやま社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士 

https://uchiyama-sr.net/ 

新卒3年目で社会保険労務士試験に合格。人事系ベンチャー企業にて勤怠管理システムの営業・導入コンサルティングに従事した後、大手事業会社の人事部にて人事制度改革や労務DXの推進を担当。 独立後は経験を活かし、企業のIT導入支援やリモートワーク・フレックスタイム制の導入、育児・介護休業制度の構築など、業務の効率化と、誰もが働きやすい職場づくりに取り組んでいる。

※データの引用・転載時のお願い

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■株式会社ビズヒッツについて

当社では、求人サイトをはじめ、人材支援サービスやビジネスメディアを運営。

また、上記サービスを運営する中で得た知識と経験を元にコンサルティング業務も行っております。

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■会社概要

社名   : 株式会社ビズヒッツ

所在地  : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21

代表者  : 代表取締役 伊藤 陽介

設立   : 2009年1月19日

資本金  : 300万円

事業内容 : 求人情報サイト・WEBメディアの運営・コンサルティング

URL   : https://bizhits.co.jp/company/

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業種
情報通信
本社所在地
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代表者名
伊藤陽介
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2009年01月