【佐賀市】水陸両用草刈機で河川清掃に挑戦!
河川清掃の負担軽減を目指し、市内2か所で実証実験を実施
佐賀市は、10月14日に市内の水路で水陸両用草刈機を使用した実証実験を実施しました。
今回の実証実験では、河川の葦(よし)の草刈りと回収や、水面に浮かぶ植物の回収等への活用を検証しました。
地域の河川清掃を支える人々の高齢化や担い手不足が課題となる中、市では川掃除を担う皆さんの作業負担を軽減するため、新たな技術の活用可能性を探っています。


地域の河川清掃を支える人々の負担を減らしたい
市内の河川や水路では、地域の皆さんによる清掃活動が行われています。
しかし、地域の高齢化や担い手不足が進む中、これまでと同じ方法で河川清掃を続けていくことが難しくなりつつあります。
特に、河川や水路に生い茂る草の刈り取りや回収などは、多くの人手と労力を必要とする作業です。
こうした課題への対応策の一つとして、今回、市が着目したのが水陸両用草刈機です。
水陸両用草刈機とは?

今回の実証実験で使用した水陸両用草刈機は、水辺を走行したり、水面に浮かびながら草刈りなどの作業を行うことができます。
機体には作業員が乗り込み、前方に取り付けられた刈り取り装置を操作して、水辺に生い茂る草を刈り取ります。
水路の中から草刈りができることが特徴で、人の手による作業では負担が大きい場所での活用が期待されます。
今回の実証実験では、こうした機械の特徴を生かし、実際の水路でどのような作業ができるのかを確認しました。
市内2か所で実証!異なる作業で活用の可能性を検証
① 紺屋川|生い茂る葦の刈り取りに挑戦!
午前は、佐賀市紺屋町の紺屋川で実証実験を行いました。
実験前の水路は、両側から葦(よし)が生い茂り、水面が見えにくくなっている状態でした。
実証実験では、作業員が水陸両用草刈機を操作し、水路内を移動しながら、機体前方の刈り取り装置で葦を次々と刈り取っていきました。
機械が進むにつれて、伸びた葦が刈り倒され、作業前と比べて水面が広く見えるようになりました。
また、今回は草を刈るだけでなく、アタッチメントを交換して刈り取った草を集める作業も実証の対象とし、河川清掃の一連の作業への活用可能性を確認しました。


② 久保田町|水面に浮かぶ植物を回収!
午後は、佐賀市久保田町の水路で実証実験を行いました。
こちらでは、紺屋川で行った葦の刈り取りとは異なり、水面浮遊植物のホテイアオイを集める作業を実証しました。
水路では、場所によって植物の種類や生育状況が異なるため、それぞれの環境に応じた清掃作業が必要になります。
今回、草の刈り取りと水面浮遊植物の回収という異なる作業を行うことで、さまざまな河川・水路での活用可能性を検証しました。


これからも続けられる河川清掃を目指して
佐賀市には、「クリーク」と呼ばれる水路が張り巡らされています。こうした水路の水草を取り除き、水の流れを保つことは、大雨への備えにもつながる重要な取り組みです。
市では、今回の実証実験で確認した作業状況などをもとに、水陸両用草刈機の有効性や実際の河川清掃への導入可能性を検討しています。
地域の皆さんによる河川清掃活動を将来にわたって継続できるよう、安全性や費用面なども検証しながら、作業の負担軽減や省力化・効率化に向けた取り組みを進めていきます。
実証実験の概要
実施日: 2026年10月14日(水)
実施場所・内容:
紺屋川(佐賀市紺屋町):葦の刈り取り・回収
久保田町水路(佐賀市久保田町大字久富):水面浮遊植物のホテイアオイを回収
使用機械: 水陸両用草刈機
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